あらゆるものを中古で買って中古で売る!? 「実質消費額0円」を実現する消費術

あらゆるものを中古で買って中古で売る!? 「実質消費額0円」を実現する消費術

円安で海外製品が高くなり、資源の高騰で家具家電が高くなり、メモリ供給不足の影響で電子機器が高くなり、原油価格の高騰でなんかもうほぼすべてのモノが高くなっちゃっている昨今。

「収入はそんなに上がっていないのに、食品も光熱費も物品も全部値上がりしすぎ……」

そんな苦境にジワジワとダメージを受けている個人事業主の方、多いのではないでしょうか?

自分の働き次第で収入が上下する個人事業主は「いかにして収入を上げるか?」を日々考えていると思いますが、新たな収入源を確保するのはなかなか大変。特にクライアントワークの場合、発注がない限りは収入を上げられませんよね……。

そんな時に有効なのが、今回紹介する「中古品を活用して支出を減らす消費術」です。

収入を上げるのは大変ですが、支出ならば自分でコントロール可能。中古品を上手く活用すれば、生活レベルは下げずに支出を下げることが可能になります。

ということで、「身の回りのあらゆるモノを中古で揃え、あらゆる不用品を中古で売りさばく」筆者が、中古品をうまく取り入れることで支出を抑え、経済的にも物質的にも生活を豊かにする方法を紹介します。

シュゴウ
シュゴウ

就職しないまま大人になってしまったライター。大学卒業1年後に開業届を提出し、それから個人事業主としてゆるく令和をサバイブ中。代表作に「図書館の資料修復技術を駆使してカピカピになったポイ捨てエロ本を蘇らせる」(X:@shugou17

収入アップと同じくらい大事な支出ダウンの大切さを理解しよう

「中古品を活用して支出を減らす消費術」などと聞き、「そんな貧乏くさい事するくらいなら収入上げるわ……」と思う方もいるかも知れません。

個人事業主は個人の裁量で収入をコントロールできるので、「いかに収入を上げるか?」を考えるのは自然と言えます。

しかし、よく考えてみてください。自由に使えるお金、つまり可処分所得を増やすには……

「収入を10万円上げる」
「支出を10万円減らす」

どちらも効果は同じ。特に個人事業主のみなさんは、「収入ー支出=利益」となるので、最終的な利益を増やすには、収入UPと同じくらい経費の削減が重要になってくるわけです。

「そうは言っても、在宅ワーカーで経費削減とか無理では?」と思うかもしれませんが、実はあなたの目に映るものすべてが経費削減の可能性を秘めています。

例えば私の場合、今この原稿を執筆しているPCデスク周りを見てみると……

PCデスク、オフィスチェア、モニター、キーボード、キーボードスライダー、スピーカー、ヘッドホン、プリンター、ラベルプリンター、プリンターラック、キャビネット、セラミックヒーター、サイドボード……などなど、すべてが中古品です。

デスク・チェア・キーボードなど、この画像内にも10点以上の中古品が

こういった具合に中古品をうまく活用できれば、経費の支出を抑えつつ仕事の作業環境を整えられるので、「経費DOWN」と「作業効率UP」の両方を実現できるようになります。

「中古で買って中古で売る」で実質消費額を0円にする消費術

私はかつて、古物商許可証を取得して古物の売買をしていた経験があります。その知見から言うと、基本的に世の中のすべての商品は、一度でもだれかが購入した時点で、新品・未使用・未開封であっても「古物」として扱われます。

▼古物商の話はこの記事でも触れています

古物、つまり「中古扱い」となってしまうと、新品時と比較して価値は2~3割ほど減ってしまいます(住宅ですら、1日でも入居すると価値が1割減になる)。

つまり、ありとあらゆる物品が「購入した瞬間に価値が目減りする」という呪いから逃れられないわけですが、実はこの呪いの影響を唯一受けない存在があります。

そう、中古品です。

ものすごく当たり前のことを言っていますが……

「中古品=安い」というメリットは多くの人が意識している一方で、「いったん人の手に渡っても価値が目減りしない」というメリットのスゴさに気がついている人は、まだ少ないのではないでしょうか。

