スラッグとは?SEO(検索エンジン最適化)の際に気をつけるべき3つのポイント

SEOの基本
MARKETER

SEOを意識する際、「ウェブページに適した”スラッグ”を設定するのが大切である」とよく言われています。しかし、そもそも”スラッグ”とは何なのでしょうか? なぜ最適化する必要があるのでしょうか?

この記事では、スラッグに関してこれさえ知っていれば大丈夫!という情報を解説します。

スラッグとは?

スラッグとはURLの一部で、ページ内容を反映した文字列のことです。スラッグを使うことで、ウェブサイト上の特定のページを見分けることができます。つまり、スラッグはページの内容を説明してくれるURL内のステキな部分といえます。

例えばこの記事の場合、URLのスラッグ部分はただ単に’slug’と表記されています。

(以下のAsk Yoastの動画で、スラッグについて説明しています)

WordPressにおけるスラッグ

WordPressにおけるスラッグとは、新規投稿の際に編集可能なURLの一部のこと。パーマリンク設定が正しくされている場合にのみ有効です。

新規投稿画面ではこのように表示されます。

スラッグの設定例その1

下記のように、URLにさらに値が付け足されている場合でも、スラッグはそのページのURLの編集可能な部分を表示してくれます。

スラッグの設定例その2

ここではURLの最後に「1571」という値が付け足されています。これは同じスラッグが使用された際にURLが重複するのを避けるため、URLの末尾に値が追加されているのです。こうした例が、ここで取り上げるスラッグとは何かをわかりやすく示しています。

SEOにおけるスラッグの重要性

スラッグを上手く活用することで、URL内の文字列の一部をあなたが使いたい文字列に変更できます。これは、SEOを意識する際にもとても重要です。

URL内の文字列は、Googleがページの内容を判断するのに使う指標のひとつです。また、検索結果で人々が目にする項目のひとつでもあります。

例えば「WordPress SEO」のような特定のトピックに関する記事について、あなたならどのようなURLを設定しますか? 我々の場合「 yoast.com/wordpress-seo」という記事の内容にぴったりなURLが設定されています。

もしもこのURLが、WordPressによってデフォルトで設定される「yoast.com/?P=613458」のようなものだったとしたらどうでしょうか?多くの人は、記事の内容を反映している前者のURLをクリックするでしょう。

SEOを意識したURL作成についてさらに詳しく見る »

SEOを意識したスラッグ最適化の3つのポイント

あなたの投稿(Webページ)に適したスラッグを設定する際、どのようなポイントに注意すべきでしょうか? 今回は、SEOを意識するときに注意すべき3つのポイントをご紹介します。

1. ”ストップワード”を入れない

必要のない文字列はすべて省きましょう。“a”、“the”、“and”などの冠詞や、それらに類するストップワードは除いてください。

こちらのWordPress SEOに関する記事でストップワードについてもう少し詳しく書いているので、よろしければ参考にしてください。我々が提供するYoast SEOプラグインのユーザーは、デフォルトでストップワードが除かれているのに気が付いたかもしれません。

2. 入れたい文字列だけに的を絞る

ストップワード以外にも、必要のない文字列は一切入れないようにしましょう。

ただし、スラッグの内容が意味不明にならないようにご注意を。この投稿の場合、”how-to-use-slug”などのスラッグも考えられますが、私はこれを“slug”という1単語にシンプルにまとめました。

ここでひとつ頭に入れておいて欲しいことがあります。我々のブログで、”slug”というタイトルで単体のページが作られることは恐らくありません。この記事は情報量が多く、今後も我々のウェブサイトにおけるスラッグ関連情報の中心として存在することが予想されます。この理由から、スラッグを単なる”slug”という文字列にまとめることができるのです。

もしもこれがメイン記事に対する補足的な投稿だった場合、スラッグはきっと“optimize-slug”のようなものになるでしょう。スラッグを設定する際、あなたのウェブサイトにおいてそのページがどのレベルの重要度にあるのかを考慮してください。

3. 短く、かつ内容がわかるように

あなたのページのURLは、Googleの検索結果に表示されます。しかし常にそうではなく、時には代わりにパンくずリストが表示されることもあります。記事を更新する際に同じURLを再利用するつもりなら、URLに情報を含み過ぎてはいけません。日付などにも気を付けましょう。

スラッグは短く、かつ内容がわかるように

これに加え、ドメイン直後に短いスラッグを入れることでGoogleのモバイル検索結果ページにキーワードを表示させることもできます。

まとめ

いかがでしたか?

今回ご紹介した3つのポイントをふまえて、スラッグのSEO対策を進めましょう!

もっと読む: SEOの基本: Googleの役割とは? »

(著者;Michiel Heijmans 翻訳:Yui Tamura)

SHARE

  • 広告主募集
  • ライター・編集者募集
  • WorkshipSPACE
週2日20万円以上のお仕事多数
Workship