土曜のデザインインスピレーション #26【Muzli】
- 土曜のデザインインスピレーション
- 翻訳転載
「自宅以外で集中して作業できる場所がほしい!」という方へ。
コワーキングスペースの利用を検討してみてはいかかでしょうか?
この記事では、コワーキングスペースにまつわる以下の点を詳しく解説していきます。
ノマドワーカーや個人事業者の方はぜひこの記事を参考にしてみてください!
「共同で作業する(Co-Working)場所(Space)」を、コワーキングスペースと言います。
ノマドワーカーや個人事業者、テレワークや在宅勤務をしている会社員など、仕事をする上で場所の縛りがない方が多く利用しています。
利用者の職種はテック系のほか、デザイナー、編集者、ライターなどさまざまです。異なったバックグラウンドを持つ人が同じ場に集うことで、自身が知らなかったことを知れたり、会話を通して新たなアイデアが生まれたりします。
またコワーキングスペースは、共同で使えるコピー機や会議室などが用意されている場合も多いです。オフィスを借りるより費用を抑えられるだけでなく、業務に必要なものはカフェよりも充実しています。
コワーキングスペースの類似施設として、シェアオフィス、レンタルオフィス、サテライトオフィス、バーチャルオフィスなどが挙げられます。
以下で5つの施設の違いを簡単にまとめてみました。
(※施設によってそれぞれの定義は微妙に異なるため、気になる施設がある場合はぜひ一度問い合わせてみましょう)
コワーキングスペース | シェアオフィス | レンタルオフィス | サテライトオフィス | バーチャルオフィス | |
個室の有無 | ✖️ | 施設による | ◯ | 施設による | ✖️ |
設備の共有 | ◯ | ◯ | ◯ | ✖️ | ✖️ |
コミュニケーションの有無 | ◎ | ◯ | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
とくにコワーキングスペースとシェアオフィスは同義として扱われることが多いです。詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
コワーキングスペースとシェアオフィスの違いとは?表で分かりやすく解説!
Workship MAGAZINE
コワーキングスペースの相場は、ドロップインであれば1,000〜2,000円、月額制であれば2万〜3万円です。
東京都内でオフィスを探すと、どんなに安くても4〜5万円は必要になる上、安い物件は条件が悪いことが多いです。(老朽化が進んでいる、駅から遠い、狭いetc…)
一方でコワーキングスペースをオフィス代わりにすれば、費用が安く済むだけでなく、よい環境で作業を行えます。
またオフィスを借りる場合に発生する保証金や設備費を負担する必要がないので、初期費用を大幅に抑えられるメリットも。
コワーキングスペースには以下の2つのプランがあります。
コワーキングスペースを1時間から利用できるプランです。料金が安いことが特徴で、なかには無料の施設も。
コワーキングスペースの雰囲気や清潔さ、コミニティの質を実際にたしかめてみたい方におすすめです。
月額料金を支払えば、その期間中はコワーキングスペースが使い放題になるプランです。
会員制の中にも、「フルタイム利用のプラン 」「平日デイタイムだけのプラン」「週末だけのプラン」などがあります。施設によって設けているプランの内容が異なるので、気になるコワーキングスペースがあればチェックしてみてください。
また会員制はドロップインよりも設備やサービスが充実している場合が多いです。たとえば会員になると以下のような特典がつく場合があります。
頻繁にひとつのコワーキングを利用する場合や、手厚いサービスを受けたい方は会員制の利用がおすすめです。
ひとつのワークスペースで複数の人が作業をするため、利用者同士のコミュニティが自然と形成されていきます。
とくにコワーキングスペースは、シェアオフィスと比べてコミュニティ形成を重視する傾向があります。同業者の方と情報交換ができるだけでなく、異業種の方から刺激をもらい、新たなアイデアが生まれることも。
さまざまな人が集うからこそ得られる人脈や知見があるので、新たなコミュニティを求めている方に最適な施設です。
電源やWi-Fi、複合機(コピー、スキャナー、FAX)などの基本的な設備は、ほぼ全てのコワーキングスペースに用意されています。
