エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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チャットボットには、たくさんの可能性が秘められています。Webサイトやアプリ1つを通じて、多くのユーザーに対し、個別に、前後関係を踏まえたコミュニケーションをしていくことができるのです。
パン田一郎やりんななど、有名なチャットボットも出現しています。今回は、チャットボットの作り方と、何ができるのかについて、ご紹介します。
チャットボットを作るには、自然言語処理を使うか、チャットボット作成サービスを利用します。より手軽に作成したいという場合は、チャットボット作成サービスの利用がおすすめ。
プログラミングの知識が一切なくてもチャットボットを作成できます。
料金 | 無料〜 |
URL | https://repl-ai.jp/ |
プログラミングの知識は多少必要ですが、全世界に多くの利用者がいるので知見もストックされており、柔軟性も高いです。
料金 | 無料〜 |
URL | https://wit.ai/ |
サービスによりますが、管理画面などからシナリオを作成できます。シンプルな会話のみならず、シナリオを分岐させられます。分岐させる方法もさまざまなので、選んだサービスでできることを確認しましょう。
FacebookやLINEの管理画面で、チャットボットと連携させることができます。連携できるチャットアプリはサービスによって制限されている場合があるので、利用を開始する前に確認しましょう。
チャットボットはWeb業界の人には親しみがあるかもしれませんが、大多数の人たちにとってはまだ親が薄いです。良い印象を持ってもらうために、ユーザーフレンドリーなチャットボットを作るための9つのベストプラクティスをまとめてみました。
ボットができないことを約束したり、間違ったことを伝えたら最終的に信頼を失うのは明白です。ユーザーを思い通りに動かそうせとするようなコミュニケーションは、ユーザーを懐疑的にさせ、離脱させてしまいます。ボットでユーザーの信頼を得ることは、実際に彼らの前で話すよりもずっと難しいことです。
人は、機械らしい機械と話している方が、まだ心地よく感じられるでしょう。
Siri、Alexa、Googleのように、生物ではない物体に対して話しかけたり、テキストを送ったりすることはあまり多くの人にとって馴染みがありません。ボットデザイナーであれば、ユーザーが会話のインターフェースをそつなく使いこなせるようにはじめの一歩を教えましょう。
ロボットとの会話は安心感がある一方、飽きやすいのも事実です。プロダクトの目的は果たすかもしれませんが、人々が楽しいと思うようなものではありません。
人に親しみを持ってもらうために、ボットに人間らしく性格を与えましょう。これは製品のブランディングの中で行われるべきことですが、チャットボットの中ではさらに大切になります。
「話す」という作業ひとつとっても、我々は文章を組み立て、言葉を選ぶということを行なっています。これは、人生のあらゆる場面で無意識的に行われる作業です。ボットを組み立てる際に、その無意識的なモデルを解体し、コンピュータに教える必要がありました。
また、ユーザーがどんな言葉を使うか、どんな構文が使われるか、を考えていけば無限にパターンがあります。どんな言葉によくスペルミスが起きるか、どのようにスペルミスが起きるかというところまで、検討した上で準備をしなくてはなりません。
義務教育の9年間、母国語で教育を受けたとしても、私たちは言語を完璧には司れません。コンピューターはもっと早く学べるでしょうが、それでも時間はかかります。
我々が使い慣れているWebサイトやアプリ、デジタルデバイスには、スクリーンやページの大きさ、ボタンの数等に制限があります。
このように何かしらの制限があり、要素によって適切にガイドされているとき、人は心地良いと感じます。
会話は限りなく続いていきますから、安心して使って守るために、制限を設けましょう。ユーザーが心地よく感じられる道筋を作らなくてはなりません。
ボットが完璧にテンプレート化されていない限り、会話を崩壊させてしまうポイントもあると思います。これはなかなか避けることができません。会話が崩壊したときのインパクトがネガティブにならないように、できる限りの準備をしておきましょう。
