リファラル採用のメリット&デメリット。大前提として、社員の協力は考えられてる?
近年話題の「リファラル採用」。従来の採用に比べてコストがかからず、またカルチャーマッチしやすいと注目を集めています...
- BtoB
- とは
- リファラル採用
自社の社員に人材を紹介してもらう採用手法、またはその採用活動のこと。
「リファラル」は委任、推薦、紹介などの意味を持つ英語です。
少子高齢化による売り手市場化で慢性的な人材不足と採用コストの増加に悩まされる企業が増えていることから生まれた採用手法で、自社の社員に採用候補者を紹介してもらうことで効率的な人材獲得と採用コストの削減を両立することができます。
実際に自社で働いている社員が会社を紹介してくれるためミスマッチが減り離職率が低下したり、まだ転職を考えていないが会社に興味を持っているような層へのアプローチができ優秀な人材を囲い込めるなどの効果も期待できます。
リファラル採用の実現にあたっては社員の協力が必要不可欠となるため、インセンティブを設定する、採用ポジションや採用基準を明確にする、採用フローを定めておく、などできる限り社員が参画しやすい仕組みを用意することが重要です。
また、紹介してもらった人材が不採用となった場合、紹介した社員と紹介された人材との人間関係に影響が出ることもあるため、それを想定した配慮を行う必要があります。
いわゆる「コネ採用」(「縁故採用」)と比較されることもありますが、コネ採用が能力をいとわない特別な採用フローを適用するのに対し、リファラル採用は自社の採用基準に則り、通常どおりの採用フローで採用可否を決めます。