エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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かつて、一般的なWebサイトにハイクオリティな写真が掲載されるのは稀でした。大規模な予算がある企業以外は、自分で写真を撮ったり、低画質の画像を使ったりする必要があったためです。
現在は数多のストックフォトサービス(写真素材配布サービス)のおかげで、高品質な写真が簡単に手に入るようになりました。有料のものから無料のものまで、いまではストックフォトをインターネット上で見かけない日はないでしょう。
しかし、ストックフォトにはメリットだけでなく、デメリットもあります。今回はストックフォトのメリット/デメリットと、プロジェクトに適した写真を見つけるためのポイントをご紹介します。
ストックフォトを使う最大のメリットは、Webサイトのデザイン向上です。
長い文章だけが掲載されいているWebサイトは、現代のユーザーにとって魅力的とはいえません。写真や画像を加えることで、コンテンツをより豊かにできます。
また内容が数行程度しかないWebサイトでも、画像があればコンテンツが充実している印象を与えられます。
プロフェッショナルらしさや、ディティールへのこだわりをアピールしたい場合にも、ストックフォトサービスが役に立つはずです。
ストックフォトサービスにはプロのカメラマンが撮影した写真も多く、ともすると自前で用意するよりもはるかにハイクオリティな写真が用意されています。
インフォグラフィックのように、複雑な概念を視覚的にわかりやすく伝えられるのも、写真の強みです。
写真でWebサイトの印象を変えたり、アイコンで直感性を向上させたり、さまざまな使い道が想定できます。
何百万曲もの楽曲を提供している音楽アプリであっても、お気に入りの曲がかならず聴けるとは限りません。
ストックフォトも同様です。提供されている写真や画像が、かならずしも求めているサイズやフォーマット、題材などと合致しているとは限りません。
とくにベクター画像などの特殊な形式が必要となる場合では、一部のフォトストックサービスを除き用意されていないことが多いです。
費用と品質はかならずしも一致しません。いい写真が無料で手に入ることもあれば、いくら費用をかけても求める品質の写真が見つからない場合もあるでしょう。
もちろん、無料の写真は数に制限があるため、予算が少なければ少ないほど選択肢も限られてしまいます。
月額や年額の料金を支払うことで写真を利用できる、会員制のストックフォトサービスをよく見かけるようになりました。もし提供されている写真がニーズに合っており、多くの画像を使用する予定があるなら、便利なケースもあるでしょう。
しかし提供されている写真がニーズにあわないと、採算が取れなかったり、不本意な写真を使わざるを得なかったりする可能性も。とくに予算が少ない場合、せっかく会員料金を支払ってもニーズに合った写真を使えないのは痛手です。
膨大な数のストックフォトがあるいっぽうで、似たり寄ったりな写真が提供されている事実も否めません。人気のテーマや幅広いニーズをカバーしようとしているためか、似たような雰囲気の写真が散見されます。
ストックフォトはオーダーメイドではないため、Webサイトのニーズに完全合致する写真を見つけるのは簡単ではありません。
他のWebサイトの写真を無断掲載するのは問題です。もし画像を使用したい場合は、権利者に連絡をとり、画像使用の可否やその方法について話しあわなければいけません。
ストックフォトサービスであっても、これは同様です。著作権にまつわるルールに一切縛られないわけではありません。用途制限や加工制限、最大解像度の制限など、さまざまなルールが存在しています。
利用する前に、必ず利用規約に目を通しておきましょう。
自分のニーズにぴったり合った写真や画像を探すのは、簡単な作業ではありません。ここからは、ニーズに合うストックフォトを効率的に探すための3つのポイントをご紹介します。
信頼できるストックフォトサイトをいくつか見つけておきましょう。
ストックフォトサイトと一口にいっても、幅広い分野に対応しているものから、ニッチな分野に特化しているものまで、さまざまな個性があります。
ひとつのストックフォトサイトだけに頼るのではなく、複数のリソースを把握しておくと安心です。
写真には、被写体、色、大きさ、補正の有無など、さまざまな要素があります。
自分のWebサイトに必要な要素を事前に整理し、それに見合った写真を選定しましょう。
自分が使いたい写真の条件をあまり厳しく設定しすぎると、なかなか写真が見つからない可能性もあります。理想どおりの写真を見つけられるのがベストではありますが、ときには妥協も必要です。
最初に思い描いていた写真と100%一致しなくても、まずは試してみましょう。もしかしたら、想定以上にいいデザインに仕上がるかもしれません。
写真や画像は、Webサイトの雰囲気を一気に変えてくれる優れものです。
しかし多くのツールや素材と同様、使いかたを間違えるとWebサイトにとってマイナスになる可能性もあります。
多くの写真が安価で手に入ること自体は喜ばしいことです。しかし、それをどう活用するかはデザイナー次第。Webサイト全体のコンセプトやバランスを考えて、うまく活用しましょう。
(執筆:Eric Karkovack 翻訳:中島あすか 編集:北村有 提供元:speckyboy)