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Scrapboxの使い方!アウトプットの効率化におすすめ

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みなさんは普段のアウトプットをどのように行なっていますか?日常的にブログを書いたりSNSで発信している人もいるでしょうが、アウトプットの手法に悩んでいる人も多いでしょう。

そこでおすすめなのが『Scrapbox』です。この記事ではScrapboxでどんなことができるか、具体的な使い方などを解説します。

この記事を読んで、2019年はアウトプットをスムーズにできるようになっちゃいましょう!

Scrapboxとは

Scrapboxは2016年に開発されたドキュメント管理ツールです。基本無料のサービスですが、容量無制限の「ビジネス」プランや、独立したクラウド環境で利用可能な「エンタープライズ」プランもあります。

クラウドでのドキュメント管理ツールであれば『Evernote』、データ共有であれば『Dropbox』などがありますよね。Scrapboxはこれらのツールとは異なり「ほとんどのデータがテキスト」という特徴があります。そのためデータがとても軽量で、他のツールとの連携もスムーズに行える強みがあります。たとえば、Slackで更新通知を受け取る設定なども可能です。

また、各プロジェクト・各ページごとにURLを発行でき、公開・非公開の設定も簡単に行えます。ドキュメント管理だけでなく、ブログのよに利用することも可能です。

Scrapboxでできること

▲出典:Scrapbox公式HP

Scrapboxはドキュメント管理ツールとしてリリースされていますが、直感的な操作感や情報共有に特化したUI、リンク/タグ付け機能、スムーズな同時編集機能などが用意されていることから、主に以下の用途がおすすめです。

  • 日々のアウトプット
    一覧で見やすいUIのため、読書記録などのこれまでのアウトプットがひと目でわかります。
  • 備忘録
    リストとしての見やすさは抜群で、行きたいところリストなどの備忘録としても力を発揮します。
  • チームのコミュニケーションツール
    社内FAQや議事録、進捗管理など、プロジェクトの情報共有をスムーズに行えます。中には家族内のコミュニケーションに活用している人もいるとか。

Scrapboxを使ってみよう(基礎編)

とっても便利そうなScrapbox、実際に操作してみましょう。

Scrapbox

まずはアカウントを作成します。Scrapboxの利用にはGoogleアカウントが必要です。Googleアカウントを持っていない方は、事前に作成しておきましょう。

指示にしたがって数クリックするだけで、自分専用のページが完成です。

この一番初めのページが「プロジェクト」と呼ばれる単位になり、その中に「ページ」と呼ばれるテキスト情報の集まりを作成していきます。

「プロジェクト」と「ページ」の特徴

Scrapboxでは「プロジェクト」と「ページ」を作ることで情報を整理していきます。

「プロジェクト」は以下の特徴があります。

  • 情報がページ単位ごとにまとめられている
  • 任意のURLが与えられる
  • 公開範囲が決められる

対して「ページ」は、プロジェクト内で機能するリンクを発行できることが特徴。

公開範囲を変えたい場合や、異なるテーマで情報をまとめたいという場合は、新しくプロジェクトを作ると良いでしょう。

また複数人でリアルタイムに編集可能なので、個別のURLにアクセスしさえすればどこからでもプロジェクト・ページの編集ができます。

なお、ひとつのプロジェクトに公開ページと非公開ページを一緒に入れることは現状できないので注意が必要です。

ページにリンク/タグを付けてみよう

それでは実際にページをいくつか作ってみましょう。今回は旅行の計画や行きたいところをまとめたページを作りたいと思います。

+マーク

まずはページを新規作成します。画面上部の”+”マークをクリックしましょう。1行めはタイトル、2行め以降で本文を記入していきます。
このページは後ほど作るページとリンクさせる基盤のページのようにしたいと思います。本の目次をイメージするとわかりやすいかもしれません。

他のページでは「行きたいところ」「おみやげ」などテーマを絞って作成します。構造としてはこんな感じ。

リンク方法は簡単。リンクにしたい文字列を選択すると”[Link]”という表示が出るので、それをクリックしましょう。

リンクは青色に表示が変わり、画面下部にリンク先の概要が表示されます。

▲タグの一例(上記では「#飛騨高山」で作成しています)

