SEOはもう通用しない?AI時代でも“勝てる記事”の作り方をプロに聞いた
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一昔前まで、SEO記事は「人力で調べて、人力で構成を組んで、人力で書く」のが当たり前でした。
でも今は、AIを使えば“それっぽい記事”が一瞬でできてしまう時代。手間が減って、記事制作もラクになる——そんな期待を抱いていた人も多いのではないでしょうか。
ところが実際やってみると、精度はいまいち。順位も上がらない。なんだかんだで「結局なにが正解なの?」と迷子になるケースも少なくありません。
だからこそ今、大事なのは「AIと人間の役割分担」。
調査や構成などの作業はAIに任せて、判断や戦略といった本質的な部分に時間を使う。それが、26年にわたってWeb開発に関わってきた柏崎剛さんと、ブログとSNSで億を稼ぐサンツォ(吉岡智将)さんが出した答えです。
というわけで今回は、「AI時代に勝てるSEO記事」をテーマに、お二人の思考法と実践ノウハウ、SEOにもっとも適したツールの選び方まで、気になるポイントをたっぷり聞いてみました。
※この記事はGMOインターネット株式会社の提供でお送りします。
博士(京都大学)。研究活動の傍ら編集プロダクションを経営し、Workship MAGAZINEの編集長も務める。Webメディアの運営やコンテンツ制作に携わる一方で、SEOの波には時々取り残されがち。趣味は放浪。
株式会社コンテンシャル代表取締役。1999年よりWeb開発業務に携わる。上場企業含む多くの企業で顧問や技術監修を手がけ、SEOに関する特許も複数保有。著書に『SEO×生成AI 黄金の教本』、『目からウロコのSEO対策「真」常識』。AIライティングツール「ConoHa Pencil byGMO」の技術監修も担当。
合同会社田舎暮らし代表。ブログ×SNS×AIで億を稼ぐ、言わずと知れたトップブロガー。近年は料理研究家「ベランダ飯」としてInstagramを中心に活躍中。著書『マクサン式Webライティング実践スキル大全』『SEO×生成AI 黄金の教本』など。AIライティングツール「ConoHa Pencil byGMO」の監修も務める。
目次
――ブログやWebメディアを運営する上で、「SEOが欠かせない」という認識が広がりつつあります。しかし一方で、「アップデートが頻繁すぎてついていけない」「混乱する」と感じる方も多いですよね。結局のところ、何が正解なのでしょうか?
柏崎:SEOに関してよく言われるのが、「良いコンテンツが評価される」とか「感情に訴えるべきだ」といった話です。もちろん、これらは正しい面もあるのですが、検索エンジンはあくまでアルゴリズム、つまり数値的な評価ロジックで動いています。
言い換えると、コンピューターならこう判断するだろう、という一定の計算式が存在するわけです。たとえばアクセス数や被リンク数などですね。ここを押さえていくことが、SEOの基本になります。
▲株式会社コンテンシャル代表取締役 柏崎 剛氏
――かつては、キーワードをとにかく詰め込むのが正解だった時代もありましたよね。人間にとっては読みづらいことこの上なかったですが……。
柏崎:おっしゃるとおり、当時はそれが正解だったんです。そこからだいぶ状況が変わりましたが、「キーワードを盛り込む」という行為自体は、今でも場合によっては有効です。結局のところ、SEOとは“その時点での正解”を見極めて、地道に積み重ねていくものなんです。
――サンツォさんは、SEOの移り変わりについてどのようにお考えですか?
サンツォ:僕も基本的には同意見です。ただ、アルゴリズムは頻繁に変化するので、僕自身は「最新情報を追う」ことはある段階でやめてしまいました(笑)。そういったテクニカルな部分は、柏崎さんのような専門家にお任せするのがいいかなと。
代わりに僕が重視しているのは、変わらない本質──つまり「検索意図」です。検索してきた人がどのようなニーズを持っていて、どんな情報を提供すれば満足してもらえるのか。これだけは、時代がどう変わっても普遍的な評価軸ですから、そこに集中するというのが自分の方針です。
――最近では、従来型の“まとめ記事”よりも、官公庁のページや、その分野に詳しい個人ブログが検索上位に表示されることも増えています。これも「検索意図」が重視された結果といえるのでしょうか?
