忘れ物防止に!おすすめのスマートタグ10選。機能や選ぶポイントも解説

おすすめスマートタグ
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スマホや財布をよく無くしてしまう……そんな人におすすめな、忘れ物防止グッズ “スマートタグ”。

「スマートタグは便利そうだけど、どんな製品があるのかな?」
「そもそもスマートタグって、どんな機能がついてるの?」
「自分に合ったスマートタグを選ぶコツがあれば知りたい!」

スマートタグといっても、さまざまな種類や機能があります。どんな製品を選べばいいか悩む方も多いでしょう。

そこで今回は、スマートタグの特徴や機能、スマートタグ選びのコツ、おすすめのスマートタグをご紹介します!

なお、筆者もPCや財布の盗難対策としてスマートタグを使用中です。その経験も踏まえながらお話します。

そもそもスマートタグとは?

スマートタグとは、スマートフォンと同期するなどで貴重品などの位置を教えてくれる、忘れ物防止ガジェットです。

スマートタグには、主に以下のような機能がついています。

  • 音声認識
  • Bluetooth
  • GPS

音声によってスマートタグを取り付けた貴重品の位置を教えてくれたり、スマートフォンからGPSで現在地を探したりできます。財布やPC、リモコン、鍵など大切なものにつけるのが一般的です。スマートタグを貴重品につけることで、「どこに置いたか分からない……!」といった悩みから解放されるでしょう。

たとえば筆者の場合は、PCにスマートタグ『MAMORIO FUDA』をつけています。カフェなどで仕事をする場合、お手洗いやドリンク購入などで席を離れることも多いでしょう。そんなときも、スマートタグをつけていれば盗難の心配が減ります。

ほかにも、スマートタグで出来ることはたくさん。具体的な機能について見ていきましょう。

スマートタグでできること

スマートタグには、次の3つの特徴があります。

  1. スマートタグとスマホで双方向に探せる
  2. 一定以上距離が離れるとスマホに通知される
  3. GPS機能を活用し、地図から探せる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

できること1. 一定以上距離が離れるとスマホに通知される

スマートタグには、連携させたスマートフォンとの距離が自動で記録されます。スマートタグの種類によっては、スマートフォンとの距離が一定以上離れると通知されるよう設定できるのです。

以下のように、スマートフォンのアプリを使い、最後にスマートタグと通信できた場所を確認するイメージです。

アプリで最後に通信した場所を確認できるイメージ

▲出典:SAFEDOME

また筆者が持っているMAMORIOのアプリでは、ARを利用して室内で場所を探し出せる機能まで。

MAMORIOのAR機能の画面例

▲MAMORIOのAR機能の画面例

地図でおおまかな場所を確認したあとにAR機能を利用すれば、簡単に探し物を見つけられます。

できること2. GPS機能を活用し、地図から探せる

さきほど「最後に通信できた位置が地図上で確認できる」とお伝えしました。しかし製品によっては「ほかの人が持っている、同じブランドのスマートタグ」を利用し、場所を特定できるものもあります。

たとえばMAMORIOでは、以下のように「みんなで探す」機能も。

みんなで探す機能の流れ

▲出典:MAMORIO

仮に通信ができないほど遠く離れてしまった場合でも、ほかの誰かが近くを通るだけで探し出せるのです。

さらにMAMORIOの場合は、「MAMORIO Spot機能」でお忘れ物センターに届いた忘れ物の位置の特定もできます。

MAMORIO Spot機能の流れ

▲出典:MAMORIO

できること3. スマートタグとスマホで双方向に探せる

スマートタグは、スマートタグを付けた物だけを探せるわけではありません。スマートタグと連携させたスマートフォンの位置も調べられます。

スマートタグ

▲出典:Amazon

たとえばカードタイプのスマートタグ『SAFEDOME』では、スマートタグについているボタンを押せば、連携させたスマートフォンのアラームを鳴らせます。一方で、スマートフォンからスマートタグの位置も確認可能。双方向から位置を探せるのです。

