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フリーランス、生活リズム狂いすぎ問題。

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はじめまして。少年Bと申します。

介護士・建築士を経て、いまはフリーライターをしています。

そんなわたしは、いまとっても強く思っていることがあります。それは……

就職した~い!

なんでなんで? フリーランスとして活動できてるんですよね? フリーランスのほうが自由でいいじゃないですか。

そういうこともよく言われるのですが、個人的にはフリーランスってデメリットも多いなと思っています。

この連載では、ゆるゆるフリーライターのだめだめな悩みごとを書かせていただこうと思います。よろしくお願いいたします。

少年B
少年B

たのしいことからふざけたことまで書くゆるゆるフリーライター。文章を書くのが得意ですが、食べることと寝ることはもっと得意です。(twitter:@raira21

会社を辞めた理由は「ダラダラするため」

そもそも、わたしはフリーライターになろうと思ってなったわけではありません。

前職は地域の工務店でしたが、1日12時間以上の長時間勤務が常態化しており、「生きるために働いている」のか「働くために生きている」のか、わからなくなってしまったのです。職人さんたちとのコミュニケーションも取れているとは言いづらい状況で、精神的にも限界を迎え、2018年の5月いっぱいで退職することになりました。

幸いなことに、「介護福祉士」と「二級建築士」の資格を持っていたので、「選ばなければ仕事はすぐに見つかるだろう」と思っていました。とくに人員不足に悩む介護業界であれば、ブランクがあるとはいえ、経験者の求人は必ずあるはずだと踏んでいました。

ただ、当時は精神的に疲れ切っていたこともあり、すこし充電してから……という思いがありました。よし、2019年から働こう。すこしダラダラしよう。

そんな中、趣味で始めたブログをきっかけに、ライターとしての仕事が偶然舞い込んできました。ありがたいことに、そこからたまたまお仕事が続いて、2020年になったいまもライターをさせていただいています。つまり、決して高い意識を持って独立したわけではないのです。

フリーランスは「仕事する時間も自由」

「フリーランスなんですか? 仕事が自由でいいですよね」とよく言われます。

確かにそうです。フリーランスの仕事は自由。つまり「やるもやらないも自由」。ガンガン働いて稼ぐも、だらだら遊んでいるのも自分次第です。

締め切りを守って、基準以上のクオリティの原稿を納品すれば、計画的に余裕をもってやろうが、締め切り数時間前に必死でやろうが、そんなことはどうでもいいし、取引先には関係のないことです。

たとえば原稿を書きつつ、10分に1回はTwitterを見つつ、30分おきに休憩と称してYouTubeを見る……なんて、会社員ならクビになりそうなペースでダラダラと仕事ができてしまいます。でも、ダラダラしてると……そのぶん能率は落ちるし、案件数は増やせませんよね。つまり、お金が稼げない。

フリーランスという仕事は自由ではあるけども、自由になりすぎないように自分自身を律する心がないと、稼ぐのはきびしいんじゃないかなぁと思います。よっぽど実力があれば別かもしれませんが。あ、自分のことは棚に上げて書いてます。よいしょっと。

それに、ひとには集中のしやすい時間というものがあります。わたしは超がつくほどの夜型人間なので、スイッチが入ったと思ったらもう日付が変わる……なんてこともよくあります。そこから朝の4時5時までかけて一気に書き上げると、「やった感」だけは相当なものですが、どんどん生活リズムが崩れていきますよね。

エッセイやコラム、SEO記事など家で書けるものであれば、それはそれでいいのでしょうが、わたしのメインは取材記事。取材の前々日あたりから無理やり生活のリズムを戻そうとします。朝寝て夕方起きる日が続いたあとは、睡眠時間を削ってみたり、がんばって24時間以上起きてみたり。なんとか万全の体調で取材当日の朝を迎えようと必死です。自分がわるいんですけどね。

生活リズムを管理されるほうが楽

一方、会社員はどうでしょう。遅刻は厳禁。5分でも遅れようものなら、大切な有給が使われてしまいませんか。個人的には「遅刻したぶん残業するから許してほしいな~!」なんて思うのですが、だいたいの会社はそうはいきません。社会のルールだから仕方ありませんよね。ほかにも、3回遅刻で1回欠勤の扱いになったり、皆勤手当がなくなってしまったり……考えるだけでもおそろしいです。

なんだか遅刻への文句になってしまったような気もするのですが、会社にはこういうきびしいルールがあることで、強制的に夜ふかしを防ぐようになっています。かく言うわたしも会社員のころは、どんなに遊んでいても2時には必ず寝るようにしていました。そうでないと、ぜったいに朝起きられないからです。4時5時まで平気で起きているいまとはぜんぜん違いますよね。

こうした「強制的な管理によるリズム作り」は、乗ってしまったほうが楽です。働いているうちは「ああ、今日もまた同じような朝が来た……」なんて思うかもしれませんが、ルーティーンで作業できるほうが正直楽じゃありませんか?

一方でフリーランスは、会社のように定時がないため、自分で仕事のオンオフを切り替えるのがむずかしいです。フリーランスの友達からは「家だと仕事がはかどらない」なんていう話も多く聞きます。

スタバでMacBookを開く……なんてちょっと前はよく言われたもんですが、さいきんは複数人で集まって各々の作業をする「もくもく会」なんてのも流行っているようです。

誰かの目がないと、多くのひとはだらけます。そこで必要になるのが上司や同僚であったり、家族であったり、お店の他人だったりするわけです。わたしが執筆中、10分ごとにTwitterを見ているのも、家にひとりという環境がわるいのです。

自己管理が苦手な人がフリーランスになると…

いろいろ書きましたが、要するに「自己管理が苦手なひとがフリーランスになるとなまける!」ということです。これはあくまで一般論であって、特定の誰がというわけではありませんよ。あ、なんですかその目は。

もちろん、一生懸命自分でがんばって働けるというひとはいいでしょうが、無理にフリーランスになろうとしなくてもいいんじゃないでしょうか。

たとえば会社員として働きつつ、半分趣味も兼ねてやりたい仕事だけ副業として受ける……なんてスタイルもありますよね。わたしは、そういうスタイルで働きたいなぁと思います。

就職した〜い!

(執筆:少年B 編集:はつこ イラスト:内田一良@じきるう)

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