エンジニアにおすすめのヘッドホン10選!選び方のポイントつき

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ENGINEER

短時間の効率的な作業やちょっとした休憩にヘッドホンを使用するのはいかがですか?

ヘッドホンで周りの音を遮ることで集中力がアップして、スピード感のある仕事ができます。また、仕事時の遮音だけでなく通勤、通学時により快適に音楽を楽しめますね。

この記事ではヘッドホン選びのポイントと、エンジニアにおすすめのヘッドホン10個をご紹介します。ぜひ、ヘッドホン選びの参考にしてください。

イヤホンvsヘッドホン。実際どっちが良いの?

どっちヘッドホホ

使うシーンによりますが、イヤホンは手頃な価格で軽量、さらにコンパクトなので持ち運びやすいのが魅力です。通勤や通学で好きな音楽を聞きたいときや、ランニング中に音楽で気分を盛り上げたいときにはイヤホンがおすすめです。一方でヘッドホンは、耳にフィットするので長時間装着していても疲れにくく、遮音性が高いのが魅力です。屋内での長時間の作業などに向いています。

  • イヤホン 通勤、通学、ランニングなどのスポーツ時に
  • ヘッドホン 屋内での作業時、高音質で音楽を楽しみたいときに

屋内での作業が多いエンジニアの方におすすめしたいのは、遮音性の高いヘッドホンです。集中して仕事を進めるときに、ヘッドホンがあると便利です。イヤホン、ヘッドホンには数々の機種がありますが、自分のライフスタイルに合わせて使い分けるのがベストです。

ヘッドホンの相場はいくら?

ヘッドホンの相場にはばらつきがあり、2,000円くらいの低価格ヘッドホンから100,000円を超える高額なものまで、さまざまです。なぜなら、通勤や通学のあいだに趣味で音楽を楽しみたいというレベルから、音楽エンジニアやDJなど音楽のプロフェショナルが仕事用品として使用するレベルまで用途が幅広いからです。

通勤や通学で音楽を聞くだけのヘッドホンは2,000円〜20,000円、音質やヘッドホンの質感を趣味で楽しみたい方向けのヘッドホンは20,000円〜100,000円、プロの仕事で使うヘッドホンは20,000円〜青天井、というのがだいたいの値段です。

ヘッドホン選びのポイント- 密閉型と開放型

高音質ヘッドホン

ヘッドホンで耳を覆うイヤーカップの部分の構造を、ハウジングといいます。ヘッドホンには、ハウジングが密閉されている密閉型(クローズド)と、メッシュなどで細かく穴が開いている開放型(オープンエアー)があり、使用用途によって選ぶモデルが違ってきます。

密閉型(クローズド)は、集中して仕事をしたい方に

ハウジングが密閉型(クローズド)になっていると、遮音性が高く音漏れがありません。まわりの音を遮れるので、無音の空間で仕事に集中したいときにはおすすめです。また、音楽を聴くときも、音漏れしないので周囲に迷惑をかけることなく音楽を楽しめますね。屋外での使用を想定したポータブルヘッドホンやプロユースのスタジオモニターヘッドホンのほとんどが密閉型(クローズド)です。音が中心に寄り、どっしりした低域がたのしめます。仕事へ向かう電車や職場での使用など、さまざまなシーンで使用したいエンジニアには密閉型(クローズド)をおすすめします。

開放型(オープンエアー)は、音楽を楽しみたい方に

開放型(オープンエアー)のヘッドホンは、ハウジング部分にメッシュの小さな穴がたくさん開いています。この穴から空気が出入りすることで、密閉型(クローズド)よりも広大なステージの音楽を楽しめます。密閉型よりも音質面で有利な構造のため、自宅での利用を想定した大型のハイエンドヘッドホンを中心に採用されています。音抜けが自然で、長時間のリスニングでも聴き疲れしないので、イージーリスニングにぴったりです。ただし音漏れが激しいため、職場での使用には不向きです。自宅でのリモートワークで働いているエンジニアにはおすすめできます。