サンツォ:まさにその通りだと思います。さらに具体的にいえば、ドメインの信頼性や、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)といった要素、要するに「誰が書いているか」が、より重視されるようになっていると感じます。
そのため、たとえば「昨日ブログを始めたばかりの人」がどれだけ良質な記事を書いたとしても、それだけでは上位に表示されないという現象も起きてしまいます。検索エンジンに信頼されるには、「自分がどんな人物か」「どんな実績があるのか」といった情報も含めて、ネット上にきちんと表現していく必要があるんです。
柏崎:補足すると、「信頼性」といった曖昧に見える指標も、検索エンジン側では数値的に判断されている点に留意したいですね。極端な話、リアルの世界でどれだけ名の知れた専門家であっても、ネット上にその情報が十分に存在しなければ、検索アルゴリズムには伝わりません。
正しいことを、わかりやすく、誠実に伝える。それは大前提として、それをどう可視化し、どう評価されやすい形にするか──そのための手段がSEO対策です。そしてこの構造は、今後も大きく変わることはないでしょう。
――ちなみに、AIが台頭して「検索はもうオワコン」「SEOは終わった」といった声も聞こえてきます。お二人はどう見ていますか?
柏崎:AIについては、確かに予測できない部分が多くあります。ただ、現時点での僕の見立ては「インターフェースが変わっただけ」という印象です。
確かに、検索結果の上にAIの要約が表示されたり、ChatGPTのように会話形式で答えが返ってきたりという「見え方の変化」は起きています。でも、コンテンツの評価の仕組みや順位の決まり方は、実はそんなに変わっていません。
専門性をどう見るかとか、誰の情報を信頼するかとか。そういう判断基準はこれからも引き継がれていくはずです。そうなると、僕たちがやるべきことも本質的に変わらない。「AI」という言葉に振り回されずに、冷静に判断することが大切です。
▲最近のGoogleの検索結果にはAI要約が表示されることも多い
サンツォ:そもそも、AIの前から「Google検索はオワコン」って何度も言われてきましたよね。SNSで調べる人が増えたときとか、YouTubeが検索代わりになってきたときとか。今はそこにChatGPTなどのAIが加わっただけです。
しかも、そのChatGPTが答えを作るために引用してるのって、結局は昔ながらのSEO文脈で高評価だった記事なんですよ。つまり、「問いに対して、正確に、わかりやすく、素早く答えている記事」であれば、AIにも評価されるということ。
結局、求められている情報の本質はまったく変わっていない。だから僕は、AIが来たからといってSEOが完全にオワコンになるとは思わないですね。
――メディア運営という観点では、AIが大きな恩恵をもたらしてくれる部分もありますよね。ちょっとした作業でかなり助けられる場面もありますし……。とはいえ、頼りすぎるのも少し怖いと感じます。お二人は、どのようにバランスを取っていますか?
サンツォ:まず、AIを使うべきかどうかという話で言えば、僕は「絶対に使うべき」という立場です。理由はシンプルで、めちゃくちゃ時短になるから。人間がやらなくていい作業については、AIに任せるのが自然な流れだと思います。
とはいえ、100%AIだけで完結するかというと、それはまだ難しいですね。僕の感覚では、AIが生成した記事は40点程度。上位表示を目指すには、残りの60点を人間の手で積み上げる必要があります。
――AIに任せられるところと、人間が担うべきところの役割分担はどうお考えですか?
サンツォ:たとえば、キーワード調査はAIにも任せられる分野です。以前はサジェストキーワードや共起語、再検索キーワードなどをひとつずつ調べて構成に反映させていましたが、今ではAIが一瞬でまとめてくれるツールもある。こういった「作業」は、もはや手動で行う必要がありません。
▲たとえばConoHa Pencil byGMOでは、サジェストキーワードや再検索キーワード、競合見出しなどを一括で検索できる
▲「プレゼント」を調べてみると、純粋に購買目的のキーワードは「家電」が一番多そうだと分かる
サンツォ:一方で、AIでは難しい部分も当然あります。典型的なのは、体験談などの一次情報ですね。「このお茶を飲んでみた」「このホテルに泊まってみた」といった、自分の経験に基づくリアルな情報は、AIには再現できません。
ですから、これからのコンテンツ制作では、作業的な部分はAIに任せて、自分にしか書けないことに集中する。そうした“人間とAIのいいとこ取り”が理想的なスタイルではないでしょうか。
柏崎:役割分担の話で、もうひとつ重要なのは「責任感」だと思います。AIはあくまでも道具なので、ときには間違いも起こします。だからこそ、たとえAIが出力したものであっても、それを発信するなら「自分の言葉」として責任を持つ必要があります。
これからますます全体の生産性が加速していく中で、AIを活用しない企業や個人は、自然と競争力を失っていくでしょう。でも、そのスピード感に焦って品質をおろそかにするのは本末転倒です。品質を担保できない状態での安易なAI活用には注意が必要です。
――ここまでは新規記事についてのお話でしたが、リライトや記事の分析という点ではいかがでしょうか?
