エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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ページタイトルは、コンテンツの第一印象になる存在です。
コンテンツの中身ももちろん重要ですが、ページタイトルで足切りをされてしまうと、中身を読んでもらうことすらできません。
今回は『SEO Testing』を使って、「商業的」「機能的」「感情的」なタイトルをつけてCTR(クリック率)を比較してみました。その結果について解説します。
テストをするにあたって、まず以下のような仮説を立ててみました。
オーガニック検索では、「無料」や「最安値」といった、商業的な内容に焦点をあてたコンテンツがクリックされる傾向にある。
実際のテスト結果は、仮説のとおりになるのでしょうか。
テストの対象として、https://www.three.ie/上にあるスマートフォン販売ページを利用しました。
今回の指標は、Google Search Consoleに表示されるCTR。テストの期間は6週間で、CTRのデータはタイトルを更新する6週間前から収集しました。
先述のとおり、ページタイトルの方針は以下の3つです。
これらの方針をもとに作成したタイトルが、以下の3つです。(※編集部注:英文タイトルをもとに、方針を損なわないよう日本語訳しています)
テスト開始後、初期の段階では、商業的タイトルがリードしていました。しかしその後、Googleが新しいコンテンツをクロールして再インデックスすると、トレンドが変わりました。
6週間が経過してテストが終了する頃には、トレンドは完全に変化し、仮説が誤っていたことが証明されてしまいました。
次のグラフは、CTRの結果を表したもの。左から、商業的、機能的、感情的タイトルのときのCTRです。赤がコントロールCTR、青がテストCTRです。
ユーザーがもっとも反応したのは「機能的タイトル」で、CTRを9%増加させました。
仮説で取り上げていた「商業的タイトル」では、CTRはわずか1%の増加にとどまりました。
また、もっとも不人気だったのは「感情的タイトル」で、CTRが31%も減少しています。
ランディングページであれ、ページタイトルであれ、検索広告であれ、Web上のコピーはある段階でユーザーに読まれて、意思決定に影響を与えます。売り上げにつながるコンバージョン部分だけでなく、検索ユーザーを顧客に変えるためのマイクロコンバージョン(コンテンツのタイトリング)にも気をつかいましょう。
仮説では商業的タイトルがもっともCTR増加につながると考えていましたが、テスト結果は先述のとおりです。何事もテストしてみなければわからないものです。直感に頼らず、実際に効果の出るものを見極めるため、テストを行いましょう。
(執筆:Martin Meany 翻訳:Nakajima Asuka 編集:mozuku 提供:Moz)