エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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Web開発から業務システム、さらにはAndroidアプリ開発まで幅広く使われているプログラミング言語、Java。
世界的に多くのエンジニアに愛用されているJavaには、フリーランス向けのさまざまな案件があります。
今回はフリーランスのJavaエンジニアの仕事や年収、需要などについて紹介していきます。
目次
フリーランスのJavaエンジニアには、以下の3つの特徴があります。
これらについて一つひとつ紹介していきます。
フリーランスのJavaエンジニアには、チームに溶け込むのが上手な人が多いです。
なぜなら、Javaエンジニアとして参画することになるプロジェクトは大規模なものが多く、ほとんどの場合チームの一員としての活躍が求められるからです。
ひとつの会社に留まらずさまざまな案件を渡り歩くフリーランスのJavaエンジニアは、案件の数と同じ数だけ、新しいチームとの出会いがあります。
その度にチームの一員として溶け込むことができるかが試されるので、Javaエンジニアはプログラミングの力だけではなく、チームで協力して開発にあたるコミュニケーション能力が大切なのです。
大規模プロジェクトで使われることが多いJavaのフリーランスエンジニアは、個の力ではなく集団の力を重視します。
巨大なプロジェクトにおいて個人の力は、たとえそれが突出したものであっても、あまり大きなことを成し遂げることができないものです。
成果を上げるには、チームの各メンバーといかに効率よく連携し、いかにそれぞれの力量を発揮させるかが大切なのです。
Javaのフリーランスエンジニアはそのことをよく知っているので、単独で動くことをよしとせず、チームと連携しながら集団の力でプロジェクトを進めることをよしとするのです。
フリーランスのJavaエンジニアは、開発チームとの関わりが多い一方で、クライアントとの関わりは薄くなりがちです。
参画する案件が大規模プロジェクトであるため、クライアントと直接関わることがあまりないのです。
そのため、中には顧客意識を失ってしまうエンジニアもいます。
そういった環境であるためフリーランスのJavaエンジニアの中には、顧客意識を失わないために、あえてクライアントと直接関わる小さめの案件に参加する人もいます。
さまざまなことができる汎用的なプログラミング言語、Java。
その便利さや可読性の高さ、習得しているエンジニアの多さから、Javaはさまざまな開発案件でメインの言語として採用されています。
以下で、Javaが採用されがちな「大規模システム開発」と「Androidアプリ開発」について紹介していきます。
フリーランスのJavaエンジニアの仕事で多いのが大規模システム開発です。
大規模システム開発では、データベース専門のチームやAPI開発のチーム、フロント開発チームなど、いくつものチームに分かれて巨大なシステムを構築していきます。
そのため大規模システム開発では、ひとりの人員がすべてを担当するということはありません。
フリーランスとしてプロジェクトに参画する場合、どこかのチームに配属されて、その分野についてチームで専門的に開発を進めていくのです。
なおこのときに参画するチームには、経験の浅いエンジニアでも参画しやすい簡単なチームもあれば、ベテランでないと参画が難しいチームまであります。
プロジェクト自体が巨大なので、さまざまなチームの中から自分にあったレベルと分野を選んで参画することができるのです。
フリーランスのJavaエンジニアの仕事でもうひとつ忘れてはならないのが、Androidアプリ開発です。
いまや生活に欠かせないアイテムとなっているスマートフォン。そのスマートフォンのうち世界で半分以上のシェアを占めているAndroidのネイティブアプリ開発は、Javaが得意とするところなのです。
たとえば次のようなAndroidアプリの開発案件があります。
大規模システム案件と比べると小粒の案件が多いAndroidアプリ開発ですが、その分クライアントとの距離が近いという特徴があります。
また、競合ひしめくAndroidアプリの世界では、リリースまでの開発速度が重視される傾向にあります。
そのためAndroidアプリの開発プロジェクトでは、大規模システム開発ではあまり見られないアジャイル方式でのプロジェクト進行が採用されることも多いです。
案件単価が上から下まで幅広いのがJava案件の特徴です。
駆け出しエンジニアからベテランまで、幅広い技術レベルの人が扱うプログラミング言語であるJavaには、さまざまなレベル帯の案件が常に募集されているのです。
そのため、平均年収はおよそ550万円ですが、腕に自信があれば、100万円以上の高単価案件に参加することもできます。
単価100万円以上の案件は、たとえば次のようなものがあります。
案件単価 | 120万円〜/月 |
プロジェクトの概要 | 大手保険会社の代理店システムの刷新 |
必要なスキル/経験 | Javaの専門的なスキル/上流工程の経験 |
あればよりよいスキル/経験 | PMOの経験 |
金額の高い案件の場合、上流工程の経験やプロジェクトを主導した経験などがあると参画しやすいです。
逆に駆け出しのエンジニアで腕に自信がない場合には、単価およそ30万円の低単価案件に参加するのもよいでしょう。
単価およそ30万円の案件は、たとえば次のようなものがあります。
案件単価 | 35万円〜 /月 |
プロジェクトの概要 | 某プロジェクトのテスト支援 |
必要なスキル/経験 | Javaの基本的なスキルと半年以上の案件参画経験 |
あればよりよいスキル/経験 | テストコードの製造を含むテスト工程の一年以上の経験 |
低単価で間口が広い、という印象のテスト工程ですが、中には専門的なテスト工程のスキルを要求される高単価のテスト案件もあります。
Javaの基礎をおさえやすく、なおかつプログラマーとしての基礎スキルをしっかりと鍛え上げることのできるテスト案件は、自信のない駆け出しエンジニアの方にはおすすめの案件です。
