YouTubeのSEO対策で必ず押さえておきたい7つのポイント

MARKETER

SEO対策をしている人にとってはもう当たり前となってきているのが、動画を使ったマーケティングです。質の高い動画コンテンツは、自分のサイトへの流入を増やす上で欠かせません。BACKLINKOのブライアン・ディーンによると、ビジネス目的で動画コンテンツを制作する際は、「YouTube SEO」を考慮することが重要だと述べています。

YouTubeは現在、Googleの次に大きい検索エンジンサイトであり、月に30億時間の動画が視聴されています。月間訪問者数は、ユニークで10億人にも上り、1日に500万近くの動画が視聴されています。またYouTubeを使うことで、テレビよりも効果的に18〜49歳の視聴層にリーチできます。

今回はYouTube SEOで検索上位を目指す際に押さえておきたい7つのポイントご紹介します。

1. YouTubeで最適なキーワードを調査をする

ウェブサイトでのコンテンツ制作と同様に、動画を作るときにも事前のキーワード調査は欠かせません。ブライアン・ディーンは、まずは自分が使いたいキーワードで検索をし、YouTube動画の検索結果があるかどうかを調べるべきだと述べています。

よく検索結果に出てくる動画コンテンツは「ハウツー動画」「チュートリアル」「面白動画」「スポーツや運動に関する動画」です。またはYouTube上の検索窓に自分が使いたいキーワードを入力し、そこに出てくるサジェスト(検索予測候補)を確認することもキーワード調査に役立ちます。

他にもGoogleトレンドを使って、自分の使いたいキーワードがどれくらいの検索ボリュームがあるかを確認するのも良いでしょう。

この調査により、自分が作る動画コンテンツの内容に興味を持つ人がどれだけいるかを調べられます。

もしまだYouTubeを始めたばかりで登録者数も少ないという人は、競争率の低いキーワードを狙うことをおすすめします。これにより、トピックに興味がある質の高い流入を稼ぐことができるからです。

無料で使える便利なキーワード調査ツールとして、『Keyword Tool』がおすすめです。

2. 自分のオーディエンスについて知る

当たり前だと思われるかもしれませんが、自分のオーディエンスを知ることは動画マーケティングを考える上で欠かせない要素です。自分がターゲットにしているオーディエンスの注意を引くには、自分のオーディエンスがどんなことに興味を持っているかを知る必要があります。

Entrepreneurは、自分のオーディエンスが何をきっかけに動画を観たいと思うか考えることが大事だと述べています。そのためには、オーディエンスの目線から物事を考えることが必要です。例えば、「この動画を観ることでどんな有益なことがあるのだろうか?」「この動画から何か新しくて面白いことが学べるだろうか?」といった内容の質問を自分自身に問いかけてみましょう。

また下記のような方法で、自分のオーディエンスに対してお金をかけずに調査することも可能です。

  • 自分のオーディエンスに対面でインタビューをしたり、会社・ブランドのFacebookページで質問をする
  • オンライン調査を行う
  • Google検索を使って、無料で信頼のできる参照元から情報を集める

3. 動画タイトルを検索エンジンに最適化する

YouTube動画のタイトルは、ブログ記事のタイトルを付ける時と同様に考えましょう。

オーディエンスは動画のタイトルを最初に見て動画を見るかどうか判断するので、タイトルに書いてあることは必ず正しい内容でなければなりません。もし実際に視聴して、タイトルと全く違う内容のコンテンツだった場合、検索順位での伸びはなかなか見込めません。

タイトルの文字数だけでなく、1.  で調査したキーワードを含めることも忘れないようにしましょう。検索順位を伸ばすためには、このキーワードはタイトルの最初に持ってくることをおすすめします。

4. 動画の説明文を最適化する

動画の説明文を書く時には、どういった内容の動画であるか、一目でわかるよう明確に書きましょう。

この説明文を読むのはオーディエンスだけではありません。YouTubeやGoogleのクローラーもまた説明文の内容を認識し、それに応じて検索エンジンにインデックスします。

動画の説明文は、以下のことに気をつけて書きましょう。

  • 説明文は少なくとも250文字以上
  • 調査したキーワードは必ず入れよう(ひとつのキーワードは3〜4回を目処に)
  • キーワードを意識しすぎて説明文が不自然にならないように
  • 自分のサイトがある場合には、説明文の最初に掲載

5. 適切なサムネイルを設定する

オーディエンスがタイトル以外に最初に見るのが、動画のサムネイルです。オーディエンスはサムネイルから動画のコンテンツの内容を理解しようとするため、動画の内容を適切に表現したサムネイルを設定するよう心がけましょう。

動画をアップロードすると、YouTubeが自動的にサムネイル候補を3つほどあげてくれます。もしお使いのYouTubeアカウントが認証されている場合には、自分で作った画像をカスタム機能でサムネイルとして設定することもできます。

▲カスタム機能ボタンは、3つのサムネイル候補画面の隣にあります

サムネイルは下記の手順でカスタマイズしてみましょう

  1. 動画の中からブレのない静止画像を、YouTubeのサムネイル推奨サイズである1280×720pxでキャプチャする
  2. タイトル以外にコンテンツの内容を端的に表す、読みやすいテキストを追加する(テキスト追加には、PicMonkeyなどの画像編集ツールがおすすめ)

オーディエンスの注意を引く効果的なサムネイルを設定し、クリック数upを目指しましょう。なお、繰り返しにはなりますが、サムネイルには動画コンテンツの内容を一番よく表現したものを使いましょう。

6. 動画に適切なタグ付けをする

YouTubeにおけるタグとは、動画をアップロードした後に設定できるキーワードを指します。動画コンテンツにタグ付けをしておくことで、誰かがそのキーワードで動画を検索した際に、検索結果にインデックスされやすくなります。

先述したタイトル、説明文、サムネイルといった要素の時と同様に、タグに関してもコンテンツにもっとも関連のある内容でなければなりません。動画に関連した適切なタグを付けることで、検索順位も上がりやすくなります。

7. 動画をプロモーションして再生回数を増やす

動画の再生回数を増やすことは、検索順位の向上に大きく役立ちます。嬉しいことに、再生回数を増やすにはさまざまな方法があります。今回は5つの方法をご紹介します。

  • ブログ記事の中に動画を入れる(これにより、ブログ記事自体のコンテンツの情報価値も上がる)
  • 友達や既存顧客、SNSフォロワーに動画をシェアしてもらう
  • QuoraのようなQ&Aサイトで、質問に答える際に自分のYouTube動画へのリンクを載せる(この時、動画のコンテンツは必ず質問内容に関連があるものでなければならない)
  • 動画の説明文に、動画をいいねして共有してもらうよう行動を喚起する
  • ニュースレターがある人は、メールの中に動画を入れてみる(使っているメールサービスで動画の埋め込みができない場合、サムネイルの画像だけを入れ、そこにYouTube動画へのリンクを貼る)

まとめ

以上、今すぐに始められる、検索上位に表示させるためのYouTube SEOの7つのポイントについてご紹介しました。適切で関連のあるタイトル、説明文、タグ、サムネイルをすべての動画に取り入れることを忘れないようにしましょう。

そして何より、オーディエンスが共感できるようなコンテンツ作りが大事です。リサーチを正しくおこない、YouTubeを使った効果的な動画マーケティングをしましょう!

(著者:Kanti Kashyap 翻訳:Reina Onishi)

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