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まるでおもちゃの世界のように撮影されたミニチュア / ジオラマ風の写真、その名も「チルトシフト」。実はちょっとしたテクニックで、チルトシフト写真を簡単に撮れるのです!
この記事では、そんなチルトシフト写真を撮るコツと、チルトシフト写真らしくなる加工方法を紹介していきます。
チルトシフト(ティルトシフトともいう)写真は、カメラのチルトシフトレンズを使って、風景をミニチュア / ジオラマのように小さく見せる方法です。チルトシフトレンズは、レンズを水平方向・垂直方向に移動させることで、いわゆる画面内に写っている物体のすぼまりを防ぎます。
「チルトシフトレンズ」を使うと、実際の風景でも、ミニチュアのジオラマを撮ったかのように見えるのです。
通常、チルトシフト写真は実際の風景をそのまま映すのではなく、ごく狭い範囲のみに焦点を合わせ、他のものをぼかします。どの写真でも、被写体となる範囲以外はすべてぼかされていることがわかるでしょうか。
撮影する対象としては、上の写真のような建設現場や何気ない街の風景、人の集まるイベント、鉄道などがあげられます。レンズは、高価なものだと35mmが多いようです。
レンズ選びはもちろんですが、アングルや被写体などの撮影シーンを選ぶことは、チルトシフト写真を撮るにあたって非常に重要なポイントです。
チルトシフト写真を撮るときには、被写体を上から写すことが多いです。しかし、真上からでは写真に奥行きが出ないため、角度をつけましょう。ミニチュアの模型を撮るときと同じようなアングルを見つけることで、あたかもミニチュアかのように見せられるのです。
試しにミニチュア写真をいくつか見てみると、良い角度が見えてくるかもしれません。
写真のメインとなる被写体以外は、あまり目立たないようにしましょう。そのためには、他の風景と違う箇所(高い塔や目立つ色の建物)をメインに捉えることが重要です。
色などの変化のないごちゃごちゃとした風景、たとえばラッシュアワーの人混みなどは、あまりチルトシフトの撮影シーンには適していません。人の表情などの細かい描写は、ここでは省く必要があります。
ミニチュアの風景写真はシンプルなものが多いのです。
最後のポイントは、当然ですが被写体を明るく、くっきりと映すことです。写真の上下には、あとからいくらでもぼかしをかけられます。
さて、ここからはチルトシフト写真の加工方法を見ていきましょう。現在、スマートフォンアプリや無料ソフトなどさまざまな方法がありますが、ここではPhotoshopを使います。
まずは、写真のなかで主体としたいポイントを見つけてください。
主体となるポイントが見つかったらマスクを作成し、被写体から外側に向けてグラデーションツールを使用します。
上の画像なら被写体から外側に向けて青色のグラデーションをかけ、レンズぼかしフィルタを適用します。
次に、写真の彩度を30%に設定します。彩度を上げることで、だいぶミニチュアらしいポップな仕上がりになるでしょう。
しかしまだ終わりではありません。最後にカーブツールを使用して、画像の色味やコントラストを調節しましょう。これでPhotoshopによるチルトシフト写真風の加工が完成です。
いくつかのコツを理解すれば、手軽にミニチュア風の写真が撮影でき、レンズがない場合でもちょっとした加工をするだけで、ミニチュア / ジオラマ風に見せることは可能です。
まずは撮りたいシーンを探して、自分だけのチルトシフト写真を作りましょう。
(翻訳:Kerala)