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マーケティングミックスの意味とは?
現在主流の4P分析・4C分析とはなにか、目的や分析の内容、それぞれの違い、失敗のパターンなど、マーケティングミックスや4P分析・4C分析について紹介します。
マーケティングミックスとは、商品・宣伝・流通など複数のマーケティング要素を組み合わせるという意味からマーケティングミックスと呼ばれています。
ニール・ボーデンが初めて言葉として使い始め、現在は4P分析と4C分析の2つがマーケティングミックスの主流となっています。
マーケティングの4P分析とは、売り手視点の4つの要素
で分解して考えることを4P分析と呼び、効果的なマーケティング戦略を導き出す分析方法で、1960年にE.J.マッカーシーが提唱しました。
「製品:Product」は、どんな商品なら売れるか・どんなサービスなら求められるかを分析し、販売する商品やサービスを明確にします。
ただのチョコよりも甘さ控えめの大人向けチョコ、ただのトースターよりも表面サクサクで中はしっとりと焼きあがるトースターといった、売り手視点で需要のある商品やサービスを分析します。
「価格:Price」は、どれくらいの値段設定なら売れるのか、利益が出るのかという観点で分析して適正価格を明確にします。
健康に良いという付加価値をつけたお茶は、何円なら競合他社のお茶と比べて売れるのか、何円で売れば利益が出るのかなど、適正価格を決めることが必要です。
「流通:Place」は、どこで知るのか、どこで売るのかなど、商品・サービスを提供するまでの流れを分析し、最適な流通経路を明確にします。
販売する商品を百貨店やデパートよりもスーパーやコンビニで販売した方がより売れるのでは、もしくはネット販売でもといった、流通経路を分析します。
「プロモーション:Promotion」は、商品やサービスをどのように知らせるのかを分析し、効果の高い広告戦略を明確にします。
WEB広告とTVCMのどちらの方が売れるのか、また規模や時間帯など、ターゲットに合わせた広告戦略を立てることが大事です。
マーケティングの4C分析とは、買い手視点の4つの要素
で分解して考えることを4C分析と呼び、売り手視点で考える4P分析を元に買い手視点でマーケティング戦略を導き出す分析方法として、1990年代にロバート・ラウターボーンが提唱しました。
「顧客の価値:Customer Value」は、4P分析「製品:Product」のどんな価値をもたらすのかではなく、どんな価値を感じるのかという視点で分析します。
「顧客側の経費:Cost」は、4P分析「価格:Price」のどんな価格設定なら売れるのかではなく、何円くらいの価格なら買うのかという視点で分析します。
「顧客の利便性:Convenience」は、4P分析「流通:Place」のどんな場所なら売れるのかではなく、どんな場所で買いたいかという視点で分析します。
「コミュニケーション:Communication」は、4P分析「プロモーション:Promotion」のどのように知ってもらうのかではなく、どのように知るのか、どんなタイミングで知るのかという視点で分析します。
マーケティングミックスを行う上で、必ずターゲットを明確にして、ターゲットに対して分析を行わないと失敗します。
ターゲットが曖昧なまま4P分析・4C分析で戦略を導き出しても、矛盾がおきたり効果的でないマーケティング戦略になりがちです。
「価格」で高価格戦略にすべきと判断したが「流通」で激安スーパーで展開するなど、矛盾しているとマーケティングミックスで失敗します。
高価格戦略なのであれば、激安スーパーよりも百貨店や高級ショッピングモールの方がターゲットが多いはずです。
4P・4Cの要素で整合性が保たれていることが、マーケティング戦略を成功させる上で必須です。
マーケティングミックスの中で、整合性を無理やり保とうと考えると失敗します。
4P・4Cの要素の整合性を無理に合わすと商品やサービスを売るという本質から外れてしまい、正しく分析できていない状態になる可能性が高まります。