【エンジニア向け】各業界に特化したポートフォリオサイト事例7選

Developers Design Portfolio

ITエンジニアにとって、ポートフォリオサイトは自分を売り込むのに最適のツールです。しかし個人的な好みに偏った作品を載せたり、最新の技術が使えることを主張するだけでは、効果的にアピールできません。

潜在顧客に対して自身を効果的にアピールするには、特定の業界にターゲットを絞ったポートフォリオサイトが有効です。

そこでこの記事では、業界を絞ったポートフォリオサイトの実例と、その実例の制作に活用できる海外製WordPressテーマをご紹介します。

各業界に特化したポートフォリオを作るべき理由

Developers Design Portfolio

先述のように、ポートフォリオサイトには最先端の技術を使った作品や、自分のお気に入り作品ばかりを載せがちです。しかし潜在顧客は必ずしも、最先端の技術や、エンジニア自身が気に入っている作品を探しているわけではありません。

特定の業界や場所などに対象を絞ったポートフォリオサイトを作れば、ニーズが合致している潜在顧客に対して効果的に能力をアピールできます。

一般的なポートフォリオサイトを制作した場合と、業界を絞ったポートフォリオサイトを制作した場合を、以下で比較してみましょう。

一般的なポートフォリオサイトを制作した場合

WordPress開発についてのポートフォリオサイトを作るとしましょう。

多くの人にリーチするような、間口の広いポートフォリオサイトを制作すると「WordPress 開発者 仕事」や「Web開発 サービス」などのキーワードが検索対象になります。

しかし、こういったキーワードを対象にしているWebサイトは星の数ほどあるため、検索結果で上位にランクインするのは至難の技です。

業界を絞ったポートフォリオサイトを制作した場合

業界を絞ったポートフォリオサイトを作るケースを想定してみましょう。

メインのポートフォリオサイトを作り、その中に業界別のポートフォリオを2種類制作します。ひとつはウェルネス業界のクライアント向け、もうひとつはコンサルタント向けの内容です。

すると、このポートフォリオサイトは「コンサルタント Webサイト」や「ウェルネス WordPress開発」といったキーワードの対象になります。ニッチなキーワードは一般的なキーワードよりもランキング上位になりやすいため、狙った顧客に見てもらえる可能性が上がるのです。

いま挙げたポートフォリオサイトの例では複数の業界に対応することを想定していますが、業界をひとつに絞ってもランキング上位に入れる可能性は上がります。

ここからは、業界を絞ったアプローチを採用しているポートフォリオサイトの事例と、特化型ポートフォリオサイト制作に活用できるWordPressテーマをご紹介します。

1. 美容業界用のポートフォリオサイト

ヘアサロンやネイルサロン、スパなど、美容業界のWebサイトには欠かせない要素が2つあります。プロフェッショナルなサービスを受けられるという安心感と、ラグジュアリーさです。

Salon Web Studioは、この2要素をうまく取り入れた良例。高級感のある写真素材を使うことにより、魅力的でプロフェッショナルな印象をユーザーに与えています。

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▲出典:Salon Web Studio

BeHairdresserのWordPressテーマをカスタマイズすれば、このようなポートフォリオサイトが簡単に制作できます。

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▲出典:BeHairdresser

2. 医療&ウェルネス業界用のポートフォリオサイト

医療やウェルネス業界を対象としたWebサイトにとって一番大切なのは、信頼感を与えること。

顧客を歓迎する穏やかな印象を与えながらも、プロフェッショナルさを感じさせなければいけません。ハイエンドなサービスのWebサイトには、こうした工夫が必要になります。

Modern Wellness Designは「クライアントの声」という項目によって信頼感/顧客への歓迎ムードを演出しつつ、エンジニアとしての能力をうまくアピールしています。

BeClinicのWordPressテーマを使えば、医療やウェルネス業界向きの、落ち着いた印象のポートフォリオサイトが制作できます。

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▲出典:BeClinic

3. トレーナー&コーチ用のポートフォリオサイト

トレーナーやコーチのWebサイトで強調されることが多いのは、パワフルさや力強さ。トレーニングをしている様子や、指導をしている様子などの写真が人気です。また個人についてのWebサイトなので、顔写真も使われます。

デジタルエージェンシーのStartup Activeは、上記で述べたトレーナー/コーチならではの要素がうまく取り入れられた好例です。

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▲出典:Startup Active

BePersonalTrainerのWordPressテーマを使えば、このようなポートフォリオサイトを簡単に制作できます。

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▲出典:BePersonalTrainer

4. 非営利団体&慈善団体用のポートフォリオサイト

非営利団体や慈善団体のWebサイトの多くは、そのサービスを提供する対象に焦点をあてて制作されています。その理由は、CTAによって効果的に寄付やボランティアを募る必要があるためです。

また、シンプルな見出しや印象的な画像を活用して、ボランティアの目的や詳細をわかりやすく伝えることも重要となります。

エンジニアによるポートフォリオサイトについても、同様のアプローチが必要。Elevationの例を見てみましょう。ボランティアの対象となる子どもの画像を使い、シンプルな見出しを採用しています。

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▲出典:Elevation

このようなポートフォリオサイトが作りたいなら、BeCharityのWordPressテーマがおすすめです。

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▲出典:BeCharity

5. 金融サービス業界用のポートフォリオサイト

金融サービスというと、一見お堅い印象を受けるかもしれません。しかし最近ではフィンテックなどの台頭を受けて、テクノロジーを意識したデザインが人気です。

AdvisorWebsiteも、フィンテックを前面に押し出したデザインを採用しています。

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▲出典:AdvisorWebsites

フィンテックテイストのポートフォリオサイトを制作したいなら、BeLoansのWordPressテーマをカスタマイズしてみましょう。

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▲出典:BeLoans

6. ファッション&小売業界用のポートフォリオサイト

ファッションや小売業界のWebサイトは、販売する商品によって重視しているポイントが異なるのが特徴です。多くの商品を見てもらいたい小売店もあれば、スタイルを伝えることに重点をおきたいファッションブランドもあります。

Defusion Digitalは、ハンドメイドのアクセサリーとランウェイの写真を織りまぜているスタイルです。ファッションや小売業界のマルチな需要に対応していることをアピールしています。

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▲出典:Diffusion Digital

ファッションや小売業界用のマルチな需要をカバーするポートフォリオサイトを作るのにぴったりなのが、BeStoreのWordPressテーマです。

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▲出典:BeStore

7. 特定の地域を対象にしたポートフォリオサイト

地元のコミュニティにターゲットを絞った企業にアピールするなら、その地域のカラーを反映したポートフォリオサイトを作る必要があります。カラーパレットや画像で、ローカルビジネスに対応できることをアピールしましょう。

Bushwick Designが対象にしているのはニューヨーク。ブルックリンの街の写真をあちこちに散りばめています。

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▲出典:Bushwick Design

BeCityHallのWordPressテーマを使えば、地域の特徴を効果的にアピールできます。

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▲出典:BeCityHall

おわりに

今回ご紹介した事例のほとんどは1種類の業界に絞ったものですが、メインのポートフォリオサイトのディレクトリ配下に特化型ポートフォリオサイトをぶら下げることで、複数の業界別ポートフォリオサイトをもつことが可能です。

それぞれの業界の特徴を掴んで、潜在顧客にアピールしましょう。きっとニーズが合う顧客が見つけてくれるはずです。

(執筆:codrops 翻訳:Nakajima Asuka 編集:木村優美 提供元:codrops

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