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「デザイナー」と一口にいっても、さまざまな種類があります。特にWeb業界でよく聞くUXデザイナーとは、一体どのような仕事をしている存在なのでしょうか。
今回は、UI、UXの違いとUXデザイナーの役割について解説していきます。
UXデザイン(ユーザーエクスペリエンス)とは、製品を使っているユーザーにとって使いやすく、心地よい体験を提供できるようなデザインのことです。
たとえば、フォントが読みやすい、サイト登録までの流れがアニメーションになっていてわかりやすい、新規ユーザー向けの解説がしっかりとあるなど。
Webページの見方や、受け取り方は人によって変わりますが、ユーザーを第一に考えた最適なデザインをするのがUXデザイナーの役目です。
一方、UIデザイナー(ユーザインタフェイス)はWebページの見た目そのものをデザインします。ユーザーが操作するために触る表面上の平面をデザインするのが役割です。
Jodie Moule / Charcoal
UXデザイナーは実際にどのような役割を果たしているのでしょうか。3つのタスクを具体的な例と共に挙げていきましょう。
サイト内の設計図であるワイヤーフレームは、綿密に作る必要があります。ワイヤーフレームツールを使うなどしてビジュアル化していくと、クライアントにとってわかりやすく、より良いデザインでWebページを作ることができるでしょう。
全員が納得するワーヤーフレームを作るために、クライアントとしっかりコミュニケーションをとることも、UXデザイナーの腕の見せどころです。UXデザインは、個人、企業、テクノロジーをつなげるアーチなのです。
体験をデザインするからには、実際に体験してもらうのが一番でしょう。デザイナー一人の考えではなく、製品のプロトタイプを体験してもらいユーザビリティを確認することで、どのような形がベストなのかを発見できます。
ペルソナとは、架空のユーザー像です。その人に向けて、サービスを設計するという手法があります。たとえば、年齢や性別、職業、どんなデザインを求めているかなどをデータなどから想定するようなことですね。
しかし、誰でも良いというわけではありません。あくまでマーケティングですので、自分の製品を売り込みたい層のユーザーを見つけ出すことが大切です。
ペルソナを見つけ出す方法は、なにより市場の調査をすること。個人や企業向けのアンケートやインタビューがこれに当たります。
UXデザイナーは、部屋に閉じこもってデザインだけしていれば良いというわけではありません。体験してくれるユーザーがいなければ、UXデザインは意味を持たないからです。売り込みたいターゲット層がはっきりしていない場合にも同じことが言えるでしょう。
すべての人にとって良いデザインというものは、存在しません。凡庸なウェブデザイナーから突出したいのであれば、適切なペルソナを切り出し、常にユーザーにとって意味のあるデザインにすることが大切です。
UXデザイナーに必要なの資質には次のようなものが挙げられます。
ユーザーニーズを理解する訓練をつみ、人気サービスを生み出してください。
(翻訳:Klara)