エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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「フリーランスエンジニアになるには資格ってあったほうがよいの?」
「フリーランスエンジニアが資格を持っているとどんなメリットがあるのか知りたい!」
「フリーランスエンジニアにおすすめの資格があれば教えて欲しい!」
これからフリーランスエンジニアを目指す人であれば、資格があったほうが仕事を受注しやすいのか、収入が上がるのかなど気になると思います。
結論から言うと、フリーランスエンジニアが資格を持っていると有利になることがありますが、費用対効果は低く、資格よりもまずはスキルを磨いたほうがよいです。
そこで本記事では、
これらの点について詳しく解説していきます!
まず、フリーランスエンジニアに資格が必要かと聞かれると、必ず資格を取得しないといけない決まりはありません。
資格を持っていないからといって、仕事を受注できなかったり、収入が下がることはほとんどないです。
会社員としてエンジニアが転職するときには、ひとつの武器や努力の姿勢として評価される場合がありますが、フリーランスエンジニアはそれほど資格を重視されません。
どちらかと言うと、フリーランスエンジニアは資格よりもスキルや技術を磨いて、その成果としてオリジナルの作品を作って提示するほうが、クライアントもその人のスキルがわかります。
フリーランスエンジニアに求めれらるのは資格よりも、その人が持っているスキルのほうを重要視されます。
資格をたくさん持っていても、コードが書けず何も開発ができないエンジニアAさんと、資格は持っていないが、開発経験が豊富で要求することに対して忠実に開発ができるエンジニアBさんを比較したとき、どちらのほうが需要が高いと思いますか?
職種によっては、資格をたくさん持っているAさんのほうが需要がある場合もありますが、エンジニアの世界では圧倒的にBさんのほうが需要が高いです。
エンジニアに求められているスキルは、知識の量よりも、ニーズに対してプログラムを開発できるスキルです。
フリーランスエンジニアの仕事は、クライアントが抱えているニーズをプログラム処理によって解決することです。
ですから、仕事の営業をするときに「私は、〇〇と〇〇の資格を持っています!」とアピールしても、クライアントのニーズとマッチしません。
クライアントはあなたの資格が必要なのではなく、あなたの持っているスキルが必要で、そのスキルを活かしてシステムを作って欲しいのです。
その持っている資格が、システム開発などに有利だと判断されればよいですが、有利になることはほとんどありません。
なぜなら、プログラミングは確認しながら作業ができるため、わからないことがあれば、調べればよいので、資格で学ぶような知識もわからないことがあればその場で検索して調べればよいのです。
また、クライアントに対して資格をどれだけアピールしても、IT系のスキルに疎いクライアントであれば、その資格の凄さや活用性が伝わりません。
業務内で資格を活かすことができなければ、資格を取る必要はないと言えるでしょう。
フリーランスエンジニアが資格を取得して有利にはたらくのは、信頼感を与えたり努力する姿勢が伝わることです。
資格を多く持っている人に営業や提案をされると、その人に対して信頼感や安心感を感じることがありますが、それは資格取得に対する姿勢が影響しています。
たとえば、フリーランスエンジニアとして仕事を受注するときに学歴を聞かれることがありますが、あまりよい学歴でない場合には、資格を取得してアピールすることでカバーできるでしょう。
フリーランスエンジニアに資格が必要ない理由として、資格の取得が必須条件の案件は少ないことが挙げられます。
どちらかと言うと、開発経験や実務経験の年数などが条件となっており、資格が必須の案件はめったにありません。
▼必須スキル
- 10人以上の開発チームにおけるマネジメント
- 以下について実際の開発経験があること
Webアプリケーション開発
API開発
AWSベースでのインフラ構築
コードレビュー- 要件定義及び設計の経験
たとえば、フリーランスエンジニアのスキルシェアサービスである『Workship』の案件を実際に見てみると、このように資格の取得条件はなく開発経験が必須条件となっています。
【必須スキル/ご経験】
以下のうちいずれか1つ以上を必須としています。
- CakePHP、Symfony、Zend開発経験3年以上
- PythonでGoogleサーバーでの開発経験3年以上
- PerlでのCGI開発経験3年以上
- GOでの開発経験3年以上
- RubyでのEC、各種GEM開発経験3年以上
他のWorkshipの開発案件の詳細を見ても、このように開発経験の年数を条件にしており資格は必要ありません。
このようにWorkshipでは、資格の条件がないシステム開発やサービス開発の案件が豊富で、受注の難易度的にもそれほど高くありません。
さらに、案件を受注するとお祝い金として1万円が貰えるので、ぜひチェックしてみてください!
