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インボイス制度への対応、36.7%が登録事業者になった/なる方向で検討  他

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こんにちは、Workship MAGAZINE編集部の泉です。

1週間のニュースからフリーランスに役立つものを抜粋してご紹介します。今週もよろしくお願いします。

過去のフリーランスニュースはこちら

今週のフリーランスニュース

【1】フリーランスの実態、デジタル活用で把握を 政府税調

政府の税制調査会は17日の総会で、フリーランスなどの働き方に対応した税制のあり方を議論しました。

フリーランスが急増していることをうけ、「デジタル技術の活用で勤務や収入の実態を把握しやすくすべき」「会計業務のデジタル化促進やマイナンバーを活用した就労・所得の実態把握が必要」という指摘がありました。

これは実態管理の面のほか、フリーランスの業務改善を目指すものです。フリーランスは複数の事業者と契約することが多く、経費の処理など税務申告が複雑になる傾向にあるため、申告方法の簡易化・デジタル化が求められています。

この総会には、プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(以下:フリーランス協会)の平田麻莉代表理事も出席していました。次の項目では、その際に提出された「フリーランスの実態」に関する資料をご紹介します。

記事を読む(日本経済新聞)

【2】フリーランスの実態について

フリーランス協会が税制調査会に提出した資料には、フリーランスが急増した社会的背景のほか、フリーランスの記帳実態や、インボイス制度への対応調査などがまとめられています。

資料から注目したい内容をいくつかピックアップしてご紹介します。

  • 広義のフリーランス(※)は、2020年時点で462万人
  • 「フリーランスを続けていくうえで課題になっているものは?」という質問には、27.4%が「経理などの庶務・バックオフィス業務が煩雑」と回答
  • 記帳の頻度の項目では、25.5%が「発生時都度」、25.4%が「月次」、11.9%が「四半期」、9.1%が「半期」、21.2%が「1年に1回」、4.2%が「記帳していない」と回答

(※特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人)

インボイス制度への対応を調査した結果は、以下のとおり。登録事業者になると決めている・検討していると回答したのは、36.7%でした。

フリーランスニュース

▲出典:内閣府

登録事業者になると決めている・検討している理由では、「(ならないと)仕事がもらえなくなるリスクがあるため」「取引先を失いたくない」「BtoBがほとんどなので」「大手エージェント経由でサービスを提供しているため、登録事業者でなければ案件を獲得できない」などがあげられました。

一方で、業種は該当しているが、なるつもりはないと回答した方からは、「消費税10%上乗せや引き上げ引き下げで仕事以外の雑務の時間を取りたくない 」「当面は経過措置で80~50%控除可能なので控除不可になるタイミングで登録事業者になる予定」などの理由があげられました。

わからない/答えたくないと回答した方のなかには、「コロナ禍でフルリモートOKの社員求人が増えた。フリーランスを続けるか否かも含め、どちらが自分にとって得か検討中」などと、あらためて働き方を検討している声もあります。

フリーランスニュース

▲出典:内閣府

資料を読む(内閣府)

【3】政府 全世代型社会保障の実現へ 育児休業など中間整理まとめる

政府主導で全世代型社会保障構築会議が行われています。

議論の内容をまとめた中間整理では、「勤労者皆保険」の実現に向けて、厚生年金に加入できる企業規模の要件の撤廃や、フリーランスの人なども含めた幅広い社会保険の適用を検討していると報告されました。

勤労者皆保険の導入や制度内容については、6月を目処に方向性が示される予定です。

記事を読む(NHK)

【4】「業務委託人材」に関する実態調査を実施しました。

株式会社みらいワークスは、時給単価4,000円以上の専門職を対象に「業務委託人材」に関する実態調査を実施しました。

おもな調査結果は以下のとおりです。

フリーランスニュース

▲出典:PR TIMES

「正社員と比べ、年収はどのくらい変化しましたか」という設問の回答割合は、以下のとおりになります。14.8%が「年収が200%以上上昇した」と回答しました。

フリーランスニュース

▲出典:PR TIMES

記事を読む(PR TIMES)

【5】育休中に「副業マッチングサービス」を調査した3児の母。復職した今、何を思うのか?

育休中に「副業マッチングサービス」を調査した餡蜜桃子さんのレポートが公開されました。

子育てをしながら、広報の仕事を獲得していったOさんの話などが書かれています。

「始めは出来るか不安でしたがリリースを書くだけ、しかも単発で……という条件でスモールスタートを切りました。やってみると意外と本業と両立できることに気が付き4~5カ月後にはメディアプロモートも引き受けるなど請け負う業務を徐々に増やしていきました」

Oさんは、「スモールスタートだったため案外できてしまった」と語ります。本業が忙しい・子育て中といったなかでの副業について考えさせられる記事です。

記事を読む(mi-mollet)

【6】ザブングル加藤 芸人&消防設備士の収入告白 「お笑いの仕事MAXのとき月200万円」の過去も現在は

お笑い芸人のザブングル加藤さんは、芸人として活動しつつ、副業も行っているようです。テレビ朝日『爆問×伯山の刺さルール!』にて、副業もあわせた現在の収入を明かしました。

2020年に国家資格「消防設備士」を取得し、副業をはじめたというザブングル加藤さん。現在の収入について「お笑いがだいたい月20万円ぐらい、消防設備士が月20万~30万円って感じ」と話しました。

消防設備士を目指した理由では「ビルって無限にある。それを点検しないとだめ。だから慢性的に人手不足」と語っており、合理的な一面が見られました。

記事を読む(スポニチアネックス)

今週のフリーランスおすすめ記事

【7】フリーランスに忍び寄る、取引先からのパワハラ・セクハラ。泣き寝入りせずに仕事を続けるには?【弁護士解説】

フリーランスという働き方で問題視されている、パワハラ・セクハラ被害。フリーランス・芸能関係者へのハラスメント実態アンケート(2019年)では、約62%がパワハラ被害、約37%がセクハラ被害を受けた経験があると回答しています。

ハラスメントの被害に遭ってしまった時、どのように対処するのが適切か。以下の記事では、フリーランスの働き方問題に詳しい佐藤 大和弁護士に聞きました。

取引先からのパワハラ・セクハラ…泣き寝入りせずに仕事を続けるには?

記事を読む(Workship MAGAZINE)

今週のお題:フリーランス一番の魅力

Workship運営のフリーランスコミュニティ『フリラボ』のメンバーに、「フリーランス一番の魅力」を聞きました。

 

『フリラボ』は、フリーランスの悩みやノウハウをみんなで共有していく、完全クローズドの審査制相談コミュニティです。現在のメンバーは230名以上。フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』が運営しています。

参加にご興味のある方は「名前」「職種」「SNSアカウント」「フリーランス歴(副業歴)」を添えて、こちらからお問い合わせください。審査通過の場合、運営からご連絡いたします。

(執筆:泉 編集:じきるう)

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