エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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現代アートのサブスクリプションとして話題になっている『Casie(カシエ)』をご存知でしょうか。メディアやSNSの広告で目にした方もいるかもしれません。
そこで今回は、Casieを出品者側(アーティスト側)として利用する際の特徴や、メリットデメリット、人気作品の例、出品者の口コミをご紹介します。
絵画のサブスクを、新たな収入源の一つにしてみませんか?
目次
Casieとは、日本初の月額制で絵をレンタルできるサブスクリプションサービスです。
2020年4月時点での利用者数は3,000人を突破し、貸し出しアイテム数は6,500点もあります。
Casieの特徴について、登録アーティストの視点でご紹介します。
登録アーティストへの報酬は、レンタル料金の35%です。
レンタル料金は、作品サイズによって決められており、以下のようになります。
プラン名 | 作品のサイズ(目安) | 月額レンタル料金(税込) |
ライトプラン | 1号(24cm×19cm) | 2,178円 |
レギュラープラン | 8号(41cm×32cm) | 3,278円 |
プレミアムプラン | 12号(60cm×50cm) | 5,830円 |
学歴・実績・年数問わず、絵を描く人であれば、誰でもアーティスト登録ができます。
また、ポートフォリオやいま手元に作品がなくても可能なので、単に絵を描くのが好きな人や腕試しをしてみたい人、これから絵を描いて経験を積みたいという人も気楽にアーティスト登録ができます。
アーティスト登録料や作品がレンタルされていない間の保管料金、顧客へレンタルする際の送料などは一切かかりません。
ただし、Casieに作品を預ける際と、作品が自分の元へ返却される際の送料は自己負担です。
報酬の振り込み申請が好きなタイミングでできます。ただし、申請は残高満額のみとなります。
申請月の翌月末に、指定口座へ振り込み手数料の500円を差し引いた金額が振り込まれます。
不定期で登録アーティストの親睦会やオークションイベントが開催され、お客様やアーティスト仲間と直接交流する機会が得られます。
中には交流を通して得られる刺激が、作品制作の励みとなるとの声もありました。
次は、登録アーティストとしてCasieを利用するメリットをご紹介します。
Casieは利用者数が多く層も幅広いため、普段は接点のない層のお客さんに自分の作品を知ってもらうチャンスになります。Casieで気に入ってもらい、SNS上でつながった事例もあるようです。
ただし注意したいのは、Casieを通じて知り合った人とSNS等の別サービスで繋がった場合、Casieへの申告が必須な点です。またオーダーを受けるのもCasieを通じて行わなければなりません。
またレンタル作品のあるアーティストは、CASIE MAG公式サイトで、月別に個展や展覧会を紹介してもらえるので、大きな宣伝効果も見込めます。
レンタル作品に、同梱物としてプロフィールシートが添えられます。
作者の経歴や作品に込めた想いなどを自分の言葉で伝えられるので、上手に活用すれば根強いファンの獲得につながりそうです。
作品が売れたりレンタルされることで、一定の収入の獲得や在庫の軽減につながります。
いままで外に見せる機会もなく部屋で眠っていた作品をエントリーしてみると、案外審査を通過できるかもしれません。一度挑戦してみる価値はありそうです。
Casieでは、作品の所有権を持つ親族の方のみ、故人の作品を代理で登録できます。亡くなった方の作品が後世で人気が出る可能性もあり、彼らの想いを世に出すチャンスかもしれません。
また、作者から了承を得ている作品も代理で登録できます。ただしその場合、作者の概要欄や収益の振り込み口座は作者名義でなければいけません。
Casieを登録アーティストとして利用する際のデメリットはこちらです。
Casieへ登録できる作品は、平面かつ原画・デジタルアート作品のみなので、立体作品などの登録ができません。アーティストによっては登録できる作品がない場合もあるかもしれません。
なお、デジタルアートの作品登録は次のような条件付きでのみ可能です。