また、施設によっては以下のような設備が整っていることも。
・会議室
・ホワイトボード
・個室
・ドリンクバー
・ライブラリ
・ゲストラウンジ
・ロッカー
・シェアキッチン
・宿泊施設
これらの設備の有無はコワーキングスペースごとに異なります。設備の有無をコワーキングスペース選びのポイントにするものよいですね。
東京都内にあるコワーキングスペースの多くは駅付近に立地しています。
また会員登録をすれば複数の店舗を利用できるシステムもあるので、出張のときにも作業する場に困らずに済むでしょう。
コワーキングスペースによっては、定期的にイベントやセミナーを開催している施設もあります。内容はソーシャルデザインやフォトショップ、まちづくり、交流会などさまざま。
新たな知見を得るだけではなく、人脈作りにもぜひ活用してみてください。
コミュニティ作りのために利用する方もいるため、コワーキングスペース内での会話は活発な場合が多いです。
さまざまな人が集まるがゆえに、自身のビジネスとは関係のない話や、プライベートの話が聞こえてくる可能性もあります。
周りの雑音が気になる方の利用はおすすめしません。
コワーキングスペースのなかには作業スペースが狭い施設もあります。また普段は広々と使えても、週末の混雑時には作業スペースが狭くなってしまうことも。
ドロップインを利用して、快適に利用できるかを実際に確かめのが良いでしょう。
コワーキングスペースは不特定多数の人が出入りするため、オフィスよりも情報漏洩のリスクが高まります。機密情報を扱うときは細心の注意を払いましょう。
【スクリーンセーバーを10分以内にする】
席を空けるときに、他人にスクリーンを盗み見られるのを防ぐためです。デフォルト設定では20分になっている場合が多いので、設定を10分以内に変更しましょう。
ただスクリーンセーバーを5分以下にした場合、作業中にスクリーンセーバーが起動してしまう可能性もあるので気をつけてください。
【ファイルは暗号化し、Wi-Fiのセキュリティ強度を確認する】
通信環境から情報が漏れるリスクもあります。メール添付やチャットツールのファイル送信のときは、ファイルを暗号化するとよいでしょう。
また、セキュリティ保護されていないWi-Fiは業務利用しないのが望ましいです。
以下の記事では、コワーキングスペースのメリット&デメリットをより具体的に解説しています!気になる方はぜひ参考にしてみてください。
コワーキングスペースのメリット&デメリットは?1時間からドロップインできる施設もご紹介!
Workship MAGAZINE
2018年時点で、東京都内だけでも300個以上のコワーキングスペースが存在します。
それぞれ特徴もさまざまで、コワーキングスペースによって利用者層も全く異なります。
コワーキングスペースを利用する前には、以下のポイント確認してミスマッチを防ぎましょう!
またこの他に、ネット上だけでは分からない情報(コミュニティの質、清潔感、雰囲気、混雑度、周辺立地)も存在します。これらを確かめるにはドロップインなど、実際の利用がおすすめです。
以下の記事では、現地レポート付きのコワーキングスペースの紹介をしているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
取材あり!東京都内おすすめコワーキングスペース地域別まとめ【2023年版】
Workship MAGAZINE
コワーキングスペースについての知識は深まりましたか?
コワーキングスペースを利用して、ぜひご自身のビジネスに活かしてみてください!
(執筆:Workship MAGAZINE編集部 編集:Kimura Yumi、Sansui Riho)
日本国内のコワーキングスペースの市場規模は?今後の動向も解説!
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【漫画】コワーキングスペースで働いていたスタッフの話 ①独立とバイトが一緒にやってきた!
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東京都内で法人登記ができるコワーキングスペース30選
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