広告出稿者のみなさんは「RLSA」という言葉を知っていますか?

RLSAとは、Googleが提供する広告サービス『Google広告』や、Yahoo!が提供する『Yahoo!プロモーション広告』などの広告配信機能のひとつです。

さまざまなサイトを閲覧していると、自分が検索した商品の広告であったり、よく訪れるサイトに準ずる広告を目にする機会が多いと思います。このユーザーの趣向にマッチした広告を、効率よく配信するシステムこそがRLSAです。

カスタマイズ性やコンバージョン率が高いことから、多くのWebメディアやブロガーに利用されています。

では、RLSAとは一体どんな機能を果たし、運用されていくのでしょうか。今回は、RLSAの機能の詳細や、運用するメリットをご紹介します。

RLSAとは、ユーザーの趣向を組んだリマーケティング広告

RLSA

▲出典:Google 広告

RLSAとは、”Remarkething Lists for Ads”の略で「リマーケティングリストを活用した検索連動型広告」を指します。RLSAはリマーケティングリストを活用して「一度自社サイトに訪れたことのあるユーザー」に対して効果的な広告を表示できます。

要するに、過去にサイトを訪問したユーザーをターゲットとしてそのユーザーにマッチした広告を表示できるのがRLSAです。

サイトに訪問したことがあるユーザーは、初めてサイトに訪問したユーザーに比べコンバージョンが高い傾向にあるので、効果的な機能です。(参照はコチラ

広告運用者がRLSAを利用する3つのメリット

1. ユーザーに対して、通常より高い入札単価で設定し、より上位に広告を表示させる

プレミアムポジション

▲出典:LISKUL

RLSAはプレミアムポジション(検索広告部分)に表示するように広告を配信するため、通常の価格より入札単価を上げることが大切です。

なぜなら、RLSAはリスティング広告などの検索広告と比べると、コンバージョン率が高いためです。そのため、通常の検索広告より高い単価を設定しても利益がでやすい傾向にあります。

例えば、「野菜ジュース」というキーワードを検索した場合、過去にサイトに訪れたユーザーには入札単価を15%引き上げて配信し、過去に購入したことがあるユーザーには入札単価を30%を引き上げて配信することが可能となります。

ユーザーの訪問履歴を元に地域・デバイス・時間帯のデータを分析し、入札単価を調整しましょう。

2. 既存顧客と新規顧客に最適な広告を表示させる

RLSAでは、広告文やLPを設定できるため、新規顧客向けの広告と既存顧客(リマーケティングユーザー)向けの広告を分けることが可能です。

例えば、「レディース トレンド 服」というキーワードで検索した場合、新規顧客には購入のハードルが低いSALEを、既存顧客(リマーケティングユーザー)には上下のセットアップやコーディネート特集を宣伝することができます。

要するに、新規顧客に対しては、セールなど比較的なじみやすい広告を、既存顧客(リマーケティングユーザー)に対しては、セット販売や定期購入を促す広告を表示できるのです。

3. ビッグワードに対しても効率的なアプローチが可能

RLSAによって既存顧客にターゲットを絞って配信することで、ビッグワードに対しても上位表示が可能です。例えば、季節のトレンドになるワードや、需要が高く競合が多いワードなどです。

入札している広告主が数多く存在し、広告費が高く付いてしまい売り上げに繋がりにくいキーワードにも効果的に広告を配信できます。

一度訪問したユーザーに対して上位掲載ができる、無駄なクリックを減らして費用対効果を改善できます。通常の検索広告では出稿できないキーワードに、ぜひ挑戦してみましょう。

RLSAの気をつけるべき3つの注意点

WORINIG

1. 広告配信するためのリマーケティングリストは、最低でも1000件以上必要

ディスプレイ広告でリマーケティングを設定する際、通常100件以上のCookieで利用ができます。しかし、RLSAの場合リマーケティングリストの設定には1000件以上のCookieがないと設定すらできません。Yahoo!でもGoogleでも上限は変わりません。

