エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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ページとページをつなぐ存在「リンク」。インターネットの根幹ともいえるリンクは、ほぼすべてのサイトに設置されています。
しかし見た目は正常でも、実際にリンクをクリックしたときに、「404 Not Found」と表示されて指定のリンク先に正しくたどり着けないこともあります。これは何らかの理由でリンクが有効になっていない場合に発生する「リンク切れ」という状態です。これを放置しておくと、サイトを訪れたユーザーが混乱してしまうだけでなく、サイト運営の面でもさまざまなデメリットが発生することをご存知でしょうか?
そこで今回の記事では、リンク切れの概要やサイトに及ぼす影響、リンク切れをチェックするおすすめのツールについて紹介していきます。
リンク切れとは、ページ内に設定されたリンクの移動先にページが切り替わらない状態を言います。この場合、エラーを示すページとして「404 Not Found(お探しのページは見つかりませんでした)」という画面が表示されるケースが多いです。
リンク切れは「デッドリンク(DeadLink)」とも言われ、長く運用されているサイトや、コンテンツ数が多いサイトによく見られます。
リンク切れは、リンク先のページが削除されたために発生することが多いです。
ページを作成したタイミングでは有効なリンクだったとしても、その後にURLの変更など何らかの理由で該当のページが削除されると、無効なリンクになってしまいます。
もう一つの原因として、リンクを貼り間違えるケースもあります。
たとえばURLの文字列が誤っていたり、スラッシュ(/)の場所を間違えていたり。これは書き手の入力ミスによって発生する場合がほとんどで、サイトの運営者が注意するだけでは防ぎづらいとされています。
これらの対策として、定期的なリンクのチェックが必要になります。
リンク切れが発生すると、リンク先のページが閲覧できないことでユーザビリティを損ないます。ユーザーは何かしらの悩みや好奇心を抱いてサイトを訪問する場合が多いため、そこでリンク切れを起こしていると、訪問したユーザーは問題を解決できず混乱してしまうのです。
リンク切れはサイトの運営にも大きな影響を与えます。
リンク切れがあると、検索で表示される順位を決めるためにサイト内のコンテンツを巡回する「クローラー」という機能でページ内に表示できないコンテンツがあると判定され、サイトの評価が下がる可能性があります。
クローラーによるサイト内を巡回した回数と、検索した際に表示されるサイトの順位は深く関係しているとされ、検索順位まで下がってしまうこともあり得るのです。
つまり、リンク切れはユーザーのサイト離れにつながります。
リンク切れは訪問したユーザーだけでなくサイトの運営者にもさまざまな影響を及ぼすことから、リンク切れの対処は必須といえます。
しかしリンク切れを確認するとき、 サイトに貼り付けられているリンクを一つずつチェックすると、ページ数が多いサイトの場合かなりの労力がかかります。
こんなときには、自動で簡単にリンク切れを発見できるチェックツールを使うのがおすすめ。今回の記事では、実際にリンク切れが発生したページを用意し、
という5つのツールでリンク切れを確かめつつ、ツールの概要や使い方も合わせて紹介します。
なお、今回の検証を行うため、事前に仮のサイトとページを準備しました。
本記事では、リンク切れを含むページのリンクを「http://○○○○.jp/link-check」として検証しています。
「有効なリンク」には存在するリンク「http://○○○○.jp/hello-world」が貼り付けられており、「リンク切れ」には存在しないリンク「http://○○○○/jp/not-link」が貼り付けられています。
『dead-link-checker.com』はWeb開発事業を手がける株式会社エスロジカルが運営しており、昔からリンク切れのチェックツールとして利用される定番ツールです。
【使い方】
- 「リンク切れチェックを実行する」と記載された欄にサイトのURLを入力
- 「チェック」ボタンを押す
- 以下のように結果が表示される
今回はキチンとリンク切れを検出してくれました。このように、「どのページに設定されているどのページへのリンクがリンク切れになっている」という情報を簡単に確かめられます。
関連語/候補キーワード検索数予測ツールで有名な『rishirikonbu.jp』を提供している株式会社ディーボが運営と開発を行っている『takotuboo.jp』。このサービスにはリンク切れチェックツールだけでなく、「インデックス状況調査ツール」「外部発リンクインデックス状況調査ツール」「タイトルテキスト重複チェックツール」も用意されており、多くのSEOペナルティに対処できます。
【使い方】
- 「URL」と記載された欄にサイトのURLを入力
- 「Check!」ボタンを押す
- 以下のように結果が表示される
サイト内にはリンク切れが発生している一方、このツールではリンク切れを検出できませんでした。
Web制作やWebシステムの開発を行っている株式会社トリックスターが運営しているリンク切れチェックツール。チェック前に添付ファイルや画像に関するリンクを除外し、サイトやページ間のリンクチェックのみを実施できることが特徴です。
【使い方】
- 「Site URL:」と記載された欄にサイトのURLを入力
- 「チェック開始」ボタンを押す(詳細設定ボタンを選択することで、URLの曖昧検索や除外する文字列を指定できます)
- 以下のようにリンク切れを検知する
こちらのツールでは正しくリンク切れを検知できました。
『W3C Link Checker』は、World Wide Web Consortium(W3C)という団体が提供しているリンク切れチェックツールです。表記はすべて英語ですが、URLを入力して「Check」ボタンを押すだけで簡単にリンク切れをチェックできます。
【使い方】
- 「Enter the address (URL) of a document that you would like to check:」と記載された欄にサイトのURLを入力
- 「Check」ボタンを押す
- 以下のように結果が表示される
残念ながら、今回の検証ではリンク切れ(404)をチェックすることはできませんでした。
なお、このツールではリンク切れチェック時にオプションをいくつか選択できますが、英語の意味は下記の通りです。
Webサイトの40%はWordPressによって作成されているため、WordPress向けのプラグインも豊富に用意されています。この『Broken Link Checker』もその1つで、使い勝手のいいリンク切れチェックプラグインです。
【使い方】
- プラグインをインストールする
- プラグインを有効化し、「ツール」-「リンクエラー」を選択
- 以下のように結果が表示される
※デフォルトの設定では24時間おきにリンク切れを自動チェックするので、設定して24時間周期でエラーを検知します。
無事にリンク切れを検知できまいた。
また、このプラグインを有効にしていると以下のようにエラーを検知したタイミングでメールにて通知されるので、早期発見が可能となります。
外部サイトへのリンクなら、サイト内で発生しているリンク切れを発見するために、チェックツールを定期的に利用することが有効な対策です。
しかし、サイト内のコンテンツに移動させるための内部リンクの場合には、リンク切れの際に表示される「404ページ」を独自に作成しておくことで、ユーザーの混乱を防ぐ方法があります。
他にも、WordPressの場合は各テンプレートごとに「404.php」という専用のphpファイルがあり、その内容を変更する方法などもあります。サイトごとの環境にあった対策をしましょう。
本記事ではリンク切れの概要や悪影響、リンク切れをチェックできるおすすめのツールについて紹介しました。
リンク切れの影響は大きいため、サイトを訪問したユーザーが混乱しないよう対策したうえで、定期的にチェックツールで確認しておきましょう。
(執筆:セイタモ 編集:齊藤颯人)
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