エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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作業の効率化は、仕事をする人ならば常に頭のなかにある課題ですよね。
私はフリーランスライターとして活動しているため、ひと月の執筆数が収入に直結します。執筆数が多ければ収入も増やせるため、常日頃から効率化を重視して仕事を進めています。
そんな私が使っている効率化ツールが、『Clibor(クリボー)』です。導入してから作業が爆速化したことに感動し、5年間もこのツールを使い続けいています。
先日マコなり社長が公開した「知らないとヤバい!生産性の高いパソコンの使い方 13選」という動画でも、生産性が上がるツールとしてCliborが話題となっていました。
今回は、PCの作業効率化を爆上げするCliborの特徴や使い方について解説していきます。「Clibor歴5年の私がおすすめする使い方」をぜひマスターしてみてください!
Cliborは、コピーの履歴を最大1万件保存できる、クリップボード機能拡張ソフトです。
通常は1件しかコピーできないため、情報をコピーする度にどこかに貼り付けておく必要がありました。しかしCliborでは、最大1万件のコピー履歴を残しておけるため、必要なときに必要なテキストだけを抽出することが可能です。
以下のように、過去のコピー情報から使いたいものだけを選択できます。
コピーして利用できる情報が1件から1万件に変わるため、いちいちどこかに貼り付ける手間が省けます。また、このクリップボードは「Ctrlキー2回」で簡単に表示でき、導入しやすい点も魅力のひとつです。
筆者は、以下のようなケースでCliborを活用しています。
Cliborを使いこなせれば「情報を整理するとき」や「文章やプログラムの修正」を行うときに、作業が爆速化すること間違いなしです。
ここからは、Cliborの基本的な設定方法を解説します。
まずは基本となる、クリップボードからコピー&ペーストする方法を解説します。手順は、以下のとおりです。
一つずつ詳しく解説します。
1. まずは、Ctrl + Cでコピー
今回は、以下を上から順にそれぞれコピーしてみました。
2. Ctrlキーを2回押してクリップボードを起動し、矢印キー(↑や↓など)で選択
3. Ctrl + Vで貼り付け
Ctrlキー2回で開いたあとに、矢印キーの上下で選ぶのが爆速化のポイントです。
パソコン起動時にCliborが自動で立ち上がると便利なので、スタートアップに登録しておきましょう。手順は以下の通りです。
たったの2ステップです。10秒程度で登録が終わります。
1. Cliborのアイコンを右クリックし、設定画面を起動
2. 設定画面の左下にある、「スタートアップへ登録する」をクリック
これで、パソコン起動時に自動でCliborが起動するようになりました。
ちなみに、Cliborの見た目の色を変更することも可能です。デフォルトではオレンジ色になっていますが、筆者はグレーに設定しています。
おすすめの色設定や設定方法について知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
ここまで、Cliborの基本的な設定について解説をしてきました。次に「これを使えば作業が超爆速化する!」と断言できる、Cliborの使い方をご紹介します。
私(Clibor歴5年)がおすすめするCliborの使い方は、以下の4つです。
Cliborは「クリップボードの一覧画面に表示する件数」よりも、保存できる件数の方が多いです。表示されていない情報は、ページを分けて保存されます。
このページ切り替えですが、何も設定していないと以下のように少し手間がかかります。
これだと、一覧表示されている履歴以外をみるのに手間がかかってしまいます。そこで、マウスホイールでページ切り替えする設定を追加しましょう。設定画面で「マウスのホイールでページを切り替える」にチェックを入れるだけなので、簡単に行えます。
これで、保存した件数が多くても履歴を探すのが楽になります。
ちなみにこのタイミングで、「コピーできる件数」と「一覧表示する件数」を設定しておくのがおすすめです。筆者は、以下のように設定しています。