また、文中ではリンク以外に「タグ」をつけることもできます。同一のタグがついているページを下部で一覧表示してくれるので、こまめにつけておくとページ管理が便利になります。

こんな感じでどんどんページを作って、内容を充実させていきましょう。コツはひとつのページに情報を詰め込みすぎないこと、タグを活用することです。

以下の公式ページではページを作る手順が詳しく解説されています。
Scrapboxチュートリアルスライド

Scrapboxを使ってみよう(応用編)

Scrapboxは基本的な機能だけでも情報整理ができて便利ですが、知っておくとより快適に、より便利に、より楽しく使う機能がたくさんあります。以下でそれぞれ解説していきます。

Scrapboxの独自記法に挑戦しよう

Scrapboxはマークダウンに類似した独自の記法を採用しており、たとえば以下のようなものがあります。

  • 太字→ [* 文字] :
    文字列を太字などで強調表示
  • 打ち消し線→ [- 文字]:
    文字列を打ち消し線表示
  • リンク→ [リンク名]:
    クリックでリンク名のページに遷移
  • タグ→ #タイトル:
    クリックで同一タグが付いたページを一覧表示
  • インデント→ タブ+文字列:
    タブの数だけ右側にインデント付加

他にも使える記法がたくさんあります。詳しくはこちらを参考にしてください。

CSSでデザインをカスタマイズしよう

CSSを独自に定義して設定でき、柔軟なデザインが可能です。

文字装飾記法」と呼ばれる方法で、背景に画像をつけたりすることも。アイデア次第でデザインの幅が広がりますね!

詳しい方法は以下の公式サイトをご参照ください。
UserCSS

実際の使用例を見てみよう

シンプルなUIと直感的な操作性が特徴のScrapboxですが、ユーザーのみなさんはどんな風に使っているのでしょうか。実際にいくつか見てみましょう。

1. 日記

日記のプロジェクトを作成して、日にちごとにページを作成して日記を書いていきます。

リンクやタグを活用し、関連する日記に簡単に飛ぶ設定も可能!まずは日記として気軽に利用してみるのも良いですね。(参考

2. イベントページ

鳥取

こちらはアートプロジェクトの告知ページです。概要や参加アーティストの情報などがわかりやすくまとまっています。(参考

3. ECサイト

変わり種として、ECサイトのように活用することもできます。商品紹介やお問い合わせページを作成し、手軽にECサイトを立ち上げてみましょう。

いきなりECサイトのシステム構築をするのはハードルが高い!というような人には、うってつけの使い方かもしれません。(参考

活用事例はまだまだ他にもたくさんあるので、こちらのページを参考にしてみてください。ちなみにCSSとJSを活用するとこんなこともできます。

エンジニアならこういう風に活用できるかも

ここまでは一般的なScrapboxの使い方をご紹介しましたが、あなたがエンジニアであれば以下のような使い方もおすすめです。

1. 学習記録に

ためになった記事のリンクと感想を書いたり、日報のように日々の学習の成果を記録するのもいいでしょう。

ちなみにScrapbox上にもプログラミングの学習コンテンツがあります。ぜひのぞいてみてください。

2. ポートフォリオに

自分の開発したサービスをまとめて、ポートフォリオを作るのもおすすめ。

画像やリンクを活用すれば、開発の苦労話やおすすめポイントなども余すところなく伝えられるでしょう。

3. 工夫次第でなんでもできる

他にも技術本のレビューサイトを作ったり、アイデアをストックするメモ帳だったり、ハッカソンなどで打ち合わせをするときのたたき台としても使うことができます。

個人ブログを作るほどじゃない、自分の作ったものをわかりやすく見せたい、どんな技術に興味があるかをわかりやすく示したい、といった場合に、Scrapboxは心強い味方になるでしょう。

まとめ

Scrapboxなら、リンクを発行するだけで一般公開することができます。そのため、今までアウトプットに苦手意識があった人でも手軽に使うことができそうです。

人に見せるのは恥ずかしい!という場合でも、非公開設定にすれば安心してアウトプットできますよ。

より詳しい使い方を知りたいならこちらもどうぞ。

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