ヘッドホン選びのポイント– 装着タイプ

ヘッドホンの装着タイプには、耳をすっぽり覆ってしまうオーバーイヤー型と、耳に軽くかぶせるオンイヤー型があります。エンジニアは長時間の作業中に使うことが多いと思うので、自分にあったタイプをみつけましょう。

高音質を追求するなら、オーバーイヤー型

オーバーイヤー

耳をすっぽりと覆ってしまうオーバーイヤー型のヘッドホンは、かなりポピュラーなタイプです。装着すると耳にフィットするので安定感があり、高音質で音楽を楽しむことができます。耳や側頭部への負担も少なく長時間の作業に向いています。室内で使用されることが多いです。

身軽さを追求するなら、オンイヤー型

オイイヤ

オンイヤー型ヘッドホンは、耳を覆うオーバーイヤー型と違い、軽く耳に乗せるだけのヘッドホンです。オーバーイヤー型よりも軽量なので、身軽に動きたい方におすすめです。また、耳の上からかぶせて落とさないために、バンドの強度が高くなっています。圧迫されて頭が痛くならないように、気をつけて使いましょう。機種によってはイヤーマフがやわらかくつけ心地の良いものもあるので実物を触ってみるのをオススメします。

おすすめヘッドホン10選

1. audio-technica ATH-S100iS

オーテク

出典:audio-technica

『ATH-S100iS』は、まさにシンプルイズベストのデザインです。5種類(黒、黄、赤、青、白)のカラーバリエーションがあります。装着感も同価格帯のヘッドホンと比べて、パッドが柔らかくて心地よいです。音漏れも問題ないです。音の傾向としては、安価ヘッドホンにありがちなスカスカ感はなく低域もしっかりでています。中高域もバランスがよく伸びてくれるので、女性ボーカルは気持ちよく聴けます。お値段も手が出しやすく、ヘッドホン初心者のエンジニアにはおすすめです。

価格 ¥2,100
メーカー audio-technica
ハウジング 密閉型(クローズド)
インピーダンス 32Ω
接続 有線
機能 スイーベル機構/マイク内蔵/肩出しケーブル

2. skullcandy UPROAR Wireless

スカル

出典 : amazon.com

『UPROAR Wireless』はSkullcandy初のBluetooth搭載ヘッドホンです。8種類の以上のカラーバリエーションがありデザイン性がとても高いです。音の傾向としては低域に少し寄っていますが、高域部分がやわらく伸びているので聴き疲れがしません。この価格帯と機能面を考えるととてもコストパフォーマンスは高いです。おしゃれも追求したい人にはおすすめです。装着感もよく、ボディも軽いため、女性エンジニアにはぴったりです。

価格 ¥3,650
メーカー Skullcandy
ハウジング 密閉型(クローズド)
インピーダンス 33Ω
接続 無線
機能 コントロールボタン/USBポート/マイク内蔵

3. Beats by Dr.Dre Beats EP

 

ビーツ

出典:amazon.com

『Beats EP』はいままでのBeats サウンドとは一味違います。従来のBeats といえばクラブサウンドの重低音重視のヘッドホンでした。しかし、『Beats EP』は上から下までハッキリと主張したサウンドを聴かせてくれます。武器である低域も、だらしない低域ではなく引き締まったタイトな低域で、さまざまなジャンルに対応できるようになりました。装着感はオンイヤー型としては側圧が非常に弱く、また高級ソファのようなイヤーパッドのため長時間の使用でも疲れにくいです。音漏れは普通にするので、音量には気をつけましょう。

価格 ¥10,580
メーカー Beats
ハウジング 密閉型(クローズド)
 インピーダンス 記載なし
接続 無線
機能 折りたたみ式/マイク内蔵/ノイズキャンセル