このように、求められる技術レベル、そして単価が上から下まで幅広いのがJava案件の特徴なのです。
フリーランスのJavaエンジニアが年収/単価を上げるには、以下の知識や能力を身につけるのがポイントです。
多くの人員と共に開発を進めることの多いJavaの開発プロジェクトでは、個ではなく集団としての力を求められます。
なので、プログラミングの能力だけではなく、集団で高い成果を出すためのチーム開発能力が優れている人は、Javaの案件で高い単価を狙うことができます。
また近年はAWSなどのクラウドサービスを利用してシステムを構築する場合が増えてきています。
なので、こういったクラウドサービスを利用してどのようにシステムを構築するかというインフラ領域の知識があれば、さらなる単価アップを望むことができます。
フリーランスのJavaエンジニアになるには、以下の2つスキルが必要です。
これらについて一つひとつ紹介していきます。
Javaはオブジェクト指向でプログラミングすることで、高い可読性を得ることができるプログラミング言語です。
そのため、Javaのプロジェクトに参画するエンジニアのほとんどはオブジェクト指向でプログラムを構築します。
たとえば、次のようなコードはオブジェクト指向らしく、処理の機能と役割ごとにコードが分割されており、読めば何をしているのかわかるコードになっていますよね。
// ______________________________ // // オブジェクト指向らしいコード(機能ごとにきれいに関心の分離をできている) // ------------------ /** 業務処理を行うクラス */ public class Model { /** 何らかの業務処理その1を実行する */ public void doSomething1() { foo(); foooo(); foooooooooo(); } //** 何らかの業務処理その2を実行 */ public void doSomething2() { hoo(); hoooooo(); hooooooooooo(); } } /** 画面表示を行うクラス */ public class View { /** HTMLを画面に展開する処理その1 */ public String initialize1() { String html = fugefuge(); return html; } /** HTMLを画面に展開する処理その2を実行 */ public String initialize2() { String html = hogehoge(); return html; } } /** ユーザの要求に応じた業務処理や画面表示を操作するクラス */ public class Controller { private String status; private Model model; private View view; /** statusに応じて業務処理や画面遷移を振り分けるメソッド */ public String control() throws FooException { switch(this.status) { case "01": // 業務処理その1と画面遷移その1を行う model.doSomething1(); return view.initialize1(); case "02": // 業務処理その2と画面遷移その2を行う model.doSomething2(); return view.initialize2(); case "99": // 警告ページにリダイレクトする this.redirectAlertPage(); return null; default: // エラーページにリダイレクトする this.redirectErrorPage(); return null; } } }
ですが、同じ内容の処理を行うとしても、次のように機能/役割ごとの分割がなされていないコードでは、可読性は著しく落ちます。
// ______________________________ // // オブジェクト指向らしくないコード(コードの目的が入り乱れて役割の異なるコードが密に結合している) // ------------------ /** 中核処理全体を担うクラス */ public class MainApplication { private String status; /** statusに応じて業務処理や画面遷移を振り分けるメソッド */ public String execute() throws FooException { switch(this.status) { case "01": // fooとfooooとfooooooooooとfugefugeを実行する foo(); foooo(); foooooooooo(); return fugefuge(); case "02": // hooとhooooooとhoooooooooooとhogehogeを実行する hoo(); hoooooo(); hooooooooooo(); return hogehoge(); case "99": // 警告ページにリダイレクトする String alertUrl = booo() + booooooo(); redirect(alertUrl); return null; default: // エラーページにリダイレクトする String errorUrl = booo() + foo(); redirect(errorUrl); return null; } } }
このように、オブジェクト指向で書けている場合と書けていない場合とでは、一見したときのコードのわかりやすさに大きな差があるのです。
また、適切に機能/役割を分割していれば、コードの改修や機能追加を行うときも、コードのどの辺りを変更すればよいかがすぐにわかります。
ですからJavaのフリーランスとしてプロジェクトに参加するのであれば、オブジェクト指向でコーディングできることは必須事項なのです。
