エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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みなさんは『TikTok』という音楽動画アプリを知っていますか?
TikTokは、15秒の動画を投稿できるSNSです。撮影した動画を投稿することで、不特定多数のユーザーから動画に対してコメントをらったり、ユーザー同士でつながったりできます。誰でも投稿できる点と、音楽に合わせて口パクをするだけというコンテンツ制作カルチャーの手軽さから、女子中高生を中心とし若年層たのあいだで大流行しています。
最近では、俳優やアーティスト・芸能人などもTikTokを利用しはじめ、TikTokの利用者数は爆発的に増えています。これに伴い、企業がTikTokのインフルエンサーとコラボレーションする「インフルエンサーマーケティング」をおこなう例も出てきました。
そこで今回は、「TikTok」を使った企業のプロモーション展開についてご紹介していきます。若い世代を狙ったプロモーションを検討しているマーケターの方は、ぜひ参考にしてみてください。
TikTokは中国のBytedance社が提供している音楽動画アプリです。
アプリのメイン機能は、15秒のショートムービーを音楽(音声)付きで撮影して投稿・閲覧するというものです。
ユーザー登録を済ませれば、公開されたショートムービーにハートマークをつけることで「いいね」をしたり、コメントをつけたり、お互いにフォローしてつながったりできます。
その他にも、15秒の投稿動画をInstagramやTwitterなどのSNSで共有できたり、他のユーザーの動画と自分の動画を組み合わせて投稿できる「デュエット」という機能を使えたりします。
TikTokは2017年のiOS無料アプリランキングで1位に輝き、2018年7月には世界の月間アクティブユーザーが2億人に達しました。
App ApeLabの調査によると、利用者は圧倒的に10代のユーザーが多く、20代がそれに続いています。中高生を中心とした若い世代へのマーケティングを考えている企業にとって、TikTokは狙い目のアプリとなっているのです。
https://www.youtube.com/watch?v=L6dlVF9W6LA&index=14&list=PLD2jk-X1C1zovRgNTaFg0MGvwGdMet6rQ
2018年4月、サントリー食品インターナショナルは「ペプシJコーラ」のCMをTikTokで製作したことで話題になりました。4月23日から5月1日、5月7日と3週にわたって公開された動画は、なんと累計で1500万回以上の再生回数を記録。
動画では、大御所演歌歌手の石川さゆりさん、ゆるキャラのにゃんごすたー、LUNA SEAとX JAPANのギタリストSUGIZOさん、YouTuberのフィッシャーズ、声優の上坂すみれさんなど、超豪華メンバーがダンスを披露しました。
TikTok内ではすぐに話題になり、芸能人が動画で踊っているダンスを真似して、多くのユーザーが「ペプシJコーラ」のCM音楽を使った動画をTikTok上に投稿しました。いち早く企業がTikTokに参入して成功を収めたプロモーション例です。
(参考:PR TIMES)
株式会社サイバーエージェントが運営するインターネットテレビ局『AbemaTV』が、若年層向けのコンテンツプロモーションにTikTokを採用し、大きく視聴者数を伸ばしました。
今回TikTokが活用されたのは、AbemaTV内で特に若年層に特に人気のある「恋愛リアリティー」というカテゴリーの「今日、好きになりました。」という番組です。(以下、「今日好き」)
マーケティングの内容は、TwitterなどのSNSやその他のPR施策など、TikTokではないマーケティングツールで「今日好き」への興味・関心を高め、その後TikTok内で戦略的にダンスの流行りを作り、「今日好き」の視聴へつなげるという流れです。
TikTokで「今日好き」は、以下のような流れで人気となりました。
このマーケティング施作により、「#今日好き」がTikTok内で急上昇のハッシュタグとして表示されたり、おすすめに掲載されTikTok内で「今日好き」が大きな認知を獲得し、TikTokをきっかけに番組を知ったという視聴者が増えました。
TikTokの中と外のマーケティング施策が、番組視聴へ繋がったプロモーション事例です。
(参考:MarkeZine)
ローソンのホットスナックとしておなじみの『Lチキ』ですが、若い層を狙ったマーケティング展開として「♯いつでもLチキチャレンジ」というものをTikTok内ではじめました。