この性質をうまく活用すると、「中古で買って中古で売る」ことで、実質消費額をなんとほぼ0円に圧縮することができるんです。

例えば私はライターなので、色々なキーボードを買って試すことを常としています。しかし、結局使い慣れたキーボードに戻ってきてしまうことが多く、「キーボードを買う」→「実際に使ってみる」→「結局不要になって売る」というサイクルを何回も繰り返しています。

日本語配列、英語配列、親指シフト、分割キーボード……色々なキーボードを試しては手放してきたわけですが、一見すると「散財」に見える、この行為にかかったお金はほぼゼロ円です。

これが「新品で購入」→「実際に使ってみる」→「結局不要になって売る」というサイクルなら、自分で使った瞬間に価値が目減りしてしまうので、仮に中古で売れたとしてもそこそこお金がかかってしまいます。

ですが……これが中古品になると……?

「中古で購入」→「実際に使ってみる」→「結局不要になって売る」ならば、買った値段とほぼ同じ値段で売れるので、損失はほぼゼロ。「購入した瞬間に価値が目減りする」という呪いを受けない中古品なら、実質消費額をほぼ0円に抑えながら、気軽にあらゆるモノのお試しができてしまうのです。スゲッ…。

実際には送料などの雑費がかかってしまうので、実質消費額完全0円を実現するのはちょっと難しいかもしれませんが、「ヤフオクで購入する際に週末クーポンを活用する」「商品画像をいい感じに撮影して出品する」などの工夫をすれば、送料分を相殺できるどころか、うまく行けば少し利益が出ることも。

この性質をうまく利用できると、あらゆるモノを中古で気軽にお試しできるので、

「なんかネットで話題の分割キーボード、高いけど試してみるか」

「続けるか全然わかんないけど……野鳥撮影用の望遠レンズ買っちゃえ」

「レーザープリンターとインクジェットプリンター、どっちも中古で買って性能比較して、微妙だったほうを売ろう」

といった、思い切った消費行動が可能に。

この習慣が定着すると、中古品を買う心理的なハードルがぐっと下がるので、新たな趣味のアイテムや未知のガジェットを生活に取り入れるハードルも下がり、結果的に「趣味の拡大・QOLの向上」や「経費の削減・作業効率の向上」などにも繋がります。

また、発売からある程度期間が経っていて中古相場が安定しているモノなら、「中古で10万円の腕時計を買い、半年間楽しんでまた売る」といった、実質消費額0円リースも可能に。

とはいえ、「結局気に入ってしまって手放せなくなるパターン」も私は経験しているので、そのあたりは要注意かもしれません……。

「安い」だけでなく「高品質なモノ」に手が届くメリットも

「中古=節約」というイメージの方からすると「中古なんてケチ臭い」と思うかもしれませんが、中古品を選ぶメリットは支出を抑えられることだけではありません。

例えば予算5万円でオフィスチェアを買う場合。新品しか考えない人は、「新品価格5万円のオフィスチェアを5万円で買う」という選択肢しかありませんが、

中古品を選択肢に入れると、「新品価格10万円のオフィスチェアを、中古5万円で買う」といった選択肢が出現します。

つまり、同じ支出でより高品質なモノを購入対象として検討できるようになるわけですね。

例えば私が中古で買ったオフィスチェア「Ergohuman Pro」のメーカー販売価格は13万2000円もしちゃいますが、中古なら3万円台で、問題なく使用できる状態のモノが買えてしまいます。

仮に「新品価格3万円のオフィスチェア」と「新品価格13万円のオフィスチェア(中古)」が同じ値段で買えるとしたら、「中古の方がむしろいいじゃん……」と思えてきませんか?

「そこそこの予算でそこそこの品質の新品」を買うよりも、「そこそこの予算で高品質の中古」を買ったほうが満足度が高いこともあるはず。新品派の人も、場合によっては中古品を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

ちなみに私は最近新居に引っ越したのですが……冷蔵庫、洗濯乾燥機、食洗機、ガスコンロ、ソファ、ローテーブル、ダイニングテーブル、ダイニングチェア、キッチンボード、サイドテーブル、フロアライト、自転車に至るまで、すべて中古で買い揃えました。

すべて新品で買うと、それはもうとんでもない金額になるのでとても買い揃えることができませんが、中古なら……

「新品価格16万円のソファ→中古で送料込み5万円」
「新品定価17万円のキッチンボード→中古で送料込み3万円」
「新品価格8万のダイニングテーブル→中古で送料込み4.4万円」