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結論として、フリーランスエンジニアに資格は必要なく、資格は単なる暗記学習になってしまうため、それよりもどんどん手を動かしてプログラミングスキルを磨いたほうがよいです。
ぼくは今フリーランスエンジニアとして働いていますが、IT系の資格は1つも取ってません
というより取れませんでした😂
ITパスポートは参考書を一読しただけ
基本情報は難しすぎて挫折🦴
その分アプリを作ったり実務経験を積みました
不明点があればProgateやTutorialを見返して復習しました
— COM / ガジェット研究所 (@com_y_0) November 21, 2018
実際に、フリーランスエンジニアとして活動されている人も、資格を持っている人は少なく、資格の取得にチャレンジしても暗記が多く挫折してしまう傾向にあります。
エンジニアとして成長するには、実際にアプリを作ってみたり、アウトプットすることが非常に重要です!
フリーランスエンジニアに資格はあまり必要ないことをお伝えしましたが、とは言っても、「資格を取っておきたい!」と思う人もいるでしょう。
フリーランスエンジニアにおすすめできる資格は以下の3つです。
- オラクルマスター
- 情報処理技術者試験
- Linux技術者認定
まずはじめに、ORACLE MASTER(オラクルマスター)があります。
おそらくほとんどの人が、オラクルという会社名を耳にしたことがあると思います。
オラクルは、アメリカに本社を置くソフトウェア会社で、有名なマイクロソフトやIBMに次ぐ第3位のソフトウェア会社です。
オラクル社は、主にデータベース管理に関するソフトウェアを開発しており、オラクルマスターという資格はそのオラクル製品の認定資格となっています。
オラクル社のデータベース管理のソフトウェアは、国内でもトップクラスのシェアであり、ほとんどのIT企業で用いられています。
つまり、オラクルマスターを取得することにより、システム開発に欠かせないデータベースの管理ができるようになるため、仕事の幅が広がります。
主にIT企業と業務委託契約を結ぶフリーランスエンジニアの人であれば、データベースを扱えるスキルは需要があるので、オラクルマスターの資格を持っておくとよいでしょう。
情報処理技術者試験はIT系で唯一の国家試験であり、例年50万人~60万人もの情報技術者が受験しています。
情報処理技術者試験はソフトウェアなどの特定の問題だけでなく、プログラミング言語、ネットワーク、インフラなど広範囲の知識を求められる試験です。
国家資格なだけあって、フリーランスエンジニアが取得すれば、かなりの信頼につながりますし、仕事を有利に進めることができるでしょう。
情報処理技術者試験は4つのレベルに分けられており、以下のとおりです。
レベル1 | ITパスポート試験 |
レベル2 | 情報セキュリティマネジメント試験 |
レベル2 | 基本情報技術者試験 |
レベル3 | 応用情報技術者試験 |
レベル4 | ITストラテジスト試験 |
レベル4 | システムアーキテクト試験 |
レベル4 | プロジェクトマネージャ試験 |
レベル4 | ネットワークスペシャリスト試験 |
レベル4 | データベーススペシャリスト試験 |
レベル4 | エンベデッドシステムスペシャリスト試験 |
レベル4 | ITサービスマネージャ試験 |
レベル4 | システム監査技術者試験 |
レベル1は情報技術における基礎的な内容になっており、レベル4になると、マネジメントやデータベースなど、より専門的な内容になるので自分の専門とするスキルの証明として取得するといでしょう。
Linuxは無料で使えるオープンソースのOSであり、OSはMicrosoft Windowsや、macOSなどが有名ですが、無料で使えるOSのシェアはLinuxが世界でトップクラスです。
そんなLinuxを扱うスキルを測る資格としてLinux技術者認定があり、日本だけでなく世界的に取得者が多い資格です。
多くの日本のIT企業でもLinuxが導入されており、フリーランスエンジニアがLinux技術者認定を取得すれば、営業するときに評価ポイントとして判断されるでしょう。
執筆:HikoPro
編集:Workship MAGAZINE編集部
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