これは「いつでもLチキ」の曲に合わせて踊り、「♯いつでもLチキチャレンジ!」のハッシュタグとともに撮影したダンス動画をTikTokに投稿するというものです。人差し指で作ったL字=Lチキサインと、最後に「ぱくっ」という音に合わて食べる仕草がとても可愛らしく、女子高生の投稿が多く集まりました。
また、Lチキチャレンジのキャンペーンモデルとして、雑誌Popteenでモデルとして活躍中の国末莉子さん(通称:リコリコ)を起用しました。彼女はTikTok内で43万人(2018年10月現在)のフォロワーを有しています。
彼女から発信された「いつでもLチキ」の動画マーケティングは成功し、約1000人のユーザーによって彼女を真似した動画が投稿されました。宣伝したい商品とTikTokを組み合わせたプロモーション事例です。
TikTokは、なぜこんなにも多くの中高生を魅了しているのでしょうか。マーケティングツールとしてTikTokを活用するときに押さえておきたい、TikTokの基本的な特徴を解説していきます。
ディズニー映画をそのまま観ているみたい✨表情と仕草に目を奪われる…!#tiktokjapan #ティックトック #なりきり #面白い #ユーモア #笑顔 #表情 #可愛い #美脚 #動画 #動画編集 #編集アプリ #アプリ #ディズニー #映画 #演技 pic.twitter.com/mKzpd8yv7F
— TikTok Japan【公式】ティックトック (@tiktok_japan) October 1, 2018
TikTokの特徴として、撮影して編集する手間が極端に少なく、簡単に投稿できるという点があります。
たとえば、YouTubeなどの動画サイトにはさまざまなジャンルの動画が溢れているため、オリジナリティが高くないと再生回数や人気を高めることは難しいでしょう。
一方でTikTokは、既存の楽曲に身振り手振りをつけ、口パクのみで簡単に撮影できます。また、動画編集が非常に簡単にできるため、撮影後数十秒で投稿できるのです。
その気軽さ、容易さが中高生が簡単に使えて楽しめるという点につながっています。
本当に同じ人⁉︎清潔感って大事🤔💕#TikTokJapan #レボリューション
ハッシュタグ「レボリューション」を付けて動画を投稿しよう💜 pic.twitter.com/XYZEDSRI9z— TikTok Japan【公式】ティックトック (@tiktok_japan) September 3, 2018
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— TikTok Japan【公式】ティックトック (@tiktok_japan) September 4, 2018
すでにTikTokを利用されている方はお気づきかもしれませんが、Tik okの動画をみていると同じような動画がたくさん流れてきます。
例えば、「♯レボリューション」というタグです。アメリカのアーティストDipioの楽曲『Revolution』のサビ前「It’s a revolution」という音楽に合わせて冴えない格好から、イケメンや美人の装いにチェンジするというもの。TikTokの特徴をうまく利用し、ビフォー・アフターを15秒の動画のなかで演出しています。
他にも、「♯こっちを見て」というタグがあります。これはアメリカのロックバンドThe Cabの『LaLa(Feelgud Radio Mixe)』の曲が流れた直後に「こっちを見ろ……こっちだ、こっちを見ろ、こっちだ。ねぇ……こっちを見て!」という男性のセリフが流れ、後ろを向いている人が振り返るという内容です。
音楽と共に高まる「どんな顔しているのかな?」という期待感が、「#こっちを見て」というタグが流行している理由かもしれません。
企業がプロモーションとしてTikTokを活用するなら、このようなテンプレート(お題)を作ることが重要になります。
縦一画面のみで完結するシンプルなUIと簡単な操作方法は、中高生を魅了するひとつの要因といえるでしょう。
流れてくる動画に付随しているボタンは、フォロー・いいね・コメント・シェアの4つのみ。あとは、再生された動画の画面を上に軽くフリックするだけで次の動画にスキップします。
片手でスピーディーに操作することで、興味のある動画を視聴し続けることができます。興味のない動画は即フリックで飛ばせるので、興味がないという理由でユーザーをTikTokから離脱させずに済むのです。
いかがでしょうか。
TikTokと有名人(インフルエンサー)を掛け合わせることで、商品や企画の認知を大きく広げ、若い世代を狙ったマーケティングプロモーションの成功に貢献するかもしれません。
マーケターの方はぜひ、TikTokを使ったプロモーションを検討してみてください!
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