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IoTデバイスとして、最近台頭してきているマイコンモジュールが「M5Stack」です。
2018年2月に国内サイトでの販売が開始され、瞬く間に注目の的となりました。
M5Stackは1個 4,490円と非常に安価。ESP32(Wi-FiとBluetoothを搭載したマイクロコントローラ)と、SDカードスロット、ボタン、USBやGroveのコネクタを5cm四方の基板に搭載しています。
そんなM5Stackでできることを10個まとめてみました。
IoTに携わっている方はぜひご覧ください。
目次
▲転載元:GitHub
M5Stackは小さなマイコンモジュールです。
中国のIT企業Espressif社のESP32(Wi-FiとBluetoothを搭載したマイクロコントローラ)と、SDカードスロット、ボタン、USBやGroveのコネクタを5cm四方の基板に搭載しています。
写真のように、樹脂ケースのなかにディスプレイと電源がコンパクトにまとめられています。
もっとも標準的なM5Stack Basicの価格は4,490円です。非常に安価で小型なので、Raspberry Pi(ラズパイ:シングルボードコンピュータ)やArduinoに匹敵するデバイスとして注目を集めています。
M5Stackの特徴のひとつは、拡張モジュールが豊富に用意されている点です。たとえば、温度や湿度、CO2などの測定機能を自由に追加できます。
公式販売サイト | M5Stack Store |
購入はこちら | SWITCHSIENCE |
Amazon |
▼Raspberry Pi(ラズパイ)についてはこちらも参考にしてください。 ラズパイ(Raspberry Pi)でできること15選。特徴や人気の理由も解説! Workship MAGAZINE
▲転載元:小型万能マイコン「M5Stack」で自分だけのクソダサいスマートウォッチを作る
M5Stackを拡張モジュールのウォッチバンドと組み合わせることで、スマートウォッチとして使えるようになります。
サンプルコードを実行するだけなので、プログラミング初心者の方でも簡単に実装できます。スマートウォッチにしては画面が大きく扱いづらい(そしてちょっとダサい)のが難点ですが……。
参考:小型万能マイコン「M5Stack」で自分だけのクソダサいスマートウォッチを作る
▲転載元:とんちき録
M5Stackを、拡張パーツであるインターフェース・パネルと組み合わせることで、ゲームを作成できます。まるでゲームボーイのような実装も可能です。
サンプルコードだけで作成可能なゲームもあり、初心者でも簡単に実装できます。自作ゲームのデータもWeb上で多く公開されているので、興味のあるゲームを見つけてプレイしてみてはいかがでしょうか。
▲転載元:macsblog
こちらはM5Stackを使ったサーモカメラです。AMG8833 Thermal sensorというカメラと組み合わせることで、実際にサーモカメラを購入するより安価にサーモカメラをゲットできます。
参考サイトでは、丁寧な説明でわかりやすく作り方がまとめられています。はじめてM5Stackを使う方におすすめです。
参考:M5Stack Thermal Camera with AMG8833
参考:M5Stack Thermal Camera Part 2
▲転載元:屋根裏実験室
別途バッテリーを内蔵すれば、ワイヤレスで動くラジコンカーを作成できます。PS2のようなゲーム機のコントローラーを使った操作が可能です。
モニターに画像を表示しながら動かせるので、自分だけのオリジナルラジコンカーを作れます。参考サイトには、ラジコンカー以外にもたくさんの開発事例が挙げられています。
BME280を導入することで、温度・湿度・気圧計を作成できます。
データはBLE(Bluetooth Low Energy)を使ってやり取りします。また以下の記事を参考に作ることで、スマートフォンの画面から温度・湿度・気圧を確認することも可能です。
Googleスプレッドシートと連携して、温度・湿度・気圧データを自動入力することも可能。
参考:M5StackでBLE環境センサー端末を作る
参考:M5stackで温度・湿度をGoogleスプレッドシートに記録してみませんか?(Arduino IDE)
▲転載元:M5Stack × 超音波センサ(HC-SR04)で距離を測る
M5Stackを使えば超音波センサーを使った距離測定装置も作成できます。
細かい値まで手軽に測定できるので、正確な距離を測りたい場面で活躍しそうですね。
参考:M5Stack × 超音波センサ(HC-SR04)で距離を測る
▲転載元:M5stack(ESP32)で朝顔水やりロボットを作ってみた
Raspberry Piなどでもたびたび作成されている自動水やり装置ですが、M5Stackでも作ることができます。
水をあげた時に通知で教えてくれるので、ちゃんと水やりが機能しているか確認できますね。
参考:M5stack(ESP32)で朝顔水やりロボットを作ってみた
▲転載元:続:M5StackとCO2センサーで会社の空気改善を試みた
こちらの開発事例は、拡張モジュールのCO2センサーを使ったシステムです。周囲環境の二酸化炭素濃度が一定値に達した時に通知してくれます。
拡張モジュールを使用しているので、M5Stackのシンプルな見た目を損ないません。寒い季節など、換気がおろそかになる時期にあったら便利ではないでしょうか。
参考:M5StackとCO2センサーで会社の空気改善を試みた
参考:続:M5StackとCO2センサーで会社の空気改善を試みた
▲転載元:fabcross
PCやスマートフォンが使えない子どもや高齢の方たちと、遠距離でのやり取りを可能にするメッセージデバイスです。
今話題のスマートスピーカー『Google Home』と組み合わせて実装できます。モニターが内蔵されているM5Stackならではの開発事例でしょう。
参考:液晶付きマイコン「M5Stack」 と Google Home で、子どもとメッセージがやりとりできるシステムを作ってみた
M5Stack(M5GO) で音声入出力の自動翻訳機できた!使用しているのはM5GOの内蔵マイクとスピーカーだけで追加パーツなし😁スピーカーのノイズや音声合成の音質に改善の余地は有るが"音声認識ー>翻訳ー>音声合成"まで通して動いた😍 #M5Stack pic.twitter.com/r2GjlA09QJ
— robo8080 (@robo8080) September 1, 2018
拡張パーツを使うことなく、内蔵されているマイクとスピーカーを使って翻訳機を作成できます。
英語だけでなく、フランス語をはじめさまざまな言語に対応可能です。未来が近づいているような気がしてわくわくしますね。
いかがでしたか?
近年盛りあがりを見せるマイコンモジュール界に登場したM5Stackは、これからますます注目されていくことでしょう。
興味を持った開発事例を試して、M5Stackを使いこなしましょう。
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Workship MAGAZINE
(執筆:Kaoru Kishi)
(アイキャッチ転載元:SWITCH SCIENCE)