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アトラシアン(ATLASSIAN)のJIRAは、多くのWeb開発者に利用されている課題管理ツールです。7万5千を超えるユーザーを獲得し、ソフトウェア開発の場において幅広く利用されています。
あらゆる部門やチームがJIRAを使用していますが、依然として、バグ追跡や課題管理、プロジェクト管理での運用がメインとなっています。そこで、本記事では、JIRAでバグをより効果的に追跡する方法を紹介します。
目次
JIRAはさまざまな課題タイプを区別し解決の進捗具合を展開します。チームの同僚、テスター、ユーザーからのフィードバックを収集するのに最適です。タスクやサポート要求、フィードバック、バグは、以下のタイプに分類されます。
ここから先は、その使い方をレクチャーしていきます。まずは、JIRAアカウント内に新しいフィードバック&バグ追跡プロジェクトを作成することから始めましょう。
次に、新しいプロジェクトのテンプレートを選択しましょう。
上記から、最も関連性の高いプロジェクトタイプを選びます。各テンプレートの違いをみていきましょう。
JIRAバグ追跡テンプレートは、 JIRAでプロジェクトを開始するための基本となるテンプレートです。
バグ追跡テンプレートと呼ばれるこの基本テンプレートは、元々はソフトウェア開発テンプレートと呼ばれていました。タスク、フィードバック、およびバグのリストの管理に使用できます。
バグトラッキングテンプレートは、全体的にセットアップが楽で、使い方も簡単なので、ほとんどの小規模チームに最適です。フィードバック項目とバグレポートの数が増えた際には、JIRAのカンバンプロジェクト、もしくはアジリティボードに切り替えることをお勧めします。
他のプロジェクト管理ツールと同様、JIRA カンバンボードは、列で構成された一連のタスクです。これらの列は、チームの作業スタイルに合うように名前を変更できます。
以下の機能が標準装備されています。
カンバンボードは、フィードバックアイテムとバグレポートを定期的に受け取る、中規模から大規模のチームに最適なテンプレートです。
最後に紹介するのはJIRAアジリティテンプレート。列や問題を簡単に並べ替えることができるので、フィードバックが必要なプロジェクトを簡単に始められます。
全体的に、JIRA アジリティボードはJIRAカンバンボードの最新バージョンのような印象です。
あなたのチームにとって最適なテンプレートを選んだら、今度はフィードバックプロセスそのものについて考えてみましょう。チーム内で、いかにしてフィードバックを残したり、バグを報告したりすれば良いのでしょうか?
JIRAを使用する場合、課題作成には2つの方法があります。
最もシンプルなフィードバック及びバグレポート収集方法が、JIRA自体を通じて行う方法。JIRAの内部で課題を作成するのは実にイージーです。
使い方は簡単。まず、適切なJIRAプロジェクトにいることを確認する必要があります。プロジェクト内で「課題を作成」リンクを確認します。
How to collect feedback & track bugs with the new JIRA Experience! – Usersnap
チームの同僚、テスト担当者、またはユーザーからのフィードバックを収集する場合は、次の情報を要求する必要があります。
JIRAの中で新しく課題を作成する場合、追加のセットアップやアドオンは必要ありません。
これが標準的な課題作成方法ですが、Webサイトやアプリケーションのフロントエンド開発に取り組んでいるときに限っては、フィードバックやバグレポートを残す最良の方法ではないかもしれません。
フィードバックは時に、文字として記述するのが難しい場合があります。また、検出されたバグが非常に複雑な可能性もあるので、フィードバックを残したり、バグレポートを提出するのにかなりの労力と時間がかかることが予測されます。
そんなときにおすすめなのが、usersnapのウェブサイトウィジェットを使う方法。この方法なら、テストする必要のあるサイトやアプリから、直接フィードバックやバグレポートを収集できます。
How to collect feedback & track bugs with the new JIRA Experience! – Usersnap
サイトに起こっている問題とフィードバックを収集する際に、チームの同僚やユーザーからのフィードバックを得るための効率的な方法を設定することができます。
注釈付きのスクリーンショットを使用すると、チームは受け取ったフィードバックを完全に理解し、開発者がバグを迅速に再現するのに役立つ情報(ブラウザのバージョンや画面の解像度など)を自動的に追加することができます。
フィードバックと分かりやすいバグレポートを得ることができるように、Usersnapを試してみることをお勧めします。初心者の方は、まずは無料版を試してみてください。
担当者によって、送信する必要があるフィードバックの種類が異なります。JIRAのワークフローを使いこなせば、通知の送信先を設定できます。
JIRAのワークフローなら、適切なチームに適切なフィードバックを送ることができます。たとえば、一般的なフィードバックは、カスタマーチームに送信され、システムのバグレポートはダイレクトに開発者に送信される仕組みを構築できます。
ワークフローはステータスとトランジションで構成され、新しい問題をどのステータスに割り当てるべきかを教えてくれます。プロジェクトの新しいワークフローを作成するには、ステータスとトランジションを定義する必要があります。
フィードバックプロジェクトは、次のようなステータスによって分類されます。
トランジションは、以上のステータス間のリレーションシップを定義します。
トランジション機能により、あるステータスから別のステータスに移行することができます。問題は、トランジションが存在するときに、2つのステータス間を移動することしかできないということです。
2つのステータスの間を行き来することはできないため、一方通行にしか移行できません。
(フィードバックプロジェクトのワークフローの例)
JIRAでのフィードバック追跡は、実に簡単です。たとえば、Usersnapのようなウィジェットは、フィードバックを収集するのに役立ちますが、JIRAにデフォルトで搭載されている機能だけでも、さまざまなレポートを提供してくれます。
なかでも、新たな課題と、解決された課題の報告機能は、とても便利です。このレポートは、作成された課題と解決済みの課題とを比較して、課題解決の進行状況を表示してくれます。
(翻訳:Ayaka Takei)