L4Sで低遅延インターネットは実現できるか?
概要
本セミナーではインターネットの遅延を低減するL4Sサービスについて解説します。L4Sは、"Low Latency, Low Loss, Scalable Throughput"の略で、インターネットで通信遅延を大幅に減らすことのできる技術としてIETFでの標準化が進んでいます。技術的には、DCTCPと同様にECNを拡張して輻輳マーキングとトランスポートのウィンドウスケーリングを組み合わせることで低遅延を実現するもので、広域インターネットで既存のトラフィックと共存する設計に主眼が置かれています。ここでは、L4Sのアーキテクチャを解説し、AppleやComcastなどの取り組みについて紹介して、L4Sの今後を展望します。
Low Latency, Low Loss, and Scalable Throughput (L4S) is being standardized by IETF to reduce network latency. The architecture combines a new use of the ECN fields with scalable transport protocols, and designed for incremental deployment. This talk explains the basic concept and key features of L4S, and discusses its potential and limitations.
本セミナーは日本語での発表となります。
The talk will be in Japanese.
会場について
受付
- 入館には受付が必要になります。飯田橋グラン・ブルーム2階受付階に専用窓口を開設しますので、スタッフにお声がけください。受付開始は17:45を予定しています。
- 【重要】本日の受付は、18:15で終了致します。その後は、受付が閉まりますので、入館できません。17:45~18:15の間で受付を済ませて頂きますよう、宜しくお願い致します。
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