4. AKG K182

akg

出典:amazon.com

『K182』 は原音重視の密閉型モニターヘッドホンです。従来のAKGのヘッドホンはインピーダンス高めで鳴らしにくいイメージがありますが、このモデルは32Ωとインピーダンスが低く、ポータブルプレイヤーやスマートフォンでも十分に鳴らすことができます。音の傾向としては密閉型のヘッドホンにも関わらず、音抜けの良いAKGらしいクリアなサウンドでロックや打ち込み系のポップスに相性が良いです。系統的にはリスニング型のシリーズですが、モニタリングの要素もあわせ持つ良いヘッドホンです。厚みがあり、クッション性が高いイヤーマフを使用しているため長時間つけていても疲れにくいです。

価格 ¥14,450
メーカー AKG
ハウジング 密閉型(クローズド)
インピーダンス 32Ω
接続 有線
機能 ケーブル着脱式/イヤーパッド着脱可

5. SONY MDR-CD900ST

900ST

出典:SOUND HOUSE

もっとも使われているであろう『MDR-900ST』。このヘッドホンはいわゆる「業務用」のモニターで使われるヘッドホンです。どこのスタジオにも置いてあるので、日本のほとんどのアーティスト、音楽エンジニアはこのヘッドホンでレコーディングなどの楽曲制作を行なっています。

音の傾向としては無色透明なモニターサウンドです。無駄な味付けは一切ありません。高域は強く固めで、そこにある音がそのまま流れてきます。業務用向け商品のため、標準プラグはステレオ(φ6.5mm)になっています。スマートフォンやポータブルプレイヤーに接続する場合ステレオミニプラグ(φ3.5mm)の変換プラグが必要です。カスタム面が高くイヤーパッド、ケーブルなどを変更をしているユーザーも多いです。

価格 ¥14,580
メーカー SONY
ハウジング 密閉型(クローズド)
インピーダンス 63Ω
接続  有線
機能 イヤパッド交換可能/ステレオ標準プラグ

6. SONY WH-1000XM2

mh1000

出典: SONY

『WH-1000XM2』は、Bluetoothヘッドホンの次世代モデルとして、2017年10月に発売されたヘッドホンです。スマートフォンのアプリ「Headphones Connect」と連携して、自動でノイズキャンセリングをしたり周囲の音の取り込みレベルを調節したりする機能が備わっています。また、バッテリーの駆動時間が30時間と長いので、連続で使える時間が長くて便利です。感度の高いノイズキャンセリングによって、音楽をより静かな環境で鳴らしてくれるため、外で不足しがちな低域もふくよかで厚みのある音です。外でも室内でも活躍してくれるヘッドホンです。ノイズキャンセリングによりリスニングの音量は大きくなりにくいので、音漏れ等全く問題ありません。

価格 ¥33,000
メーカー SONY
ハウジング 密閉型(クローズド)
インピーダンス 46Ω
接続 無線(有線対応)
機能 マイク/ノイズキャンセリング/タッチセンサーコントロールパネル

7. SENNHEISER HD 599

プリン

出典:SENNHEISER

『HD599』は通称プリンで有名なSENNHEISERの往年の名機『HD598』の後継機です。 全体の雰囲気は大きく変わらず、すこしシャープなデザインになりました。音の傾向は開放型ながら量のある低域と厚みのある中域が特徴です。従来のHD598と比べて低域がシャープになり高域が伸びています。他の開放型と比べて音量がとりやすいので、音楽以外にも映画鑑賞やテレビの視聴など気軽に使えます。イヤーマフがとても柔らかく付け心地が良いので、長時間の作業にはもってこいの機種です。開放型であるゆえ、音漏れが大きいため自宅作業が多いエンジニアにおすすめします。