保存できるのは「300件」、一覧表示できるのは「50件」に設定しています。一覧表示する件数は、多すぎると見切れてしまうので「50件未満」がおすすめです。
マウスホイールでページ切り替えできるようになったとはいえ、クリップボードの画面に出て来るのは一部の文字だけです。そのため、前にコピーした情報を正確に覚えていないと、どれを選べばいいか分からなくなってしまいます。
そんなときは、検索機能を使って調べるのがおすすめです。クリップボードを表示しているときに、「Ctrl + Shift + F」を押すと検索窓が出てきます。
検索ボタンをクリックすると、次のように絞り込みが可能です。
検索機能を使えば、少しキーワードを覚えているだけですぐに情報を引き出せます。記憶力にあまり自信がなくても、検索機能を使えば安心です。
コピペとは少し異なりますが、よく使う言葉を「定型文」として保存することも可能です。
定型文を登録するときは、まず定型文のグループを作ります。手順は以下のとおりです。
1. Cliborアイコンを右クリックし、「定型文グループの編集」をクリック
2. 新規登録をクリックし、グループ名を入力してOKボタンをクリック
これでグループの作成が完了です。
定型文は、クリップボードから選んで登録できます。
デフォルトだと、Ctrlキーを2回押したときに開くのはクリップボードのタブです。これでは「クリップボードを開く→定型文のタブをクリックして開く」といった2ステップが必要となり、表示までに時間がかかります。
そのため「Shiftキー2回」で定型文を開けるように設定しておくのがおすすめです。設定画面のホットキーで、以下の設定を行いましょう。
- Ctrlキー2回:クリップボードのタブを表示
- Shiftキー2回:定型文のタブを表示
キーによって違う操作ができるようになったので、コピペや定型文が利用しやすくなりました。
ちなみに筆者は「記事執筆でよく使う文章の型」を定型文として保存しています。「Cliborに一部表示される文字」だけで、どんな定型文かわかるように設定しておくのがポイントです。
「最初の文字をわかりやすく変更したい」という場合は、右クリックメニューから「編集」を選びましょう。以下のように、編集画面が開きます。
「いくつかコピーして使いたいけど、毎回矢印キーで選択してコピペするのが大変……」といった場合に便利なのが、FIFOモードです。
「Enter + Ctrl + V」で、複数回コピーした情報を一気にペーストできます。「おすすめのサービスを紹介する記事で、複数のサービスの正式名称を一気にコピペしたい」というときに重宝する機能です。
定型文と同様、FIFOモードもショートカットキーを設定できます。設定画面を開き、ホットキーにある「FIFOモードの切り替え」で設定しましょう。
この例では「Ctrl + Shift + G」で、FIFOモードへの切り替えができるように設定しました。使い方は以下の通りです。
1.「Ctrl + Shift + G」でFIFOモードを開く
FIFOモードにすると、Cliborのアイコンがオレンジ色に変わります。2. Ctrl + Cでいくつかコピー
今回は、以下を順番にコピーしました。
- Ruby
- PHP
- Python
- JavaScript
3. Ctrl + V + Enterをコピーした数分打って、ペースト
貼り付けができました。この例では同じメモ帳からコピーをしていますが、もちろん違うメモ帳やWebサイトからのコピーもできます。
FIFOモードは、複数のアプリやページをまたいでコピーした情報を、一気にペーストできるのが強みです。以下のように使いこなせれば、調べながら書くという作業が爆速化するでしょう。
FIFOモードがないと、ブラウザとメモ帳をいったり来たりしながら整理が必要となり、手間や時間がかかります。
今回は、私が5年間愛用している効率化ツール『Clibor』をご紹介しました。
Cliborは一度使うと、無い生活には戻れないほど便利なツールです。リサーチ、情報整理などの作業が爆速化します。
無料でダウンロード可能なので、一度使ってみてはいかがでしょうか。あなたの作業効率が、少しでも上がると嬉しいです。
(執筆:しろ 編集:Kimura Yumi)