エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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筆者にはフリーランスの知り合いが多くいますが、みんなの「フリーランスとして独立した理由」は案外知らないもの。「そういえば、なんで独立したんですか?」と聞くことってあんまりないんですよね。
しかし、フリーランスが独立した理由、気になりませんか? とくに、いま大きな活躍をされているフリーランスなら尚更です。
そこでWorkship MAGAZINE編集部では、フリーランスとして大きな活躍をされている方の、独立の理由を聞いてみました!
今回は「フリーランスエンジニア編」。デキるフリーランスエンジニア9人の独立理由に、なにか共通点はあるのでしょうか?
バーチャル美少女エンジニアの「うぇるち」です。 株式会社GoodWelchi代表です。 高知からリモートでフリーランスをしています。 最近はFlutter、Firebaseが好きです。Twitter:@welchi_
独立の理由:
独立した理由は「①当時の上司と反りが合わなかったこと」「②より大きな自己裁量で仕事を進められた方が、自身のスタイルに合っていると感じたから」です。
結果としては、運の要素も大きいですが、ほぼ仕事が途切れることなく続いています。また会社員時代よりも、仕事を評価いただいているんじゃないかな?と思います。なお、仕事は全てインターネット経由でいただいています。
フリーランスを経て、クリエイター支援サービスを手掛ける株式会社メイクリー創業(CEO)。自身もエンジニアとして活躍するほか、エンジニア向け学習サービス『Makelearn』をリリースし、初心者エンジニアの育成にも尽力している。Twitter:@kokushing
独立の理由:
正社員として働きながら空き時間で『Makelearn』というエンジニア向け学習サービスを開発していたのですが、熱量が増えるにつれ「もっとこの事業にコミットしたい」と思い始め、集中して開発する時間を作るべく独立しました。
現在は株式会社メイクリーを創業し、開発メンバーを集めつつ自社を代表するサービスとして全国展開できるように日々奮闘しています。
フロントエンドエンジニアとして活動しています。 現在3社ご契約いただいて、それぞれサービス開発やサイト制作等を行っています。 言語やフレームワークなどを深堀りしていくことより、顧客やエンドユーザーが使いやすいか、案件に最適かどうかなどに重きをおいて日々活動しています。Twitter:@akkey_bambi
独立の理由:
前職ではSIerとして、契約先企業様に出向し、開発やPMサポート、デザインなどを約2年半担当してきました。そこからよりさまざまな案件や規模感のプロジェクトに携わってみたいという思いと、エンジニアとして活動を始めてから複数人のフロントとともに開発を行ったことがなく、開発力や技術的な面においてもより多くの経験値を積みたいと考えたのが独立のきっかけです。
企業の成長や内部課題などに取り組むことにも個人的には前向きなのですが、まずはそれよりも自身のスキルのレベルアップやマルチ化をはかっていきたいと考え、フリーランスに転身しました。
独立の理由:
2019年6月に当時正社員として働いていた会社(スタートアップ)が急にクローズすることになり、その時の転職活動の中で条件の良かったところが業務委託契約だったため、7月に開業して、以来フリーランスとして働いています。
KubernetesをはじめとするCloud Native技術が大好きなエンジニア。Twitter:@taisho6339
独立の理由:
自分はマネジメントなどよりも、まず技術の専門性を高めていきたい気持ちが強く、フリーランスになることで職責が明確になり、特定の技術にフォーカスして経験を積むことができると考え2年前に独立しました。
ある程度経験を積み、幅と一定の専門性は得られたので、今度はより一層深さを追求するために来年から再び正社員になる予定です。
関西で活動するWebエンジニア。フロントエンドからSaaSの構築・運用まで幅広い分野を手がける。ブログ:https://www.plus-one.tech/。Twitter:@plus_one_masaki
独立の理由:
自分の働きがダイレクトに収入に反映される、実力主義の世界で生きたいと思い独立を決意しました。
技術だけでなく、人柄や業務知識といったさまざまな要素が求められ、日々成長を実感できることに満足しています。
デザイナー兼エンジニア。大阪の専門学校を卒業後、3年間東京で美容師として働く。その後ITに転換し、デザイン制作会社や大手人材サービス会社を経て、現在は株式会社GIGで活動する傍ら、株式会社3d factoryのCEOも務める。Twitter:@shinzi_miyamoto
独立の理由:
会社員時代、自社プロダクトをスピード重視でつくってました。
個人的にもっと作り込みたいって思いと、スピード重視の思いが葛藤し、その結果、自分でプロダクトを作ろうと思い、フリーランスになりました(いまは法人化してます)。
ちなみに、最低限の収入源が確保できたのでフリーランスなったってのも大きいです。
フリーランスのWordPressテーマ/プラグインデベロッパー。 多数のプロダクトをオープンソースで開発・公開。現在はWordPressテーマ『Snow Monkey』の開発・販売に注力しています。Twitter:@inc2734
独立の理由:
WordPressのプラグインを公開したことがきっかけで勉強会に呼んでもらい、WordPressコミュニティの存在を知りました。それまで会社員という働き方しか知らなかったけど、コミュニティに関わるようになりフリーランスという働き方があることを知りました。
コミュニティでお話した方々は働き方や考え方がとても魅力的で、ちょうど子供が生まれたというタイミングもあって独立してみることにしました。
2008年よりフリーランスエンジニアとして活動。現在は主にさくらインターネットの技術広報やコミュニティ支援活動に従事。並行して日本UNIXユーザ会での活動や、多彩なITイベントの企画・運営も行う。Twitter:@hourin
独立の理由:
それまで15年ほど会社員をやってきて、次に何をしようかと考えたときに、一度はフリーランスも経験してみようという軽い気持ちで始めました。もう1つの理由として、数社の仕事を並行してこなせば会社員よりも多く稼げるのではないかと考えていました。
実際にやってみると複業はなかなか難しく、特に多く稼げたということはありませんが、フリーランスという立場は自分に合っていると思ったので現在に至ります。
9人の独立の理由を一言でまとめると、こうなります。
うぇるち | 上司と反りが合わず、裁量権の大きい働き方が合っていると感じた |
黒神 | 開発に集中したい |
あっき~ | 現状の自身のスキルのレベルアップやマルチ化をはかっていきたい |
mono | 条件の良かった就職先が業務委託契約だった |
坂本大将 | 職責が明確になり、特定の技術にフォーカスして経験を積めると思った |
Masaki | 実力主義の世界で生きたい |
宮本信二 | 自分でプロダクトを作ろうと思った |
キタジマタカシ | WordPressコミュニティでフリーランスを知り、その人たちの働き方や考え方に惹かれた |
法林浩之 | 一度はフリーランスを経験したく、会社員よりも多く稼げると考えた |
分析してみると、同じフリーランスエンジニアといっても、さまざまな理由で独立していると分かります。
なお、フリーランス協会の調査である『フリーランス白書2020』によると、フリーランスが独立した理由の上位5項目は以下のとおり。
この中だと、
という動機は今回の9人も多く挙げていた一方で、「働く時間/場所を自由にしたい」「ワークライフバランスを良くしたい」といった動機があまり挙がらなかったのは印象的でした。
「ゆったり働きたい」「生活も大切にしたい」というよりは、「もっと仕事に打ち込みたい」「経験を積んでさらに成長したい」と、仕事への強い意欲とチャレンジ精神を感じられます。
フリーランスエンジニアとして成功するコツは、この「意欲」と「チャレンジ精神」なのかもしれませんね。
(執筆:齊藤颯人 編集:じきるう)