柏崎:まず基本として、検索アルゴリズムでは「フレッシュネス(鮮度)」という指標が非常に重要です。つまり、古くなった情報を放置しておくと、評価が下がってしまう。そのため、少しずつでも手を加えて「きちんと改善していますよ」という姿勢を示すことが大切になります。
そして、その際には「いま」の検索ニーズを捉えることが重要になってきます。たとえば同じ「プレゼント」というキーワードでも、「いま」どんなワードと一緒に検索されているのか、どんな商品が求められているのか。それを調査して、検索意図に合った内容に更新していかなければならないので、やはりAIは非常に有効です。
▲試しに夏野のブログ記事をConoHa Pencil byGMOで分析してみると…
▲上位表示のカギとなる「キーワード含有率」はまさかの5%。あまり検索ニーズに応えられていなさそう
▲住宅ローンや消費税、iDeCoの情報を入れるとより読まれる記事になりそうだとわかる
サンツォ:結局、新規記事でもリライトでも、基本的な考え方は変わらないんですよね。検索意図に合った、信頼性の高い情報を提供する。そのなかで、キーワードの再調査や、足りない情報の補完といった作業をAIに任せると効率も上がりますし、質も保てる。
柏崎:あと、今後は検索自体がもっと「パーソナライズ」されていくと思うんですよね。
たとえば食事に関しても、ある人には「量が多くてコスパがいい」と感じられるけれど、別の人には「少食だから量を減らして質を上げてほしい」と思われるかもしれない。そういう個別のニーズに、従来の検索エンジンはうまく応えられなかったわけです。
でもこれからは、検索エンジン自体がAIを内包して、パーソナライズを進めていく。そうなれば、“1%のニーズ”にも応えていけるような情報発信が求められるはずです。
となるとメディアの運営者としては多角的なリサーチが必要になるわけで、手作業ではどうしても限界があります。そうなるといよいよ、AIの力を借りながら、より個別のニーズに寄り添ったコンテンツを作っていく必要があるのではないでしょうか。
――とはいえ、世の中には本当に多くのAIツールがありますよね。選択肢が多すぎて迷ってしまうのですが、「こういう基準で選ぶといい」という判断軸があれば教えてください。
サンツォ:文章生成そのものに関しては、どのツールも正直そこまで大きな差はないと思っています。違いが出てくるとすれば、学習データの特性などでしょうか。つまり、自分の用途に合うようなデータセットで構成されているかが一つの判断軸になります。
さらに、使いやすさも非常に重要です。たとえばChatGPTだと、SEO目的で記事を作るとき、イチから全部自分で段取りしないといけません。関連キーワードの調査をして、競合ページの見出し構成を分析して、必要な情報を集めて、ようやくプロンプトに落とし込む。一度でうまくいかない場合も多く、やり取りを何度も繰り返さなければいけないので、結構面倒です。
――すごくわかります。しかも長時間動かしていると、前提を忘れたり、指示が通じなくなったりすることもありますよね。
サンツォ:そうなんです。その調整に時間を取られると「これ、時短になってるのかな?」と(笑)。だからこそ、自分の目的に合っているか——今回であればSEO対策に特化しているかどうかという点も、ツール選びで重視すべきです。
柏崎:同感です。加えて大事だと感じているのは、使っていて気持ちがいいかどうかですね。インターフェースがわかりやすいとか、操作していて楽しいとか、そうした設計はモチベーションに大きく影響します。
特に初心者の方にとっては、たとえ高機能であっても、無機質で使いづらいツールだと心理的なハードルが高くなるのでは。一方で、見た目が華やかだったり、直感的に操作できたりするツールなら、「ちょっと使ってみようかな」と思えますよね。「メディア運営の続けやすさ」という観点からも、こうした要素は非常に重要だと思います。
――そういう意味でも、お二人が監修されている「ConoHa Pencil byGMO」は、まさに理想に近いツールなのでは?
