【MBTI診断】16タイプ別・フリーランスに向いてる仕事/働き方
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多くのWeb開発案件で採用されているプログラミング言語、PHP。Javaに並んで古くから多くのエンジニアに親しまれているこの言語には、多くの案件があります。
今回は、フリーランスのPHPエンジニアの仕事や年収、需要などについて紹介します。
目次
フリーランスのPHPエンジニアには次の2つの特徴があります。
これらについて、ひとつずつ解説していきます。
HTMLに埋め込む形でコーディングすることができるプログラミング言語、PHP。このPHPを扱うフリーランスエンジニアの多くは、Web方面の知識に富んでいます。
PHPはもともとWeb開発のために作られたプログラミング言語なので、PHPが採用される案件のほとんどは、WebサイトやWebシステムを開発する案件です。
そのため、フリーランスのPHPエンジニアとして活動していると自然にWeb方面の知識に詳しくなるのです。
Webサイトの開発では、PHPでサーバを実装するだけが仕事とは限りません。
フロント専門の技術者がいるような案件では別ですが、そうではない場合、Webデザイナーが描いたレイアウトに従いHTMLやCSSなどを使ったコーディングや、JavaScriptを使った画面挙動の実装を施していく作業もPHPエンジニアが行う場合が多いです。
そのため、Webサイトの開発に携わることの多いPHPエンジニアは、Webデザインなどフロントの知識に詳しい場合が多いのです。
フリーランスのPHPエンジニアの仕事は、大きく分けると、主に次の2つです。
これらについて、ひとつずつ解説していきます。
PHPはWeb開発に特化した言語です。そのため必然的に仕事の内容もWeb開発の案件が多く、また規模も大小さまざまなものがあります。
小規模なWebサイト開発案件では、顧客の要望を叶える適切なサイト構造をPHPエンジニアが設計し、製造します。
中規模から大規模なWebアプリケーションの開発では、複数人のチームを組んで、一丸となって要件の落とし込みや設計、製造、テストの作成や消化をこなしていきます。
また、PHPは古くから使われている言語なので、新規にWebアプリケーションを作成する案件のみならず、既存のシステムの改修や機能追加を行う案件もあります。
フリーランスのPHPエンジニアの仕事で外せないのが、WordPressを使ったWebサイト構築です。
WordPressとは、PHPでつくられた世界でもっとも人気のあるコンテンツ管理システムです。
ユーザーが簡単にコンテンツを追加/編集できる管理者ページが付属しており、個人のブログや企業のホームページ、小中規模のWebサイトを構築するのに向いています。
なんと全世界のWebサイトのおよそ3分の1が、このWordPressで構築されており、WordPressを扱う技術に長けていればエンジニアとして仕事に困ることはないともいわれています。
フリーランスのPHPエンジニアの平均年収はおよそ540万円です。
ものによりますが、PHPの仕事は他のプログラミング言語の仕事と比較して、小中規模の案件が多いです。そのためあまり巨額の案件は多くはなく、案件単価はおよそ45万円となっています。
たとえば、中規模のPHP案件では次のようなものがあります。
案件単価 | 50万円/月 |
プロジェクトの概要 | ユーザー投稿サイトの開発 |
必要なスキル/経験 | 2年以上のバックエンド開発経験、PHPのスキル、JavaScriptのスキル |
あればよりよいスキル/経験 | Gitなどバージョン管理システムのスキル、MySQLなどデータベースを扱うスキル |
一方、Laravelを初めとしたモダンな技術を要する案件では比較的高単価の報酬を狙うこともできます。
案件単価 | 70万円/月 |
プロジェクトの概要 | 採用管理業務を支援するクラウドシステム開発 |
必要なスキル/経験 | PHP(Laravel)での開発経験、Vue.jsでの開発経験 |
あればよりよいスキル/経験 | AWSなどクラウド環境の知識、運用やインフラに関わる知識 |
また、WordPress関連では次のような案件があります。
案件単価 | 45万円/月 |
プロジェクトの概要 | WordPressを使用した会員制のe-Learningサイトの開発 |
必要なスキル/経験 | WordPress構築や開発経験、PHPのスキル |
あればよりよいスキル/経験 | 決済機能の開発経験 |
PHP案件で年収/単価を上げるポイントは次のとおりです。
Webサイトを開発する案件が多いPHPでは、サイトをリッチに演出するためのフロントの技術に詳しいと、より幅広く活躍することができます。そのため、HTML、CSS、JavaScriptの3領域の技術を高めると、単価を上げることができます。
また、AWSなどインフラの知識に富んでいれば、開発したWebサイトやWebシステムの運用フェーズにおいても重宝される人材になれます。
さらに、LaravelやVue.jsなどモダンな領域の技術も扱えると、より高単価なハイレベル案件に参加することができます。モダンな領域の技術で、優れたアプリケーションを迅速に開発できるようになれば、エンジニアとしてさまざまな案件で頼りにされます。
PHPエンジニアとして働く以上、基本的なPHPのスキルは必須です。