価格 ¥23,328
メーカー SENNHEISER
ハウジング 開放型(オープンエアー)
インピーダンス 50Ω
接続 有線
機能 ケーブル着脱式

8. Bowers & Wilkins P7 (wireless)

p7

出典:amazon.com

『P7』はイギリスのスピーカー専門メーカーBowers & Wilkins(通称B&W)のヘッドホンです。得意のスピーカー技術と知識を応用し作られました。音は全体的にハッキリとしたサウンドで引き締まっています。しかし、「サ行の刺さり」というものも感じさせず、気持ちよく伸びていきます。アコースティックの生音源や女性ボーカルの曲などがぴったりです。そして、中心にドスンと沈み込んだ低域は、スピーカーで培った技術が存分にいかされていることがわかります。デザインも黒を基調として上品になっており、ファッション面でも活躍してくれます。有線、無線と種類があるので自分の用途にあった方を選べるのも便利です。頭にフィットする形で装着感はバツグンによく、そして音漏れも少ないので周りに気にする必要はありません。

価格 ¥38.000
メーカー 2007年
ハウジング 密閉型(クローズド)
インピーダンス 22Ω
接続 有線/無線
機能 折りたたみ式/ケーブル着脱化

9. SENNHEISER HD 800 S

HD800S

出典:SENNHEISER

『HD800 S』はSENNHEISERのフラッグシップ機です。お値段もさながら最高級のサウンドを奏でてくれます。特筆するとすれば、その「広さ」。大きなホールのど真ん中に立っているような錯覚に陥ります。オーケストラのような大編成の楽曲を聴いた際には度肝を抜くでしょう。高、中、低域全てのバランスがよく、どんなジャンルの音楽にも合います。つけ心地も最高レベルで、装着しているのも忘れるくらいです。そして、バランスケーブルも付属しているため更なる音質改善もできます。インピーダンスが高いので、駆動力が高いアンプで鳴らしてあげる必要があります。HD800 Sを基準に機材環境をそろえるのもアリでしょう。開放型で音漏れはありますが、長時間の作業で疲れたエンジニアに最高級のサウンドステージと癒しを届ける極上のヘッドホンです。

価格 ¥216,000
メーカー SENNHEISER
ハウジング 開放型(オープンエアー)
インピーダンス 300Ω
接続 有線
機能 ケーブル着脱式

10. final D8000

D800

出典:final

『final D800』はfinalのフラグシップ機です。ヘッドホンの中でもトップクラスの値段です。平面磁界型という振動板にコイルを貼り付けて、それをマグネットとマグネットの間の空間に固定し、磁界の中で振幅させて音を出すという仕組みになっています。平面磁界型の繊細な高域とダイナミック型の量感と開放感のある低音の両立がこのヘッドホンの特徴です。広さはそこまでなくあくまでもヘッドホン的な鳴り方ですが、音の一つ一つが驚くほどリアルです。目の前の音が視えるような錯覚に陥ります。特に低域に関しては、普通のヘッドホンでは出せない空気感まで鳴らすことができ圧巻の一言です。Rockや打ち込みのpopの曲が合います。重さやイヤーパッドの感触が特殊なので、購入前は試聴をオススメします。

価格 ¥388,000
メーカー final
ハウジング 開放型(オープンエアー)
インピーダンス 60Ω
接続 有線
機能 ケーブル着脱式

おまけ:エンジニアには「カスタムIEM」もおすすめ!

ちなみに、カスタムIEM(通称イヤモニ)という自分の耳型で作るオーダーメイドイヤホンもあります。イヤホンのコンパクトさとヘッドホンの遮音性を掛け合わせた特性を持っています。大きなライブなどで、ミュージシャンが使っているのを見たことある人もいるかもしれません。価格帯は50,000円〜400,000円+インプレッション代(耳型代)約5,000円と高価格ですが、デザインも自分で決められるので、世界に一台あなただけのイヤホンが作れます。

遮音性、装着感はピカイチなので、作業に没頭したいエンジニアには本当におすすめです!ヘッドホンが苦手な人はぜひ検討してみてください!

まとめ

いかがでしたか?

ヘッドホンには値段からデザイン、性能までさまざまな選択肢があります。気になったヘッドホンがある場合は、実際にイヤホン・ヘッドホン専門店や家電量販店にいって実物を試してみることをオススメします。レビューだけではなく試聴をすることは大切です。

エンジニア自身の仕事環境にあったヘッドホンを使い、作業効率を上げていきましょう。

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