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デジタルマーケティングは常に進化し続けている業界ですが、多くのマーケターはまだブロックチェーンを使いこなせていません。ブロックチェーンはビットコインなどの仮想通貨だけではなく、今後の広告業界にも影響するでしょう。
当記事にて、ブロックチェーンの仕組みと広告業界への影響を紹介します。
ブロックチェーンは分散型ネットワークです。一定期間内のユーザーの行為に関連するデータを「ブロック」として保存し、「チェイン(鎖)」のようにつなげます。ブロックの中に、時間帯と前のブロックへのリンクがあります。一度つながると、ブロック内のデータを変更できません。
上記画像には、青のブロックは最初のデータポイントとなり、黒のブロックがメインのブロックとなります。灰色のブロックは、一時的のデータで、実際のデータと異なります。ブロックチェーンはFintech(技術を通しているファイナンス・サービス)でよく使用されている技術です。
また、「ブロックチェーン」と「ビットコイン」は同じ仕組みとして認識されがちですが、ブロックチェーンはビットコインが使っている技術に過ぎません。
銀行のような制度に従わず、取引が個々のレベルとなります。銀行への信頼を通して経済が回っていましたが、消費者に信頼をつけられるようになると、いままでの施設も大きく変更します。
銀行を通さない取引は、購入者へのリスクが大きいです。広告業界であれば、バナー広告が代表例になります。たとえば、掲載媒体からの連絡があり、「うちに広告を出してください。何千人が見ますよ」と言われても、必ずしも信頼できません。表示回数を測定できるシステムを導入したとしても、本物のユーザーなのか、ボットなのか、区別できないからです。
そのため、デジタル業界において、Google社のような信頼のできるメガハブが必要です。
デジタルマーケティングのメガハブといえば、GoogleとFacebookです。Google社は、GDN(Googleディスプレイネットワーク、Google社が運営しているディスプレイ広告のネットワーク)によって年間40億米ドル以上を売り上げています。しかし、Google社はあくまで広告主と掲載媒体の代理店です。
大切なのは信頼です。サイトの経営者側では、複数の詐欺ができるため、いまだに業界の人がGoogle社を通して取引しています。ブロックチェーンにより、正確な統計を集計できるため、Google社の代理の必要がなくなります。なぜなら、広告主と掲載媒体における信頼があるからです。お互いのコスト削減につながります。
広告主と掲載媒体が代理店の手数料を払わなくても済むため、両方にとってはメリットが大きいです。しかし、Googleのようなメガハブにとっては、収益の損害につながっています。
広告業界の課題になっているアドフラウド。
アドフラウドとは、不正クリックや、不正サイト滞在などの詐欺で広告主を騙して請求するシステムです。
しかし、ブロックチェーンによって、取引のデータベースに限らず、個々のデジタルにおける行為まで確認できます。個人情報を守りながら、ちゃんとしたユーザーも確認できます。オンラインの詐欺を避けるには、このような技術がすでに開発され、Microsoft社もブロックチェーン型の開発をしているため、他の大手企業も入参するのは時間の問題です。
従って、広告をクリックしているユーザーと、広告を見ているユーザーも把握できます。
2017年に、アドフラウドによって、広告業界の70億米ドルの損害があり、業界の大問題として認識されています。この中、Google社に広告費を消費せず、不正行為を測定できるシステムを通して宣伝するほうがコストをセーブできます。
現在、オンラインの取引がPaypalやStripeなどの第三者で決済します。その企業もサーバーや、スタッフや、広告費など、さまざまなコストもあるため、購入ごとの手数料があるわけです。腕時計や冷蔵庫などでしたら、大した負担にならないですが、ブロックチェーンの仕組みでは、手数料がゼロになります。サイズと関わらず、手数料がゼロになるのなら、人件費やサーバーなどを払わなくていいため、掲載媒体の新しい収益モデルになります。
いまだに小金額の収益モデルは不可能でしたが、ブロックチェーンによって、実現できます。例として、ページごとに広告なしで1円を払うことができます。広告なしでページを見たいと思っているユーザーが想像している金額は手数料より低い場合、サービスを購入するにはためらいます。ブロックチェーンを通して、手数料の面倒がなくなり、提供可能のサービスも拡大しています。
このようなモデルを導入することにより、広告枠を提供する媒体も下がる可能性のある一方、広告掲載をしたい広告主の数が変わらないため、少額取引のサイトがCPC(クリックごとの単価)を上げます。
(翻訳:Jordan Colston / TumbnailsPhoto:Dribbble)