エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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みなさまはYotpo(ヨットポ)という会社を聞いたことがありますでしょうか? イスラエルで生まれた、現在急成長中の会社です。
Yotpo(ヨットポ)は、カスタマーレビュー、写真、Q&Aなどを取り入れた、eコマースWebサイト向けのレビューツールを提供しています。
購入者のレビューをうまく活用することで、今までに20万社以上のクライアントに対して信頼の構築と成長サポートを行ってきました。
現在でこそ急成長しているYotpo(ヨットポ)ですが、最初のうちは乗り越えるべき課題がいくつもありました。
一番の課題はプラットフォームの使いやすさと信頼性でした。そしてそれを解決するために、Yotpo(ヨットポ)のグロースチームが考えたのが、新しいオン・ボーディング・フローを作ることでした。
この記事では、Yotpo(ヨットポ)がどのようにして課題を見つけ出し、それにどうアプローチしたのかを紹介します。
結果として、
を成し遂げ、数々のクライアントを成功に導いたYotpo(ヨットポ)のストラテジーを、ぜひ参考にしてみてください。
まず、Yotpo(ヨットポ)のグロースチームは、サービスを頻繁に使う「アクティブユーザー」を増加させることに注目しました。
そのためには、新規ユーザーにUGC(画像・動画などのユーザーが生成したコンテンツ)プラットフォームの重要性をできる限り早く理解してもらう必要がありました。
そしてYotpo(ヨットポ)のグロースチームは、「オン・ボーディングプロセスを改良することで、新規ユーザーにより製品を理解してもらえるのでは」と考えました。
Yotpo(ヨットポ)のグロースチームはまず、課題を見つけ出すために、ユーザーが製品をどのように使っているのか調査を行いました。そして、ふたつの大きな問題を見つけ出しました。
また、Yotpo(ヨットポ)はセルフサービスで使える製品の販売も計画していました。このことから、わかりやすいガイド(UX)の提供は、もはや必要不可欠でした。
UXに問題があると特定できたグロースチームは、以下のことに配慮しながら、解決策を練りました。
これらの条件を満たすツールが、『Appcues』でした。このツールを使い、チームは次のステップである新しいオン・ボーディング・フローのテストへと移ります。
一般的に有効とされる汎用型オン・ボーディング・フローはすでに存在しますが、本当にベストなものは、クライアントの種類やスタイルによって異なります。
だからこそ、ユーザーの維持率とエンゲージメント率の変化を常にチェックして、製品の改善を行うことが大切なのです。
Yotpo(ヨットポ)は『FullStory』というツールを使って、製品ダウンロード後に起きる問題を突きとめました。実は、多くのユーザーはソフトウェアの使い方がわからず、混乱して適当にクリックしている状態でした。
これを解決するために、新しいオン・ボーディング・フローでは、ステップバイステップで使い方を紹介しました。
また、「アクティブユーザー」の定義もはっきりさせることで、より明確なゴールを設定しました。
Yotpo(ヨットポ)におけるアクティブユーザーの定義は、「Yotpo(ヨットポ)のウィジェットをインストールして、少なくともひとつのレビューを生み出したユーザー」としました。
そしてチームは、アプリの中と外からのサポートが可能な、よりユーザーフレンドリーな製品の改良版を発表しました。
以下の写真が、ユーザーが初めて製品を使う時の画面です。
また、オン・ボーディング・フローの一環として、ユーザーがソフトウェアを使い終わった後にメールを送ることで、再び製品を使用するよう促すようにしました。
これは、『Segment』の機能を使い『Customer.io』にデータを送ることで、ユーザーの進行状況に合わせたメールを送ることで成功しました。
この新しい手法により、最適なタイミングでユーザーにメールを送れるようになりした。結果として、70%ものユーザーがオン・ボーディング・フローを完了するようになりました。
この成功体験から、Yotpo(ヨットポ)はそれぞれの機能にもオン・ボーディング・フローを追加しました。
また、カスタマーサポートを補助する「ミニ・ツアー」も作りました。よくある質問にステップ・バイ・ステップでの対処法を提供することで、コールセンターの負担は大きく軽減されました。
特に効果があったのは、期日をすぎてからの支払い請求でした。このミニ・ツアーによる方法で、通知を受けてから68%のユーザーが即座に支払うようになりました。
また、製品アップグレードをオン・ボーディング・フローの最後に表示したところ、なんと1日1件のペースでアップグレードする新規ユーザーが現れました。これはグロースチームを最も驚かせた効果です。
オン・ボーディング・フローが製品の理解を助けたことにより、アップグレードの魅力に気づくユーザーが増え、購入につながったと考えられます。
この新しいフローはまさにブレイクスルーといえるでしょう。今まではメールでのコミュニケーションのみでしたが、ソフトウェア上でよりダイレクトなエンゲージを可能にしました。
アクティブユーザーの増加を目指して作り上げた新しいオン・ボーディング・フロー。これが会社に与えたのは、とてもいい結果でした。
アクティブユーザーの増加は、チームに重大なポイントを教えてくれました。
本当に良いオン・ボーディングとは、ただ単にユーザーの数を増やすのではなく、製品に興味をもち、実際に使いたいという意思のあるユーザーを取り込むことです。
そして、この素晴らしい結果をもたらすことができたのは、課題を解決するためにスムーズなサポートが行えた『Appcues』のおかげだということです。
(翻訳:Juri Andou)