と、かなり格安で入手できました(中古価格でも出費としてはでかいので、かなりしんどかったけど……)。

テレビ以外の全てが中古で構成されたリビング。中古だけど可愛いからよし。

特に家具は、「引っ越しなどで早急に手放したい」というニーズが高い上に、「限られた人にしか需要がない」「売場面積を圧迫する」という理由から、定価よりもかなり割安になっている事が多いので、たとえ送料がかかっても中古で買うのがオススメです(定価70万の高級家具がジモティで2万で売られてたりする)。

ちなみに、安いプリント合板の家具は、耐久性が低い上にすぐに木目がハゲるし、将来引っ越しなどで手放す場合も値段がつきません。一方、天然木を使った家具なら長く使えますし、将来的に不要になっても買い取ってもらえるので、長い目で見ると「格安新品家具」よりも「中古天然木家具」の方がコスパが良い……と個人的には思っています。

動作が心配な家電は中古対応保険でカバーしよう

ところで、テーブル・イス・棚といった中古家具は故障などの心配がないためオススメですが、「家電」を中古で買う際にはすこし注意が必要です。

まず、下記のような家電は中古での購入をオススメしません。

  • 製造年が古い家電
  • バッテリー搭載製品
  • 修理歴のあるスマホ

中古家電は故障するリスクがある上、仮に問題なく使えても、そもそもの製品寿命が10年ほどであることが多いです。

私は以前、10年以上使用された中古洗濯機&乾燥機を1.5万円で購入したことがあるのですが、最終的に洗濯機は水漏れして床が水浸しになり、乾燥機は内部金属パーツが外れてドラム内で大暴れし、すべてのヒートテックをズタズタにされました。

そういった目に合わないためにも、製造から5年以上が経過している中古家電は購入を避けたほうが良いでしょう。

また、バッテリー搭載製品もバッテリーが劣化している可能性が高いので避けたほうが無難。

とくに中古のスマホは画面やバッテリーが非純正パーツに交換されていることがあるので、ヤフオクやメルカリは避け、信頼できるショップで購入するのがオススメです(ディスプレイが有機ELから安い液晶パーツに変えられていたり、ゴーストタッチが発生したり、そもそも個人修理は技適違反だったりする)。

ということで、家電を買う場合は使用年数5年以下の家電が狙い目。それでも故障が怖いという方は、中古家電にも対応している保険を活用すると安心です。


家電修理サービス 動産総合保険(商品付帯契約方式) | くらしTEPCO

  • 購入から10年以内の製品なら中古でもOK!
  • 月々450円で何台でも何回でも修理ができる
  • 購入時に限らず、いつでも加入可
  • エアコン/冷蔵庫/洗濯乾燥機が対象

また、ヤフオクでは独自に補償サービスを用意しているので、「個人から買うのは怖い……」という方はこちらも活用すると少しは安心できるはず……!

PayPayほけん・あんしん修理
Yahoo!オークション 補償内容

ちなみに、スマホは通信料を対象のクレカで払っていれば無料で利用できる保険があるので、画面割れによる高額修理代に備えたい方にはオススメ。新品・中古どちらの端末でもOKな場合が多いです!

JCBスマートフォン保険
三井住友カード スマホ安心プラン

中古品をお得にゲットするならココ!お手軽~高難易度まで紹介

今までありとあらゆるモノを中古で買い、また古物商の資格を持つ私の経験を元に、中古品を購入できるサービスを利用難易度別にご紹介します。

リサイクルショップ 難易度レベル:0 <☆☆☆>

購入前に商品を確認できるし、お店とのやり取りになるので初心者にオススメ。ただ、売値はヤフオク・メルカリより割高になるので、「実質消費額0円」的な使い方には向かない。

家具家電を買う場合、セカンドストリートやオフハウスは店舗がある市内のみの配送が多いが、引っ越しでおなじみのサカイが運営する「リユースのサカイ」は家具家電がかなり安い上、県外まで配送してくれる&トラック1台一律送料なのでかなりオススメ。

リユースのサカイは基本的にすべての在庫商品をジモティに出品しているので事前に商品を検索できて便利だし、なぜか店頭で「ジモティを見た」というと7~15%割引してくれる(店舗によって割引率が変わるので事前に要確認)