【デジタルアート作品登録条件】
- 同作品の複製販売を行なっていない、以降も行わないこと(ポストカード等のグッズを除く)
- 高精細プリントであること(家庭用プリンターでの印刷はNG)
- 額装された状態もしくはキャンバスへのプリントがされており、壁に飾れる状態であること
- 本人直筆のサインをどこかに記載していること(サインのみ直筆)
作品の審査はWeb上のみで行われるため、審査員に作品を直接見てもらうことはできません。
手軽に審査をしてもらえる反面、タッチや繊細な色遣いなど、作品本来の魅力が十分に伝わらないこともあるでしょう。
Casieで公表されている審査基準は「レンタルされやすい絵かどうか」ですが、非常に抽象的です。作品は自分の感覚や好みで作り上げるものですが、作品審査に通過したいと考えるならば、ある程度の情報収集は必須です。
たとえば、Casieには「アーティスト専用LINE@」が存在します。アーティスト登録をすると友達登録ができ、随時人気作品の紹介などをしてくれます。人の作品を分析をして自分なりのポイントを抑えながら作品の指針を決めるのもひとつの方法です。作品のトレンドも変化するため、流行をつかむのも重要でしょう。
Casieで販売する場合は、今までの販売実績額、画材・額装費などを考慮した上で、33万円(税込)以内で販売価格を設定します。いくら費用をかけても33万円以上では売れないので注意が必要です。
因みに販売実績がない場合には現実的な価格として、1号あたり11,000円(税込)以内での設定をおすすめしているようです。
作品を利用者にレンタルしてもらうまでの流れを説明します。
作品を掲載するにはまず、無料のアーティスト登録が必要です。登録フォームに必須項目(名前・アーティスト名・メールアドレスなど)を入力し、登録を行います。
アーティストの詳細情報や作品写真などの登録を行います。この項目は、作品審査に大きく影響するため、丁寧に記入すると受かりやすいそうです。
取り扱いが決まった作品をCasie倉庫に送ります。作品エントリーの際に送信したデータをもとに、Casie公式Webサイトの作品一覧に掲載されます。
このとき、自分の元から作品を預ける際と作品が自分の元へ返却される際の送料は自己負担です。また、作品の持ち込みは受け付けていないため、注意が必要です。
お客様へ作品がレンタルされます。
作品がお客様の元へ届くきっかけは以下の2つがあります。
作品がレンタルされると、アーティストの元には通知が届きます。
作品の審査は「レンタルされやすい絵かどうか」を基準に次の3項目の総合評価で決められます。(参考:文化と芸術!)
例として、2021年1月に公式サイト掲載されたあと、すぐにオーダーの入った8号サイズの作品を並べてみました。全体的に色合いが明るく多様で、軽い印象の中にもインパクトのある存在感を感じました。
CASIE MAGでは、作品の紹介に加えて、これらの特徴も紹介してあります。作品作りの参考にするほか、純粋に見て楽しむのもおもしろいかもしれません。
Casieに登録している方の例と口コミをご紹介します。
Casieからの月収入:およそ4,550円~12,000円(推定)
Casieのお客様の好みにあった作品を提案するというシステムが、作品をレンタルしてもらえる大きなきっかけとなった例ですね。
作品を預けたあとの管理を任せたまま、収入が自動的に入ってくるシステムはとても魅力的です。
作品制作に集中したい方や、兼業をしている方にはとくによいですね。
Casieというアート作品のサブスクリプションサービスをご紹介しました。
日本では芸術に投資をする文化がまだ浸透していないと感じる中で、手軽にモダンアートを手に取れる、アーティストと愛好家の架け橋となるシステムが発達している状況は社会の変わり目を感じさせます。
Casieをアーティスト活動継続のツールとして活用するには、自分の感性を流行にアプローチさせながら作品を作り、エントリーさせることがポイントです。
絵画で自身の感性に挑戦してみたいあなた、自分の作品に合った流行とのあり方を見つけてみませんか。
(執筆:上塚千映子 編集:少年B)
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