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デザイン思考に興味があったり、クリエイティブな仕事に憧れたり、UXデザイナーになりたいと思うきっかけは人それぞれですよね。
しかしプロとして仕事を請け負うときに、大切にしてほしい心構えはひとつです。それは「UXデザイナーとしての自分のスキルレベルを把握すること」。
自身のUXデザイナーとしての立ち位置を理解し、身につけるべき知識を洗い出すことで、その後のスキルアップに繋がります。
今回は、UXデザイナーとしてのスキルを自身で客観的に評価する方法をご紹介していきます。
UXデザイナーには、いくつかの必須スキルがあります。スキルアップしていくためには、自分のスキルを客観的に測定し、現状を把握することが大切です。
スキルの測定は以下の手順に沿って進めていきましょう。
それぞれ順番に解説していきます。
はじめに、UXデザイナーに必要なスキルを洗い出します。
ソフト面/ハード面それぞれのスキルセットは以下のとおりです。
<ソフト面スキル>
- コミュニケーション能力(対話、意思疎通、共感)
- コラボレーション能力
<ハード面スキル>
- ユーザー調査
- 情報アーキテクチャ
- ワイヤーフレーミング
- プロトタイピング
- UXライティング
これらはあくまで最低限のスキルです。実践していくなかで「このスキルも必要では?」と思い当たるものは自身で追加していきましょう。
UXデザイナーに必要なスキルを洗い出せたら、スキルごとのレベルを記録します。
以下の5つのレベル分けを参考に、スキルをレベルごとに分けてみてください。
- レベル1(入門):
概要は理解しているものの、まだ実践していない段階- レベル2(初級):
約100時間以上の作業、他者との調整がある段階- レベル3(中級):
プロとしてスキルを実践した経験がある段階- レベル4(上級):
プロとしてスキルを学び、かつ他者に教えられる段階- レベル5(熟練):
スキルについて熟知しており、学習コースを作成できる段階
スキルをレベル分けすることで、UXデザイナーとしての自分の立ち位置がはっきりと把握できます。
現状把握をした上で、レベルが低いスキルの底上げをするといいでしょう。学習し、実践を続けるなかで適宜レベルは更新してください。
記録を続けることで、UXデザイナーとしての実力や成長過程を効率よく管理できます。
UXデザイナーに必要なスキルを洗い出し、現状のレベルを把握する過程において、どうしても他のUXデザイナーが気になる瞬間があるかもしれません。
他者の作品から学ぶのはいいことですが、自分の仕事とむやみに比較するべきではありません。比べるべき相手は他者ではなく、過去の自分です。
自分が手掛けた過去の仕事と現在を比較し、よくなっている点や改善点を冷静に把握しましょう。また学習内容をリストアップすることで、自分の学習速度も客観的にチェックできます。
1~2ヶ月ごとに振り返るのがベストです。
自分の立ち位置を把握した上で大切なのは、より成長するための課題を知ることです。
課題を知るために欠かせないのが、他者からのフィードバック。
公開できる作品はできるだけ公開し、周りから感想を聞くように努めましょう。具体的には以下のような方法がおすすめです。
フィードバックを今後のデザインに活かせれば、UXデザイナーとしてのスキルはどんどん向上していきます。
クライアントにとって価値のある仕事ができているかを確認することも大切です。以下3つの項目をチェックし、クライアントの満足度を分析しましょう。
クライアントからの評価もまた、自分のUXデザイナーとしてのスキルを知るための指標になります。
UXデザイナーとして活動していると、他者の仕事と自分の仕事を比較しがちですよね。
これを機に過去の自分と比較する癖をつけて、客観的に成長を把握してみてはいかがでしょうか。今までは見えなかった長所や課題が見えてくるかもしれません。
(執筆:Saadia Minhas 翻訳:Nakajima Asuka 編集:Kitahara Yu)
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