オフィスチェアなどの事務備品はオフィスバスターズがオススメ。ハーマンミラーなどの高級チェアが格安で売られていることも。

ヤフオク&メルカリ 難易度レベル:1 <☆☆★>

ネットで手軽に検索ができ、とにかく品数も豊富。運営が補償をしてくれるサービスがあり、匿名配送もあるので初心者・個人情報が心配な方にもオススメ。

ただし送料がかかるので、でかい家具家電は送料だけでけっこうな金額になることも。また、個人同士のやり取りになるので、場合によってはトラブルになる可能性もあるっちゃある……。

ジモティー 難易度レベル:2 <☆★★>

ヤフオクやメルカリと違い、運営が取引に関与しないシステム。なおかつ直接引き渡しがメインになるので、ハードルが若干高め。

ただ、現金直接払いでの取引の場合はシステム手数料がかからない。直接受け取りの場合は近隣の人しか購入できないため、商品価格はヤフオクやメルカリよりも安くなる傾向に。

「不用品を処分したい」「引取料かかるくらいならタダで持ってって」みたいな出品者が多いので、家具家電を激安で買えることも珍しくない。ただし、車がないと受け取りが難しい場合が多い。

古物市場 難易度レベル:3 <★★★>

プロが仕入れに来る古物市場。古物商許可証がないと入れない場合が多く、かなりハードルは高め。

「服特化市場」「家具家電特化市場」「ブランド品特化市場」などがある。リサイクルショップのバイヤーが仕入に来るくらいなので、かなり安く様々なモノを買える。

ただし、場所によっては符丁と呼ばれる呪文みたいな掛け声で入札する必要があり、買い手がみんな「ジュッカンメ!!」「ドビゴ!!」「ピンピン!!」などと叫んでいて怖い。

ちなみに「ジュッカンメ!!」は「1,650円」「16,500円」「165,000円」の3つの金額を表している。ムズすぎ。

引っ越し時にヤフオクやジモティで家具家電を圧倒的安値で入手する方法

中古品は安いものの、ネットで購入する場合は「送料」が発生してしまう点がデメリット。送料が高くなりやすい家具や家電はちょっとお得感が薄れてしまいますよね……。

ところが、この送料を逆手に取ると、家具家電を圧倒的安値で購入できてしまいます。

というのも、ヤフオクやジモティでは個人だけでなくリサイクル業者も多くの商品を出品しており、なかには「同一トラックに積載できる分は送料一律」と、いわば「トラック詰め放題」的な送料設定をしている業者が少なくないのです。

野菜の袋詰め放題と同じように、「ハイエース詰め放題送料1万円!」みたいなイメージですね。

つまり、引っ越しなどの際にこういった出品者から家具家電をまとめて買うと、めちゃくちゃお得に!

ヤフオクには「商品価格は1000円だけど送料が4000円」のような、「送料が高くて買いづらい商品」がたくさんあるのですが、「同一トラック送料一律」の業者なら、

「冷蔵庫・洗濯機・乾燥機・ガスコンロ・机・イス・オイルヒーター・でっかい棚・自転車・扇風機」全部買っても送料1万円だけ!!(1個あたり送料1000円)といった具合に。

実際に私も、「手数料4000円+ガソリン+高速代でハイエース詰め放題」の業者から、

  • 洗濯機&乾燥機 15000円
  • ヒーター 196円
  • コードレス掃除機 130円
  • デスク 100円
  • 定価4万のイス 1000円
  • テレビ 2600円

などなど……合計11点の商品をまとめて送ってもらったことがあります。
今この原稿を書いてるデスク、100円。安すぎる。

まとめ

中古品は安いだけがメリットではなく、実質消費額を0円にしたり、同じ予算でより高品質のモノを買う選択肢を与えてくれたりと、我々の生活を経済的にも物質的にも潤してくれる事が分かってもらえたのではないでしょうか。

とにかく「身の回りのものを中古で買い不用品を中古で売る」サイクルを構築できると、自然と部屋が片付き可処分所得も増えるので、整理整頓したい方にも中古で買って中古で売るライフスタイル、オススメです!

たまに使い古した使用済みタオルに商品がくるまれて発送されたりするけど……各々の許容範囲内で中古商品を取り入れてみてください!

(執筆:シュゴウ 編集:夏野かおる)

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