色彩心理学とは【意味/読み/英語表記】(しきさいしんりがく/Color Psychology)

色彩心理学の概要

色彩心理学とは、色の見え方や感じ方など、色に対しての人間の行動や反応を研究する心理学です。

色彩心理学の詳細

Webデザインを構成する要素としては色や形、文字や質感などいろいろな要素がありますが、なかでも配色はとても重要な要素のひとつです。

しかし人間が識別できる色は800万色以上と言われており、このなかからWebデザインの目的にあった色を的確に選択してデザインに落とし込むのはとても難しいです。このような理由によって色彩心理学はWebデザインに多く活用されています。色彩心理学を用いることによって、デザインを見る相手の印象や感情を意図する方向に導けます。

色彩心理学を活用するためには、色に関する基礎知識が欠かせません。以下では色に関する基礎知識の一部を紹介します。

■三属性
色の三属性とは色相/明度/彩度の3つの属性です。これらの属性はそれぞれ、色相は「色の違い」を表す性質、明度は「色の明るさ」を表す性質、彩度は「色の鮮やかさ」を表す性質を意味します。

■トーン
トーンとは色の三属性のうち、明度と彩度を組み合わせた属性のことを指し、色の印象を左右する重要な属性です。色の三属性を知っているだけでは、それをどうデザインに応用するのかがなかなか見えてきませんが、トーンを理解することでデザインにおいて色を決める指針になるでしょう。

■配色
Webデザインにおける配色の割合は「ベースカラー:メインカラー:アクセントカラー=70:25:5」が基本です。

「ベースカラー」とはデザインを構成する色の中で最も割合が多い色であり、他の色を邪魔しない色が選ばれます。

「メインカラー」とはデザインにおいてメインとなる色であり、基本的にはロゴの色やコーポレートカラーが選ばれます。

「アクセントカラー」とはデザインのなかで最も割合が小さい色であり、もっとも目立つ色が選ばれます。

色彩心理学の関連項目

・UI/UX
・アプリデザイン
・イラストレーター
・カラーパレット
・ロゴ

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