ユーザーの行動を理解することは大切ですが、すべてのクリックやインプットが意味を成したか等をソフトウェアで分析するところまでする必要はありません。大切なのは、ユーザーが欲していることは、すべてあなたのプロダクトに関することではないということです。
現在の技術では、ユーザーが欲することをすべてを予想することはできないと思います。会話は終わりがなく、どこに行き着くかわかりません。
ユーザーのニーズを推測したり、把握するためにアンケートをするのではなく、ボットのインタラクションの中で、自然にユーザーから直接フィードバックを得られるようなフックを作りましょう。
一対多数のコミュニケーションを叶えるツールは今までも数多くの存在してきました。これらのツールは、基本的なメーリングシステム、メールマーケティング、ソーシャルメディアなどがあり、多数のオーディエンスやターゲットグループに対して一度に情報を伝えることができました。しかし、殆どのツールが、個人的なレベルでのコミュニケーションは実現できませんでした。
前後関係を考慮した上で捉話すということは、誰もが人と話すときに自然にやっていることですが、殆どの人は無意識的に行っています。
もし、だれかに「ジャケットを持ってきましょうか?」と聞かれたとき、あなたはそれを「いつ」持って来るつもりかということは聞かないでしょう。自然に、相手が今直ちに持ってくることを意図していることを、察すると思います。無意識のうちに、相手が天気のことを気にしていると認識し、その認識のもと回答をすると思います。
文脈を捉えたコミュニケーションこそが、チャットボットによってもたらされた、革命的なテクノロジーです。この類の前後関係を踏まえたインタラクションが、未来においてはスタンダードになると考えられます。
人は本能的に何かとインタラクションをすることを求めています。人と会話をすることは私たちの日々の生活の一部であり、人以外にも、我々はいつも生活を助けてくれるデバイスとのコミュニケーションに頼っています。
ユーザーがアクティブに利用するメッセージプラットフォームに、ビジネスを興すというのは、とても自然なことです。簡単で効果的なだけではなく、コミュニケーションにおいてより自然な形を求めているということなのです。
スマートフォンユーザーは、平均して27個のアプリを持っています。そのうち毎日使われているものは、4〜6つ程度。さらに30日が経つと、すべてのアプリのうちの3%しか残っていないとか。
新しいアプリをダウンロードするという作業は、今すでにダウンロードされていてよく使われている6つのアプリの中に入れるかどうかといことです。あなたが持っているエコシステムに対して集客する投資をするのはやめた方が良いでしょう。ユーザーが既にアクティブなところへ、あなたのコンテンツを持ってくる方法を考えましょう。
インターネットの世界は、私たちにいろんなことを可能にしてきました。ものを売ること、新しいスキルを学ぶこと、さまざまな人やものとつながることができます。メッセージアプリは、その中でも一番新しくて使いやすいツールです。
メッセージアプリには、SNSアプリより多くのアクティブメンバーがいます。そして、メンバーの活動期間もネットワーキングアプリより長いことがわかっています。WhatsAppのユーザーは、大抵毎週200分も会話をして過ごしています。
現在の技術において、ボットでユーザーに伝えられることはかなり限られています。コミュニケーションを効果的にするボットを作るためには、記号表現とアフォーダンスを発展させなくてはなりません。そのためには、これらの基礎的な要素をよりクリエイティブに組み立てていく必要があります。
会話インターフェースの基礎はテキストです。ボタンや簡単な回答をさせるようなプラットフォームもありますが、まだ全体的にこれらの機能が備わっているわけではありません。SMSがチャットボットのニーズに適合するまでは、なかなかスタンダードにはならないと思います。
SMSを含め、今の所すべてのボットのプラットフォームで、画像が使えるようになっています。JPEG、PNG、GIFなどを使うことも可能です
また、ビデオやオーディオファイルを送信することができるプラットフォームもありますが、これが存在しているのはおそらく試作段階の時期だけでしょう。
ボットは正しく作ればとてもパワフルなツールです。時間が経つにつれて、もっともっと強力な手段になることでしょう。
利点を最大限活用し、新しい未来を描こう!
(翻訳:Akiko Ogita)