時代を超えて使われているマーケティングモデル12選
企業の方向性を構造化し、従業員に戦略を伝えていくのに欠かせないマーケティング。長い年月をかけて、これまで数多くのマ...
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- ビジネスモデル
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LTVは「Life Time Value」の略称で顧客生涯価値と訳されます。ある顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益を指す値です。
LTVが重視されるようになった背景には、市場のコモディティ化や企業の収益モデルの変化が挙げられます。端的に言えば「新規顧客を獲得する施策よりも、既存顧客との関係を築いて繰り返しサービスを利用・購入してもらう施策のほうが収益に繋がりやすい」という考えが主流になりました。
LTVは以下の式で求められます。
LTV=購買単価×購買頻度×契約継続期間
また企業では事業全体の指標として、それぞれの数値を平均値で計算した平均LTVを計測して収益改善につなげるケースもあります。
この式からわかるようにLTVを最大化させるには、購買単価、購買頻度、契約継続期間を改善することが必要です。
とくに契約継続期間は顧客の満足度にも繋がる指標です。契約継続期間が改善されることでアップセルやクロスセルに繋がり購買単価が上がったり、解約後に改めて再購入されることもあります。
またLTVが新規顧客を獲得するコストと既存顧客を維持するコストを上回っていなければ、事業として収益にはつながりません。LTVを基準にコストの分析・プランニングすることが大切です。
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