【フリーランス生活6ヶ月目】会社員生活との違いや学びをまとめてみた
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こんにちは! Workship MAGAZINE編集部のふみです!
現場で働くエンジニアの、こだわりのキーボードを紹介する本連載。
第2回は前回に引き続き、キーボード特集です。前回は既製品キーボードの紹介でしたが、今回はよりこだわりの強さを感じた「改造キーボード」をご紹介します!
溢れ出るエンジニアの方々のこだわりを感じてみてくださいね。
ディレクター。
美容の専門学校を卒業後、美容師として神戸・表参道で8年間勤務。フリーで1年間働いたあと、Web制作会社に就職する。2017年11月、フロントエンドエンジニアとしてGIGにジョイン。
改造キーボード編の1人目は、GIGでディレクターを務める泉澤さん。何やらきらびやかなこちらのキーボードのご紹介です。
泉澤さんが持っているのは、クラウドファンディングで販売していた『Taptek』というキーボード。
こちらの記事で紹介した、和田さんのキーボードと同じものですね。あれ、でもこのキーボード……たしか白と黒の二色展開だけのはずじゃ……?
早速、泉澤さんのこだわりを覗いていきましょう!
白と黒のキートップで、どことなくスタイリッシュな雰囲気を醸し出しているこちらのキーボード。やはり販売ページでは、白一色か黒一色の2種類しか販売されていません。
「え?じゃあここにあるキーボードは一体……?」と思いますよね。
なんと泉澤さんは、白と黒の二色両方を買って、キートップだけ入れ替えちゃったとのこと!
ちなみに白も黒も機能は全く同じです。色違いのキートップを入手するためだけに2つ購入するというこだわりっぷり……。
既製品を組み合わせ、周りの人と被らない自分だけのキーボードになっています。
こちらのキーボードは、見た目のカッコよさはもちろん、機能面も充実しています。
なんとPC3台まで同時接続可能で、簡単に接続先を切り替えられます。Bluetooth対応のキーボードでも、別端末で使う時にはわざわざ電源を切って接続しなおさなきゃいけないものが多い中で、これはなかなかに便利なんだとか。
「PCやスマホ、タブレットなど、いろんな端末で仕事をする人にもオススメ」と泉澤さんは語ります。
このキーボード、実は光るんです。19種類ものライトエフェクトを搭載しているので、タイピング中もちょっとワクワクして楽しいです。
白黒二色なだけでもカッコいいのにこんな光り方をされたら、マニア心がくすぐられますよね。欲しい。
これだけこのキーボードのこだわりと特徴を説明してきましたが、実をいうと普段の仕事中で泉澤さんは別のキーボードを使っています。こちらのTaptekは打鍵音が大きく、オフィスで使うにはちょっと気を使うのだそう。
そうなると、このキーボードの処遇が気になるところですが……泉澤さんによると「完全にオブジェになっています」とのこと。
そうです。このキーボードは現役を退いてもデスクを彩るオブジェとして、第二の役割を果たしてくれるのです。
作業に疲れた時、キーボードの電源を入れて光っている様子を眺めたり、キーボードを触ってライトエフェクトの変化を楽しんだり……。本来の役割とは離れていってしまっている気はしますが、今でもちゃんとデスクに鎮座しています。
フロントエンドエンジニア。
大学時代は地域経済学を学び、卒業後は空調設備のサブコンに入社。見積や施工管理を担当する。「自分で考え、作り、なおす仕事」がしたいと思い、独学でプログラミングを学ぶ。2018年11月GIGにジョイン。
オフィス内で「変わったキーボード持ってる方いませんか?」と聞いて回ったところ、株式会社GIGのエンジニアのほとんどが声を揃えて「こいつは変態」と言い放った揚原さんのキーボード。それがこちら。
小さなフォルムに独特のカラーリングのキーボード。そこまで変わったキーボードには見えませんが……いや、アレッ?! 文字がない?! キーの数も少なくない?! キー配置もちょっと変じゃない?!。
いったいどんなこだわりが詰め込まれているのでしょうか! 製作者の揚原さんにこだわりポイントを聞いてみましょう!!
聞くところによるとこのキーボード、なんと自作したそう。
「基盤に自分ではんだ付けしました。意外とできるよ。中学の時やったでしょ?」とのこと。いや、できねぇよ。筆者ははんだ付けというワードを中学生以来に聞きました。
自作キーボードに関する記事を見ているうちに、「自分も作ってみようかな」と思ったのだそう。キーボードに対するこだわりの強さが伺えますね。自作なだけあって、随所にこだわりや好みが散りばめられています。
エンジニアが使うキーボードは、キーが全て揃ったフルレイアウトのものよりも、あまり使わないキーを省いたデザインが人気とのこと。そのようなキーの数を削減したキーボードを「○○%キーボード」といい、エンジニアはファンクションキーなどを省いた60%キーボードを使っている方が多いです。
しかし揚原さんの自作キーボードは、それよりさらに少ない50%キーボード。ファンクションキーだけでなく、数字キーまでもが揚原さんの50%キーボードでは消えています。
揚原さんによると「数字は消したかった」とのこと。数字に何か恨みでもあるのでしょうか……(ファンクションキーを押すことで、一番上の行が数字キーになるそうです)。
なお、さらにキーを削った40%キーボードもあったようですが、40%まで削ると記号もいくつか省くことになるので、仕事上あまり削りたくなかったとのこと。
60%だと多くて40%だと少ない、そんな絶妙なバランスを叶えてくれるのが、揚原さんの自作50%キーボードなのです。全ては効率的なプログラミングのために……!
鮮やかな黄色が特徴的なこのキーボードは、メダロットの某キャラクターの配色を参考にしたそう。自作すれば配色も自分の好きなようにいじれるので、既製品を買うよりも愛着が湧いて仕事が楽しくなりそうです。
絶対に人と被らない自分のオリジナルアイテムなので、オフィスでも目立ちます。オフィス内で注目を浴びたいなら、自作キーボードもアリかもしれませんね。
ところでこちらのキーボード、何か違和感ありません?見慣れないフォルムなのはもちろんなのですが、スペースキーの場所を見てください。
なんか2つあるんです。
こちらのキーボードはUS配列をベースにしているのですが、実はUS配列のキーボードのスペースキーは、日本語配列のキーボードよりも横に長いんですよね。面積が広いとどちらの手でも押しやすいというメリットはありますが、効率を求める揚原さんはさらに上をいきました。
二つのキーはどちらもスペースキーなのですが、右側のスペースキーを押しながら左側のスペースキーを押すことで、Enterキーの役割をするように設定しているようです。
こうすることで、本来右端にあるEnterキーまで手を伸ばすことなく、ホームポジションから最小限の動きで押すことができるんだとか。効率厨もここまでくると、さすがに変態ですね。
今までMacBook付属のキーボードしか使ったことのないガジェット初心者の筆者には、初耳の知識がわんさか登場しました。
クラウドファンディングで魅力的なキーボードを見つけたり、もはや自分で作ってしまったり……キーボードへのこだわりや愛を感じます。
今回ご紹介した自作キーボードのように、バックライトを光らせたり、キーの形状を変えたりなど、カスタマイズ次第で無限の可能性を秘めています。自分だけの愛着の湧くキーボードを自作してみるのも良いですね。
次回は、vol.1から続いたキーボード編もいよいよ大詰め。vol.3では、エンジニア界隈で根強い人気を誇る『HHKB』のカスタマイズ特集をお送りします。
個性が溢れ出す、エンジニアのキーボードへのこだわりをお楽しみに!
(執筆:fumi 編集:Workship MAGAZINE編集部)