デザインシステムとは何か? 歴史から紐解くその効果
- デザインガイドライン
- 翻訳転載
デザインガイドラインとは、デザインを進めていくときのルールを定めたドキュメントです。
色や文字、インタラクションやレイアウトについてのルールが厳密に記載されていて、企業ごとに設定されている場合が多いです。
デザインガイドラインを定めることで、複数のデザイナーがいたとしても、ガイドライン通りにデザインを進めることで全体の統一性、品質を担保できます。全体が統一されていることで、ユーザーが期待する操作性、美しさを実現することができ、対象プラットフォームの最適なUI設計をおこなうことに役立ちます。
またAppleやGoogleといった世界的大企業は、デザインガイドラインを外部公開しています。彼らが長年蓄えたデザイン知見にアクセスすることができるため、信頼できるUI設計のヒントを得られるでしょう。
各社のデザインガイドラインは以下の通りです。
■Material Design(Google)
Googleのデザインガイドラインで、どのデザインでも共通して使いやすいデザインがまとめられています。特徴としては、各要素が物質的に捉えられており、影や奥行きが表現され、ユーザーの「直感的な操作」を実現するデザイン原則がまとめられています。
■Human Interface Guidelines(Apple)
iOS7以降のAppleのフラットデザインの原則がまとめられています。根本的なAppleのデザインの考え方を記載したうえで、macOS(Mac)やiOS(iPhone)といったデバイスごとの4つのOSに分かれてデザインテーマがまとめられているのが特徴です。
類似概念として「デザインシステム」があります。デザインのルール原則に加えて、パターンライブラリや具体的なコンポーネントまで備えたデザインシステムに対して、デザインガイドラインはあくまでルールをまとめたドキュメントです。
・UI/UX
・アプリデザイン
・カラーパレット
・デザインシステム
・フレームワーク