スマートタグかスマートフォン、どちらか一方さえ手元にあれば安心です。忘れ物を防止しやすくなるでしょう。

【これだけは抑えたい】自分に合ったスマートタグを選ぶ3つのコツ

自分に合ったスマートタグを選ぶコツは、以下の3つです。

  1. 用途に合わせて選ぶ
  2. 電池交換の有無で選ぶ
  3. 防滴・防水機能で選ぶ

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

コツ1. 用途に合わせて選ぶ

スマートタグには、主に以下のような形状があります。

  • カードタイプ
    財布やスマートフォンケースに入れて利用可能
  • シールタイプ
    貼れる場所であればどこでも利用可能
  • キーホルダータイプ
    鍵や鞄などにつけて利用可能

よく無くすものに合わせて形状を選ぶのがおすすめです。

財布やスマートフォンケース、定期入れなどに入れたい場合はカードタイプ。PCやiPadなどを持ち歩くことが多いならシールタイプ。鍵や鞄などにつけたい場合はキーホルダータイプがおすすめです。

コツ2. 電池交換の有無で選ぶ

スマートタグによって、電池交換の有無や寿命などがさまざまです。

たとえば筆者の持っている製品は、以下のように電池の寿命が決まっています。

  • MAMORIO FUDA:約1年
  • Tile Slim (2020):約3年

どちらにも電池の寿命がありますが、電池寿命が短いものは機能性に優れているケースも。買い直すのが面倒な場合は、充電式のスマートタグを選ぶのがおすすめです。

コツ3. 防滴/防水機能で選ぶ

外で利用することが多いなら、防滴/防水機能がついているか確認しましょう。とくにカメラや鞄などにスマートタグをつける場合は、防水機能がついている製品が望ましいです。

防水機能のあるスマートタグの例

▲カメラの上部に丸いスマートタグがくっついている(出典:tile

画像の『Sticker(2020)』のように、防水機能のついた小さなスマートタグもあります。

【厳選】おすすめのスマートタグ10選

次におすすめのスマートタグを10選ご紹介します。「10製品をくまなく見るのは大変!」と思われる方は、形状や電池交換の有無などを抜粋した以下の表を参考にしてください。

製品名 タイプ 電池交換 防水機能
SAFEDOME カード型スマートタグ カード

(充電式)

(スマートタグ本体のみ)

Qrio Smart Tag キーホルダー

(寿命:約6ヵ月)

ラトックシステム Bluetooth4.0+LE対応 紛失防止タグ REX-SEEK2 キーホルダー

(寿命:約6ヵ月)

MAMORIO FUDA シール

(寿命:約1年)

※有償の電池交換プログラムあり

Me-MAMORIO キーホルダー

(寿命:約1年)

※有償の電池交換プログラムあり

Tile Slim(2020) カード

(寿命:約3年)

(防水:IPX7)

Tile Pro(2020) キーホルダー

(寿命:約1年)

(防滴:IP55)

chipolo ONE キーホルダー

(寿命:約2年)

(防水:IPX5)

FINDORBIT ORBIT CARD カード

(充電式)

Evershop Key Finder キーホルダー/シール

(寿命:約1年)

1. SAFEDOME カード型スマートタグ

1.SAFEDOME カード型スマートタグ

▲出典:Amazon

SAFEDOME カード型スマートタグとは、1.25mmという薄さが特徴のクレジットカードサイズのスマートタグです。

<SAFEDOME カード型スマートタグの特徴>

  • スマートフォンと通信が途切れた場所や時間をアプリ内の地図上に表示
  • カードのボタンを押せばスマートフォンのアラームが鳴らせる
  • 付属のワイヤレス充電器で繰り返し充電可能

一番の特徴は、付属のワイヤレス充電器。スマートタグの充電だけでなく、スマートフォンの充電にも使用可能です。ワイヤレス充電対応のスマホをお持ちの方には一石二鳥でしょう。

繰り返し充電でき、本体や電池の交換が不要。長期間/経済的にスマートタグを利用したい方におすすめです。

製品名 SAFEDOME カード型スマートタグ
タイプ カードタイプ
電池交換の有無 無(充電式)
防水機能 有(スマートタグ本体のみ)

2. Qrio Smart Tag

2.Qrio Smart Tag

▲出典:Qrio

Qrio Smart Tagとは、本体重量10g(電池込み)と、軽量でコンパクトなキーホルダータイプのスマートタグです。

<Qrio Smart Tagの特徴>

  • カラーバリエーション豊富(5色)、リボンも交換可能
  • スマートフォンとスマートタグで双方向で鳴らせたり、捜索できたりする
  • リモコンとしても使用できる