サンツォ:ありがとうございます。まさに、「ConoHa Pencil byGMO」は、僕が普段行っている記事制作のフローをまるごと自動化することを目的に設計しました。サジェストキーワードや再検索キーワードなどの関連キーワードの取得、検索ボリュームの調査、競合サイトの見出し構成の分析など、一つひとつ手作業で行っていたプロセスを一括で進められるようにしたんです。
▲ConoHa Pencil byGMOでできること
柏崎:「インターフェースのわかりやすさ」も意識していて、使いながら自然とSEOの考え方が身につくように工夫しています。すでにメディアを運営している方はもちろん、これから挑戦してみたい方にもおすすめできます。
▲競合記事の分析も手軽にできる
柏崎:もちろん機能面にも自信があります。僕が特に気に入っているのは「キーワード含有率チェック機能」です。関連キーワードがどれくらい盛り込まれているかを、数値やグラフで可視化できるようにしているんです。ちなみにこの機能には、僕の特許技術も活かされています。
▲試しにWorkship MAGAZINEのとある記事を分析してみると…キーワード含有率は8%!これは改善の余地アリですね…
サンツォ:「見出しごとに本文を生成できる」機能もお気に入りですね。普通のAIツールだと記事の本文すべてが一気に出てきてしまうことが多いのですが、「ConoHa Pencil byGMO」は1見出しずつ個別に生成できる。「これは採用」「これは微妙」と確認しながら進められるので、構成のクオリティも保ちやすいです。
▲ConoHa Pencil byGMOなら、見出しを1つ選択して…
▲それぞれの見出し単位で本文が生成できる。リライト作業が劇的にラク!
――AIを活用することで、さまざまな面で記事の品質向上が期待できそうですね。
サンツォ:「ConoHa Pencil byGMO」を語るうえでもっとも強調しておきたいのは、生成結果が根拠のある情報に基づいている点です。
たとえば今回のツールでは、柏崎さんが作ったキーワード調査システムが中核にあって、そこから得られたデータを土台にAIが文章を作ってくれる。場当たり的な内容ではなく、裏付けのあるテキストになる点は、初心者にも安心できる要素だと思います。
柏崎:しかもプロンプトを何度もやり取りする必要もありません。パーソナライズを入れていないぶん一貫性が保たれているので、同じ条件であれば同じ出力になる。その設計の安定感も、特にメディア運営においては大きな利点ですね。
サンツォ:とくに「どう書けばいいのか分からない」「検索意図って何?」という段階の方には、本当に心強いと思います。初心者って、とにかく自分の知ってること全部を一気に書いちゃいがちなんです。でもそうすると、「誰にも求められていない記事」ができてしまう。
でもこうしたツールなら、最初にキーワード調査からスタートする流れが組まれているので、少なくとも“0点”にはならない。初期段階から40点くらいのクオリティには到達できる設計なんです。それってかなり大きな価値だと思います。
柏崎:あと、初心者にありがちなのは、モチベーションを保てずにやめてしまうというパターンですよね。特にWebメディアは収益が出るまでに時間がかかるから、心が折れやすい。リライトも「なんとなく必要」と思いながら後回しにして、結局手をつけられない。そうなるとサイトの評価も下がってしまう。
「ConoHa Pencil byGMO」は原則有料(無料プランでは月3本までの制約つき)ではありますが、それが逆に「せっかくお金をかけたんだからやらなきゃ損だな」という気持ちに変わることもあると思います。ダイエットを始めるときに、まずウェアを買うみたいな(笑)。
そういうきっかけから始めて、「あれ?この構成って意味あるんだ」「キーワードってこう使うのか」って自然と気づける。やる気を後押ししてくれる存在になるんじゃないでしょうか。
▲ConoHa Pencil byGMOの料金プランは4つ。無料プランもあるのですぐ試せる!
サンツォ:今後もこのツールは、僕自身が楽をするために(笑)、どんどん進化させていく予定です。実装したい機能もまだまだあるので、きっともっと頼れる存在になっていくはず。SEOに苦手意識がある方ほど、ぜひ相棒として使っていただきたいですね。
「SEO記事、何から始めればいいか分からない」
そんな方でも安心して使えるAIライティングツールが、ConoHa Pencil byGMOです。
月3記事まで使える完全無料プランが用意されており、気軽にお試しから始められるのが最大の魅力。SEOのプロが監修したツールで、キーワード調査から構成作成、本文生成、リライトまで一括で対応できます。
さらに、超高速レンタルサーバー「ConoHa WING」と組み合わせて使うと、圧倒的に効率的。WINGの長期契約プラン「WINGパック」と同時に申し込むと、Pencilの有料プランが初月無料になる特典もあります。
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(取材・執筆:夏野かおる)