エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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メールや企画書、提案資料の作成など、ビジネスを進める上で文章を書く機会は数多くあります。
しかし、ビジネスマンの全員が文章のプロというわけではありません。自分が正しい日本語を使えているのか、間違いのない文章を書けているのか、不安に思うことはありますよね。また正しい文章を書けているか見直そうにも、なかなか時間が取れない人も多いでしょう。
そんな悩めるビジネスマンに向けて、本記事ではネット上で簡単に使える優れた校正ツールを5つご紹介します。
まずは手軽に使える無料校正ツールを2つご紹介します。
実際にツールを使用し、間違いを含んだ文章を入れてみて本当に誤字脱字を発見してくれるかもあわせてチェックしました!
最初にご紹介するツールは『日本語校正サポート』。登録やダウンロードは不要で、校正したい文章を入力窓に入れたらすぐに使えます。最大1万字までチェック可能で、文字数カウント機能もあります。
具体的な校正機能は以下の通りです。
公式ページの情報によると単純な誤字脱字だけでなく、冗長表現や誤った表現を指摘する機能もついているとのことです。
また「日本語校正サポート」には、校正内容を自分好みにカスタマイズする機能がついています。必要な校正機能だけを使えるので、不要な指摘を受ける煩わしさがないのは嬉しいですね。
実際に文章を入力し、日本語校正サポートの校正機能をチェックしてみました。明らかな脱字を指摘してくれるかどうかを試すために、あえて間違いを紛れ込こませて検証します。
校正の結果は、「脱字については指摘されず、それ以外の部分で表現の指摘あり」でした。『日本語校正サポート』では、タイプミスによる単純な誤字脱字は発見できないこともあるようです。これはちょっと残念ですね……。
他に指摘された部分については、読み返してみて不自然なところはなかったので特に訂正する必要ないと感じましたが、念のためという意味では参考になりますね。
次にご紹介する校正ツールは『Enno』。こちらも先ほどのツールと同様、会員登録とダウンロードが不要で文章をWebブラウザ上の入力窓に入れるだけで使えます。
字数の制限はありませんが、字数が多くなるほど校正に時間がかかるようです。校正したい文章は少しずつ区切って入れた方がよいかもしれません。
『Enno』の具体的な校正機能は以下のとおりです。
公式ページの説明によると『Enno』は、基本的なタイピングミスや誤字脱字の校正に特化したツールだといえます。
こちらも実際に使ってみました。先ほどの文章を使い、同じところで間違いを紛れ込ませ検証します。
結果、「エラーは見つかりませんでした」と表示されました。基本的な脱字のばあい、校正ツールでも見つけられないことがあるのかもしれません。
『Googleドキュメント』は無料で使える文書作成アプリケーションです。文書作成アプリケーションには、自動校正機能がついているものがあリます。ちなみに、後ほどご紹介する『Microsoft Word』は日本語の校正機能がついています。
そこで気になるのは、『Googleドキュメント』に校正機能がついているかどうかですよね。
公式ページで調べてみたところ、『Googleドキュメント』は英語に対する校正のみ対応しており、日本語の校正機能はついていないとのことです。便利な機能が数多く搭載されている『Googleドキュメント』。ドライブ上で作成したファイルが自動保存されたり、同時に複数人でアクセスして文書作成や編集ができたりと、使い勝手が抜群です。日本語の校正機能が導入される日を待ちたいですね。
次に、有料の文章校正ツールを3つご紹介していきます。
最初にご紹介するのは、Microsoft社が提供する『Office365』シリーズの『Microsoft Word』。言わずと知れた文書作成ソフトウェアです。『Microsoft Office365』シリーズはパソコンとセットで売られていることもあり、お使いのパソコンにすでに入っている方も多いのではないでしょうか。
『Microsoft Word』には、「スペルチェック」と呼ばれる文章の校正機能がついています。
入力した文字の下に、
をそれぞれ示しています。
あえて使っている独特な文法や造語についても波線が引かれてしまうので、指摘を避けたいときはWord内のユーザー辞書機能に、該当する単語を登録しておくのをおすすめします。
設定でスペルチェック自体を外すことも可能です。
では、Wordの校閲機能の精度を確かめるために、単純な誤入力を紛れ込ませた文章をWordに入力してみます。
結果、『Microsoft Word』は「分析すことに」の部分で「る」の脱字を疑い入力ミスを教えてくれました。簡単な誤字脱字は、入力したそばから教えてくれます。
特に誤字脱字に注意しながら長文を書かなければならないシーンでは、Microsoft Wordは有用なツールだといえます。
次にご紹介するのは、校正、校閲、推敲ツールである『文賢』。利用料金は有料で、初期費用が10800円、それにプラスして月額1,980円がかかります。支払い方法は『Paypal』を用いたクレジットカード決済か銀行振込です。また、6ヵ月単位での契約なのでご注意ください。
『文賢』は、有料ツールだからこそ使える機能が盛りだくさんです。100を超える独自のチェック項目で文章を校正し、正しい日本語への修正やよりよい表現を提案します。
『文賢』のおもな校閲機能は以下の通りです。
ユーザー辞書を登録することにより、「数字は半角にする」「ひらく言葉、閉じる言葉」など校閲ルールを編集できます。
また、ほかの校正ツールにはない独自機能もあります。
たとえば、「類語、言い換え」「慣用句、ことわざ」、映画やマンガなどの「あるある」をベースにした「たとえ話」をワンクリックで挿入する「文章表現機能」。現在3500を超える表現のなかから、文脈に適したものを挿入できます。文章表現に幅をもたせたい人におすすめの機能です。
その他、より読みやすい文章にするためのアドバイスをくれる「アドバイス機能」というものもあります。「箇条書きしてスッキリさせることはできませんか」「結論→理由、疑問(問い)→結論(答え)→理由、という並びを意識していますか」といった、より良い文章のためのアドバイスをしてくれます。アドバイスの内容は、ユーザー辞書の設定により自由に変えられます。
『文賢』は、幅広い表現を身につけてワンランク上の文章を書きたい、文章表現を考える時間を節約したいなどの希望がある方にぜひおすすめしたい校正ツールです。
最後にご紹介するのは、校正ツール『Just Right!6 Pro』。『Just Right!6 Pro』はパッケージソフトウェアで、公式ページほか電機店やインターネット上で購入可能です。オープン価格ですが、だいたい35,000円から40,000円で販売されています。また公式ページにて会員登録をすれば、ツールの体験版ダウンロードができます。
校正機能は以下の通りです。
ユーザー辞書機能により校正ルールの編集ができます。また、テキストファイル(txt.)やPDFファイル(pdf.)などのファイル形式に対応。『Microsoft Word』や『Microsoft Excel』、『Microsoft PowerPoint』とも連携させられるため、文書を作りながら直接校正結果を確認することが可能です。
文章作成がはかどる便利な校正ツールを5つご紹介しました。
今回ご紹介した無料ツールでは、単純な誤字脱字は校正ツールで発見できるとは限らないことがわかりました。
校正ツールは便利ですが、現状は万能とはいえません。自分の書いた文章は、目で見て確認しさらに声に出して読んでみて、おかしなところがないかをチェックする必要があるでしょう。
今後の校正ツールの進化に期待したいです。