【初心者向け】サイトマップとは?SEO効果を高める設定方法を解説

サイトマップとは?

Webサイトの記事は、公開してもすぐにいろんな読者に読んでもらえるとは限りません。というのも、検索エンジン側に記事を認知してもらうには、Google側のロボットに記事を見つけてもらう必要があり、少なからずタイムラグが発生するからです。

そこでそのタイムラグを少しでも縮めるためにも、Webサイトに「サイトマップ」を設定してみましょう。今回は「サイトマップ」の必要性とその使い道・使い方についてご紹介します。

検索エンジンにファイル構造を伝達する「 サイトマップ 」の必要性とは?

サイトマップ

▲対人用HTMLサイトマップ

「サイトマップ」とは、その名の通り「サイト」全体の内容を「マップ」に起こしたもので、サイト構造を外部に伝えるために使われます

サイトマップの設定は必須ではありませんが、100記事、200記事とサイトが肥大化していった場合、サイト全体を追うのが難しくなってしまいます。そのため長期的にサイトを運営する場合は必ず設定するようにしましょう。

サイトマップには2種類ある?それぞれのサイトマップの違い

▲ロボット用サイトマップ

▲ロボット用XMLサイトマップ

サイトマップには「対人用」と「ロボット(クローラー)用」の大きく分けて2種類のサイトマップが存在し、前者を「HTMLサイトマップ」、後者を「XMLサイトマップ」とそれぞれ呼びます。

これら2つのサイトマップは伝える対象こそ異なりますが、根本的な役割自体は同じで、どちらもサイト内各所に散らばったコンテンツをカテゴリごとに見やすくするために使われます。

とくにロボット用のXMLサイトマップの設定は重要です。検索エンジンの検索結果にサイトのページを載せてもらうには、Googleのロボットに自らのコンテンツを事前に見つけてもらう必要があります。ロボットがサイト内コンテンツを発見するのを手助けするのが、ロボット用のXMLサイトマップなのです。XMLサイトマップが存在しないと、ロボットはうまくコンテンツを見つけられず、ページを検索結果に載せてもらえない可能性があります。

WordPressサイトでサイトマップを作るには?具体的な作成方法を解説

用意するもの

サイトマップの必要性を理解できたところで、実際にサイトマップをWebサイトへ組み込んでいきましょう。

そこでまずは、サイトマップを作るのに必要なものを先に取り揃えてみましょう。

サイトマップ作成にあたって事前に用意するもの

用意するものは大きく分けて2つ。

いずれもWordPressの管理画面にある「プラグイン」>「新規追加」画面より追加できます。

HTMLサイトマップの作り方

利用方法からコードをコピー

つづいて、サイトマップの作り方をそれぞれ解説します。

HTMLサイトマップの設定は、WordPressプラグイン「PS Auto Sitemap」を用いておこないます。

まずは「設定」>「PS Auto Sitemap」より「ご利用方法」の2番目に記載されている「<!– SITEMAP CONTENT REPLACE POINT –>」の文字列をコピーします。

新規固定ページを公開

次に「固定ページ」>「新規追加」から「サイトマップ」というタイトルでページを作成し、「テキスト」エディタ側で先ほどコピーした文字列を貼り付け・保存しページを公開しましょう。

数字を控えておく

するとURLに「?post=50(数字)&action=edit」という文字列が追加されるので、ここの数字をメモしておきます。

控えた数字を入れる

今度は「設定」>「PS Auto Sitemap」へ戻り、「サイトマップを表示する記事」という欄に先ほどの数字を入力して「変更を保存」すれば設定は完了です。

メニューの設定方法

なお、「固定ページ」は任意の場所に設定できます。

「外観」>「メニュー」よりヘッダーナビまたはフッターナビどちらか設置したい箇所を選び、左にある「固定ページ」欄より「サイトマップ」の項目をチェック。「メニューに追加」して「メニュー構造」で表示したい位置に移動させ、「メニューを保存」すれば設定は完了です。

サイトマップ実装例

設定するとこの通り。これで、サイト内のコンテンツをひと目で把握できるようになりました。

XMLサイトマップの作り方

プラグインを導入して完了です

「XMLサイトマップ」の設定に関しては、WordPressプラグイン「Google XML Sitemaps」を使っていきます。

こちらは特に設定する必要はなく、サイトマップは自動的に作成されます。プラグインをインストールし、プラグインを有効化すれば準備完了です。

サイトマップを作るだけではNG?Googleの検索エンジンにサイトマップを送信する方法

サイトマップを送信する方法

さて、これで一通りサイトマップを作り終えたわけですが、ロボット用のサイトマップはロボット側に伝えるための設定を行なわなければなりません。そこで最後に、ロボットへ送信するサイトマップを準備していきましょう。

使うのは、Google Search Console。登録したサイト情報を逐一確認してくれるツールです。

※Google Search Consoleへのサイトの登録手順については、ここでは割愛します

サイトURLを探す

設定の仕方はいたって簡単。

まずGoogle Search Console側に、あらかじめ登録しておいたサイトURLを「三」のマークをクリックして、出現したサイドバーの「プロパティを検索」画面より探しましょう。

サイトマップを送信

次にサイドバーの「インデックス」欄より「サイトマップ」を選択し、「新しいサイトマップの追加」欄へ。文字列には「sitemap.xml」と入力して「送信」。これで設定は完了です。

成功しましたになっていれば成功

最後に「送信されたサイトマップ」欄の「ステータス」画面を確認し、「成功しました」と表示されていたらサイトマップの設定は成功です。

おわりに

今回は、サイトマップの必要性とその設定方法についてご紹介しました。サイトマップは、普段目に留まりづらいところにあり、サイトそのものを隅々まで見ている人でもない限り、その存在を認知することは難しいです。

しかしサイトマップを設定しておけば、あなたのサイトを読者が気に入ってくれたとき、他のコンテンツを知るキッカケにもなるはず。

また、ロボットにサイト構造を正しく認識してもらい、検索結果にコンテンツを素早く掲載してもらうためにも、サイトマップは重要です。

サイトを作る際は、ぜひ「著者プロフィール」や「プライバシー・ポリシーページ」と一緒に「サイトマップ」のページも作るようにしましょう。

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