ボタンアクションを設定することで、スマートフォンのカメラシャッターや音楽プレイヤーの再生/停止などを操作できます

カラーバリエーションが豊富なだけでなく、リボンも交換可能。基本的な機能を備えつつスタイリッシュなスマートタグをご希望の方におすすめです。

製品名 Qrio Smart Tag
タイプ キーホルダータイプ
電池交換の有無 有(6ヵ月)
防水機能

3. ラトックシステム Bluetooth4.0+LE対応 紛失防止タグ REX-SEEK2

3.ラトックシステム Bluetooth4.0+LE対応 紛失防止タグ REX-SEEK2

▲出典:Amazon

ラトックシステム 紛失防止タグ REX-SEEK2とは、Bluetooth4.0+LE対応スマホと組み合わせて使うキーホルダータイプのスマートタグです。

<ラトックシステム 紛失防止タグ REX-SEEK2の特徴>

  • スマートタグとスマートフォンの距離が一定以上離れたときに双方が作動
  • 呼び出し音の音量は3段階から選択可能
  • 着信やメール受信を音や光で通知してくれる

充実した機能が特徴。着信やメール受信の通知をはじめ、スマートタグ付近の湿度や温度を感知することも。またカメラのシャッターなどリモコンとしても使用できます。

ただ紛失や置き忘れを防いでくれるだけでなく、着信やメール受信を通知してくれることから、忙しいビジネスマンの方におすすめです。

製品名 ラトックシステム Bluetooth4.0+LE対応 紛失防止タグ REX-SEEK2
タイプ キーホルダータイプ
電池交換の有無 有(6ヵ月)
防水機能

4. MAMORIO FUDA

4.MAMORIO FUDA

▲出典:MAMORIO

MAMORIO FUDAとは、シールのように貼って使用するコンパクトなスマートタグです。

<MAMORIO FUDAの特徴>

  • 紛失した位置をスマートフォンで確認できる
  • 紛失物が駅などに届いたらスマホに通知してくれる
  • 大切なものを紛失した場合に一定金額が保証される有償プランあり

独自の特許技術を利用して紛失物を捜索できるのが特徴。紛失物の近くをほかのユーザーが通ったり、MAMORIO Spotのある駅や商業施設に紛失物が届いたりすると、スマートフォンに通知されます。MAMORIO Spotは東京メトロをはじめとする700地点に対応しており、2021年現在も拡大中です。

そのため、MAMORIO Spot近辺をよく利用する方、大事なものを無くしたときにできるだけ早く見つけたい方におすすめです。

製品名 MAMORIO FUDA
タイプ シールタイプ
電池交換の有無 無(電池寿命約1年、有償の電池交換プログラムあり)
防水機能

5. Me-MAMORIO

5.Me-MAMORIO

▲出典:MAMORIO

Me-MAMORIOとは、MAMORIOシリーズの縫い付けられる形のスマートタグです。

<Me-MAMORIOの特徴>

  • 帽子やジャケットに縫い付けられる
  • 紛失した位置をスマートフォンで確認できる
  • 紛失物が駅などに届いたらスマートフォンに通知してくれる

機能面では先ほど紹介したMAMORIO FUDA同様ですが、特徴はその形にあります。ふたつの穴が空いているため、布製品に縫い付けられるのはもちろん、リボンやチェーンを通してキーホルダーとしても使用できます。

直径37mm×厚さ5.8mm、重さもたった7gと軽量なので、そのまま財布に入れるのもOK。大切な帽子や上着、鞄をついつい置き忘れてしまいがちな方におすすです。

製品名 Me-MAMORIO
タイプ キーホルダータイプ
電池交換の有無 無(電池寿命約1年、有償の電池交換プログラムあり)
防水機能

6. Tile Slim(2020)

6.Tile Slim(2020)

▲出典:Amazon

Tile Slim(2020)とは、約3年と長期間使える薄いカードタイプのスマートタグです。

<Tile Slim(2020)の特徴>

  • スマートスピーカーと連携させることで、声でスマートタグを探せる
  • 万が一落としてしまった場合、他のTileユーザーが紛失物を拾ったときにアプリに通知
  • Amazon Alexaなどに対応