2. プライバシー面による使用制限

プライバシー面の理由で、年齢、性別などのデモグラフィック情報、また言語、地域、OS、ブラウザ、デバイスなどのセグメント情報はRLSAでは使えません。扱える情報は、Cookie利益に基づく訪れたサイトの履歴や趣向のみとなっています。

3. ターゲティングの精度がユーザーリスト内のユーザーの質に左右される

一般的に、ユーザーリストごとに入札価格の調整や広告訴求ができるRLSAは費用対効果が高いといわれています。

しかし、ユーザーのターゲティング精度はユーザーリストの質に左右されてしまいます。
一般的にリワード目的でリワード広告が施工されているサイトから来たユーザーや、コンテンツターゲット経由でサイト訪問したユーザーなどはコンバージョン率が低い傾向にあります。

そのため、これらのユーザーがユーザーリストに多く含まれるとリストの質が低くなりターゲティング精度は低くなります。

RLSAを利用するための4つの手順

RLSAtool

1. リマーケティングタグ付ける

YahooのYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)でリターゲティングをおこなっている場合、RLSA用のタグ発行、設置が必要です。

なお、Google広告でリマーケティングをおこなっている場合は、タグの設置は必要ありません。

2. ユーザーリストの設定

RLSAを利用するには、広告を配信したいユーザーのリストを作成しなければなりません。

おすすめするツールはGoogle Analytics です。Google広告でもできますが、Google Analyticsの方が比較的簡単に設定できます。ただし、Google AnalyticsがGoogle広告と連携されていることが前提となります。

また、過去30日以内に1000件以上のCookieがないとRLSAは配信されないので注意が必要です。
ユーザーリストの作成はキャンペーン単位からでも設定できます。

手順としては以下の通りです。

  1.  サイトにリマーケティングタグを追加する
  2.  1の手順で作成されたリスト使用する or 新しいリマーケティングリストを作成する
  3.  広告グループやキャンペーンの単価設定やターゲット設定に適用する
  4.  モニタリングとターゲティングの2つからターゲットを設定する

3. オーディエンスの設定

広告が掲載されるユーザーを設定します。なお、使用するRLSAによっていくつか異なる点があります。

オーディエンス

▲出典:CUARTET

Google広告の場合は「掲載先の絞り込みと入札単価」と「入札単価のみ」から選ぶことができます。

  • 掲載先の絞り込みと入札単価」を選択した場合、広告は選択したユーザーリストのみに配信されます。
  • 入札単価のみ」を選択した場合、広告は選択したユーザーリストのみに配信されます。

つまり、RLSA用にキャンペーンや広告グループを分けた場合は「掲載先の絞り込みと入札単価」に、既存のキャンペーンや広告グループにRLSAを追加する場合は「入札単価のみ」で設定しましょう。

YAhoo

▲出典:CUARTET

Yahoo!プロモーション広告の場合は、配信対象ユーザーを「ターゲットリストのユーザー」もしくは「全ユーザー」から選べます。

  • ターゲットリストのユーザー」を選択した場合、ターゲットリスト内のユーザーのみに広告配信ができます。
  • 全ユーザー」を選択した場合、ターゲットリスト以外のユーザーにも広告配信ができます。

既存の広告グループにRLSAを追加するのではなく、新たにRLSA用にキャンペーンもしくは広告グループを分け、RLSAを適用していないキャンペーンまたは広告グループよりも高い入札価格を、配信対象ユーザー「ターゲットリストのユーザー」に設定して運用するのが望ましいです。

4. パフォーマンスの確認

RLSAおよびリマーケティング広告の動きを日々分析することは大切です。RLSAを設定しているキャンペーンのページから確認できます。

しっかりとモニタリングして、状態によってはユーザーリストの条件の幅を広くするなど、臨機応変に対応していきましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

RLSAを使うことによってコンバージョン率を高めたり、ユーザーに効率よく広告を表示させられます。まだ、広告出稿者の方はぜひ実践してみてください!

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