可読性が高く堅実なプログラミング言語であるJavaですが、慣れないうちは拡張性の低いコードを書いてしまうエンジニアが多いです。
拡張性を下げる要因はさまざまですが、基本的なものを例として挙げるなら「アクセス修飾子をむやみに狭めること」などがあります。
たとえば、以下のようなログを出力するクラスがあるとします。
public class CommonLogger { /** ログを書く */ private void write(String message) { return writeLog(message); } /** ログを書く処理を呼び出す */ public void callWrite(String message) { write(message); } }
一見、とくに問題のないコードに見えますよね。
しかし要件に追加や変更があり、ログ出力の書き込み処理を拡張したいという状況になった場合は、どうでしょうか。
このコードの書き込み処理(write()メソッド)にはprivateのアクセス修飾子がついていますよね。
privateのメソッドは子クラスからのオーバーライドが効かないので、このままではこのクラスを継承した子クラスで書き込み機能の拡張を行うことができません。
この例ではシンプルなコードで説明していますから、継承を用いず新たなクラスを作成すればいいように見えます。しかし、実際の案件ではコードが複雑化して、なんとかして継承を用いて拡張しないと無駄なコードが増えてしまうという場面がよくあるのです。
上記コードの例の場合、書き込み処理を子クラスでオーバーライド可能にするには、アクセス修飾子をprotectedにする必要があります。
public class CommonLogger { /** ログを書く(protectedなので子孫クラスが書き換え可能) */ protected void write(String message) { return writeLog(message); } /** ログを書く処理を呼び出す */ public void callWrite(String message) { write(message); } }
このようにアクセス修飾子がprotectedより広い範囲のものであれば、継承した子クラスでのオーバーライドが可能です。
長期間かけて製作、アップデートされる巨大なプロジェクトが多いJavaの案件では、過去に誰かが書いたコードを拡張しなければならない場面に多く出会います。
そのような改修機会の多いプロジェクトの中で、拡張性が高いコードを書けるかどうかは未来のプロジェクトの成否を左右します。
だからフリーランスのJavaエンジニアとして活躍するには、わかりやすく、かつ拡張性を殺さずにプログラミングする能力が必要なのです。
世界的に多くのエンジニアから支持されているプログラミング言語、Java。
そのJavaを扱うフリーランスのエンジニアには、どれほどの需要と将来性があるのでしょうか。
結論から述べると、フリーランスのJavaエンジニアの需要はとても大きいです。
なぜなら、大規模システムの開発で採用されることが多いJavaのプロジェクトには、ひとつの案件に多くの人員の募集がかかるからです。
そのうえ、なんでもできる汎用性が強みのJavaは、その活躍の場を選びません。さまざまな分野の開発案件でJavaが採用されるため、フリーランスのJavaエンジニアには常に多くの需要があるのです。
また、近年はAndroidアプリの開発案件もあります。
もともとさまざまな分野で需要のあったJavaエンジニアでしたが、現在は世界中にユーザーがいるAndroidのアプリ開発でもJavaが使われているので、以前にも増して需要が高まっているのです。
毎年色々なプログラミング言語が話題になり脚光を浴びますが、Javaはその特徴である「なんでもできる汎用性」のおかげで、長い間さまざまなアプリケーションで採用されてきました。
現在でもJavaが持つ汎用性は他言語と比べても優れており、さらにJava自身の新しいバージョンへのアップデートも活発に行われています。
そのため、これからもJavaの開発案件については多くの求人を望むことができます。
実際のところ、Javaのプロジェクトで在宅/リモートワークが可能な案件はそう多くありません。
大規模なチームとして動くプロジェクトが多いJava案件には、チーム内のメンバー同士、あるいは別チームのメンバーとの密接な連携が求められることが多いので、あまり在宅/リモートワークは好まれない傾向にあるのです。
プロジェクトの発注者がセキュリティリスクの高い大企業である場合が多いことも、この傾向に拍車をかけています。
なので、在宅/リモートワークが可能なJava案件はあまり多くないのです。
結論から述べると、未経験からフリーランスのJavaエンジニアになることは可能です。
なぜならJavaは需要が大きいプログラミング言語であり、求められる開発レベルも上から下まで幅広いからです。
技術レベルが高くなくても参画できる案件もあれば、高い力量を要する代わりにかなりの高単価を狙える案件もあるのがJavaのよいところです。
また、Javaは長い間多くのエンジニアに支持されてきた言語であるため、未経験者がJavaでプログラミングできるようになるための教材や解説サイトが豊富にそろっています。
そのため、未経験でも独学でJavaを身につけて、フリーランスのJavaエンジニアとして活躍することは、十分に可能なのです。
Workshipには高単価なJava案件が豊富にあります。
さまざまな案件規模や開発内容の案件を見つけることができるので、これからフリーランスのJavaエンジニアとして活躍したい人にはぴったりです。また、特定の分野について自身の力量を伸ばしたい人も、幅広く案件があるWorkshipなら、自身の望む分野のJava案件に携わることができます。
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執筆:sig_Left
編集:Workship MAGAZINE編集部
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