Amazon Alexaをはじめ、GoogleアシスタントやSiriショートカット(日本語版)に対応しています。そのため話しかけるだけで紛失物を見つけられるのが特徴。スマートスピーカーを使って効率的に紛失物を見つけたい方にはうってつけです。

防水性能(IPX7)も備えているため、水濡れが心配な方にもおすすめできます。

製品名 Tile Slim(2020)
タイプ カードタイプ
電池交換の有無 無(電池寿命約3年)
防水機能 有(IPX7)

7. Tile Pro(2020)

7.Tile Pro(2020)

▲出典:Amazon

Tile Pro(2020)とは、全米No.1シェアのTileシリーズ最長の接続距離を備えたキーホルダータイプのスマートタグです。

<Tile Pro(2020)の特徴>

  • シリーズ中最も長い接続距離(120m)で大音量
  • 万が一落としてしまった場合、他のTileユーザーが紛失物を拾ったときにアプリに通知
  • Amazon Alexaなどに対応

基本的な機能は、先ほどのTile Slim(2020)同様ですが、特徴は音量の大きさと最大接続距離です。120m以内であればTile Proと接続し、捜索できます。Tileシリーズ中最も音が大きいため、ある程度距離が離れてしまった場合でも見つけられる可能性が高までしょう。

スマートスピーカーで効率的に探しものをしたい方、少しでも紛失リスクを避けたい方におすすめです。

製品名 Tile Pro(2020)
タイプ キーホルダータイプ
電池交換の有無 有(電池寿命約1年)
防水機能 有(防滴、IP55)

8. chipolo ONE

8.chipolo ONE

▲出典:chipolo-japan

chipolo ONEとは、カラフルな色が目を引くキーホルダータイプのスマートタグです。

<chipolo ONEの特徴>

  • 電池寿命約2年
  • 120dbの大音量
  • 防水性能あり(IPX5)

電池寿命3ヵ月~1年というスマートタグが多いなか、このchipolo ONEは約2年と長いのが特徴です。電池交換も可能なので、より長く使えるでしょう。

防水性能(IPX5)も備えているため、水濡れが心配な方や、なるべく経済的にスマートタグを使いたい方におすすめです。

製品名 chipolo ONE
タイプ キーホルダータイプ
電池交換の有無 有(2年)
防水機能 有(IPX5)

9. FINDORBIT ORBIT CARD

9.FINDORBIT ORBIT CARD

▲出典:株式会社epice

ORBIT CARDとは、カラーバリエーション豊富なカードタイプのスマートタグです。

<ORBIT CARDの特徴>

  • カラー全7色
  • 充電式(一度の充電で3ヵ月使用可能)
  • カメラのシャッターとしても使用可能

カラーバリエーションが豊富で、全7色から選べます。カードタイプのスリムなものにしては珍しく、カメラのシャッターとしても使用可能です。

長い間経済的に使いたい方や、カードタイプでも色を選びたい方におすすめです。

製品名 FINDORBIT ORBIT CARD
タイプ カードタイプ
電池交換の有無 無(充電式)
防水機能

10. Evershop Key Finder

10.Evershop Key Finder

▲出典:Amazon

Evershop Key Finderとは、6つの受信機がセットになったスマートタグです。

<Evershop Key Finderの特徴>

  • キーリングと固定用粘着シール付属
  • 30~40mの範囲にある受信機から音声を流せる
  • 80dbの大音量

受信機のサイズは縦47×横32×幅6.5mmとコンパクトです。キーリングと固定用粘着シールが付いています。そのためキーホルダータイプとして以外にも、シールタイプのように貼り付けて使用することも可能です。

受信機が6個と多いので、無くしたくない大事なものが多い方、家族で使いたい方におすすめです。

製品名 Evershop Key Finder
タイプ キーホルダータイプ
電池交換の有無 有(電池寿命1年)
防水機能

おわりに

誰しも「不注意で忘れてしまった」ということは起こり得るもの。ただPCや財布など、忘れてしまうと困るものもありますよね。

スマートタグがあれば、忘れ物が防止できます。万一無くしてしまっても、すぐに見つけられる機能が満載です。スマートタグによっては、落としたらすぐにスマートフォンに通知をするよう設定できる製品もあります。いざというときの備えとして、スマートタグを用意しておきましょう。

利用シーンに合わせて、自分に合ったスマートタグをぜひ利用してみてくださいね!

(執筆:しろ 編集:北村有)

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