PHPの基本的な文法や、用意されているさまざまな関数。さらに、開発に便利な公開ライブラリや、Webアプリケーションを作成するためのフレームワーク。これらについてひととおり触ってみて、自分でちょっとしたWebアプリケーションをつくれるようになると、フリーランスのPHPエンジニアとして案件を受注しやすくなります。
PHPは昔から多くの人に親しまれているプログラミング言語なので、教材は豊富です。実際にコーディングをしながら、教材やWebドキュメントを丁寧に読み解いていけば、PHPを自由に扱えるようになりますよ。
Webサイトの開発が多いPHP案件では、HTML、CSS、JavaScriptなどのフロント技術も使いこなせる人材が求められます。
サーバ処理を担うPHPと、フロントを担うHTML、CSS、JavaScript。Webサイト開発では、サーバもフロントも同時に開発を行う場合が多いので、どちらか一方ではなく、サーバー側とフロント側の両方の技術に長けていることが望まれます。
とくに近年ではフロント技術の進歩により、フロントが担う役割が拡大してきています。Vue.jsなどのモダンな技術を使いながら、リッチなWebサイトを迅速に開発できるエンジニアは多くの案件を受注できますよ。
なお、Vue.jsとは近年Web開発の現場で使われることが増えたJavaScriptのライブラリです。
SPA(シングルページアプリケーション)の開発に強く、そのほか以下のような「状態を動的に変更させる画面」を短くてわかりやすい記述で実装することができるという利点があります。
See the Pen Vue.jsサンプル by sig_Left (@sig_left) on CodePen.
Vue.jsはPHPのWeb開発案件とセットで使われることが増えてきているので、Vue.jsを扱うことができるとPHPの案件もより高単価を望むことができます。
小規模ながらも膨大な数の案件があるWordPress。WordPressはPHPでつくられているので、PHPエンジニアならWordPressのテーマに修正や新しい実装を施すことも容易です。
たとえば2019年のWordPressのデフォルトテーマのヘッダーは、以下のようなPHPのコードでつくられています。
このように、WordPressはその画面表示も独自の関数を利用したPHPで作成されているのです。
また一方で、単なるテンプレートの動的な記述のみならず、エンジニアにとってWordPressはある種のWebフレームワークでもあります。
多少癖がありますが、WordPressがPHPで実現させているフック処理などを理解すれば、さまざまなアプリケーションを低コストで素早くつくることができます。
世界中のWebサイトの3分の1のシェアを誇るWordPressは、その案件数もとても多いです。
そのため、自分のスキルをWordPressに特化させ、仕事もWordPressを中心に活動している「WordPress専門のエンジニア」もいるほどです。
以下の理由から、フリーランスのPHPエンジニアは需要が高く、将来性も望むことができます。
これらの理由について、ひとつずつ説明していきます。
PHPはWeb開発において、昔から親しまれているプログラミング言語です。PHPを習得しているエンジニアの数が多く、また初学者がPHPを学習するための教材やノウハウも豊富なので、PHPを採用するWeb開発案件は多くあります。
そのため案件数の多さに比例して、PHPエンジニアの需要も高いのです。
豊富なプラグインと使いやすいコンテンツ管理画面。その人気ゆえに個人から企業までさまざまなユーザーに利用されているWordPressは、案件数としてもとても多いです。
現時点で世界中のWebサイトの3分の1をWordPressが占めている上に、現在もアップデートを続けているWordPressは、今後も長い期間に渡ってWebサイト構築時に選ばれるコンテンツ管理システムであり続けるでしょう。
古くからある言語という印象の強いPHPですが、現在はLaravelを中心としたモダンな領域で、多くのエンジニアからこれまで以上の支持を集めています。
同じくモダンな領域のJavaScriptのフレームワークVue.jsなどと一緒に使われる場合も多く、新しい技術に興味関心のある企業が高い単価の案件でLaravelを採用するパターンも増えてきています。
またPHP自身も年1回ペースでアップデートを続けており、今後の機能向上にも期待が持てます。
結論から言えば、PHP案件には在宅/リモートワークが可能な案件もあります。
小中規模の案件が多いPHPでは、適切に環境を整えれば在宅/リモートワークで十分に問題なく仕事をこなすことができます。
PHP案件を発注する企業もそのことをわかっており、新しい働き方に理解がある場合が多いので、在宅/リモートワークが可能な案件が多いのです。
未経験からフリーランスのPHPエンジニアになることは可能です。
多くのエンジニアに使われてきたPHPには、未経験者がPHPを扱えるようになるための教材やノウハウが豊富です。
そういった教材などでPHPの技術を身につけたら、小規模な案件から少しずつ始めてみるのがよいでしょう。
最初はわからないことだらけで苦労するかもしれませんが、案件でさまざまな経験を少しずつ重ねていくうちに、より高レベルな案件にも参加できるスキルが身につきますよ。
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執筆:sig_Left
編集:Workship MAGAZINE編集部
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