エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
- ITエンジニア
- 副業
私たちがふだん目にする画像のほとんどはなんらかのソフトウェアで編集されています。そして編集ソフトウェアのなかでもよく知られているのが『Photoshop』です。
しかしPhotoshop以外の選択肢がないわけではありません。Photoshopには無料の画像編集ソフトウェア『GIMP』というライバルがいます。
今回は11のポイントから、GIMPとPhotoshopを比較してみましょう。
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、無料で提供されているオープンソースの画像編集ソフトウェアです。WindowsやMacOSをはじめとした、ほぼすべてのOSで利用できます。
オープンソースなので、誰でも自由にプログラムのソースコードを変更可能。
オプションやサードパーティー製ツールが使える点も魅力です。
このようにGIMPは、自分の目的にあった画像編集環境を自由に構築できるのが魅力です。
Photoshopは、Adobeが提供・開発している画像編集ソフトウェア。
もっとも汎用性の高い編集ソフトウェアのひとつです。Photoshopで処理できないタスクは、ほとんどありません。
世界でもっとも人気のある画像編集ソフトウェアです。
ここからは、11の側面から2つのツールを比較していきます。
GIMPもPhotoshopも基本的な画像編集についてはほぼ網羅しています。
どちらも基本的なツールから上級書向けのものまで取り揃えており、初心者から上級者まで使えます。
引き分け
Photoshopを作っているのは、世界最大の企業のひとつであるAdobeです。一方でGIMPは、多くの熱心なプログラマーとボランティアによって開発・サポートされています。
カスタマーサポートを使うことになったとき、PhotoshopであればはAdobe所属のプロチームによるサポートをすぐに受けられます。カスタマーサポートを受けながら利用したい人はPhotoshopがおすすめです。
勝者!Photoshop
どちらも提供しているツール、ファイル形式、他のツールとの互換性に関してはとても柔軟です。
PhotoshopはGIMPよりも多くの機能を提供していますが、GIMPもまたサードパーティー製プラグインを使用すれば、簡単に機能を追加できます。
GIMPが柔軟な点は、Photoshopのファイル形式(.psd)をサポートしているところ。一方のPhotoshopはGIMPのファイル形式をサポートしていません。
勝者!GIMP
どちらのソフトウェアも「使いやすさ」「学習しやすさ」についてはほとんど差がありません。
強いていうならPhotoshopはGIMPに比べて操作画面がシンプルで、必要なツールを簡単に見つけられます。
GIMPもシンプルですが、操作画面を高度にカスタマイズできるので、やや中上級者向けです。
勝者!Photoshop
ツールキットは、カバーしている機能の幅広さだけでなく、ツールの品質も考慮しなければいけません。この点においては、PhotoshopがGIMPに優っています。
より正確な編集ができる強力なツールを備えている点では、Photoshopのほうが優位でしょう。ピクセル操作ツールなどがその例として挙げられます。
勝者!Photoshop
2つのおもな違いのひとつに、コスト面があげられます。
もしプロのデザイナーとして高品質なツールが必要なら、Photoshopを選べば間違いないでしょう。
ただし趣味やビギナーのお試しとして使うには、Photoshopはやや高額です。
一方でGIMPは完全無料で、ライセンスを購入する必要はありません。アップデートにもお金はかかりません。
予算が限られているならGIMPがおすすめです。
勝者!GIMP
GIMPを適切に使うために必要なRAMは、たった256MB。古いプロセッサでも問題なく使えます。
これに対してPhotoshopは、すくなくとも2GHz以上のプロセッサが必要です。
またGIMPはWindows、Linux、MacなどほぼすべてのOSで使用できますが、PhotoshopはWindowsとMacのみに限られます。
勝者!GIMP
ポータビリティに関しては、軽量なGIMPが圧勝でしょう。Photoshopはファイルサイズが大きく、PSDはある程度のスペースを必要とします。
しかしPhotoshopのポータビリティの解決策として、モバイルアプリが提供されています。
2020年現在、GIMPにモバイルアプリはありませんが、将来的には期待されています。
引き分け!
PhotoshopはCMYKに対応していますが、GIMPは対応していません。
印刷物の製作をするときは、Photoshopを使うのが無難でしょう。
勝者!Photoshop
Photoshopはこの数年、元のデータを上書きせずに画像を変更する「非破壊編集」に力を入れています。非破壊編集に関しては、Photoshopが優れているといえます。
簡単な編集や調整についてはGIMPでも問題ありませんが、さまざまなファイルタイプを使用したより高度な編集には、Photoshopを使うほうが安全でしょう。
勝者!Photoshop
バッチ処理については、GIMPをおすすめします。
Photoshopもバッチ処理は可能ですが、時間がかかる点がネック。
一方でGIMPは、大きな画像や多くの画像を処理する点においては、Photoshopよりも優れています。
勝者!GIMP
ユーザーのニーズによって、どちらを使うべきかは異なります。双方の長所と短所を、改めて確認してみましょう。
GIMPとPhotoshopの長所と短所がそれぞれ伝わったでしょうか。総合評価からもわかるように、どちらを使うべきかは、その用途によって異なります。
プロ用のツールとして優秀なのはPhotoshopですが、カジュアルに使うならGIMPがおすすめです。
どちらを使うか迷っているなら、まず無料のGIMPを試してみるのがよいかもしれません。ぜひこの記事を参考に、どちらの画像編集ソフトウェアを使うか検討してみてください。
(執筆:Design your way 翻訳:Asuka Nakajima 編集:Sansui Riho)
超時短できる無料Photoshopプラグイン22選!フォトグラファーにおすすめのものを厳選
Workship MAGAZINE
結局どっちがいいの?Adobe XDとSketchを9項目で比較してみた【2019年最新版】
Workship MAGAZINE
写真ベースでお洒落なメインビジュアルを作る時の小技集【古性のち×世界写真さんぽ #05】
Workship MAGAZINE