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大規模サイトから個人ブログの作成まで、幅広い用途で活用できる無料CMS『WordPress』。使い勝手の良さが特徴で、便利なコンテンツ作成機能が多数搭載されています。
また、近年では文章や画像を「ブロック」単位で管理するブロックエディタ(Gutenberg)が標準搭載されるようになり、コンテンツのレイアウト調整も簡単になりました。
しかし、WordPress上でほかのコンテンツとの差別化につながる高度なカスタマイズをしたい場合は、デフォルト機能だけでは不十分。機能を拡張できる「プラグイン」を活用するのがおすすめです。
今回は無数にあるプラグインのなかから、WordPressのコンテンツを強化できるプラグインを10個ご紹介します。
目次
Webサイトで商品やサービスを販売するなら、価格表は必要ですよね。しかし、WordPressのデフォルト機能で価格表を実装するのは難しく、自分でプログラムを組む必要があります。
そこで便利なのが、価格表を簡単に作成できるプラグイン『Pricing Tables WordPress Plugin – Easy Pricing Tables』。ブロックエディタ用に作られたこのプラグインを使えば、おしゃれで読みやすい価格表を誰でもかんたんに実装できます。
基本機能は無料で使えますが、有料版ではさまざまなバリエーションの価格表テンプレートデザインを利用できるようになるなど、多くの機能が解放されます。
Pricing Tables WordPress Plugin – Easy Pricing Tables
自社の歴史を紹介したり、自身の半生を紹介したり……といった場面で、時系列順に並んだコンテンツを作成したいと思ったことはありませんか?
WordPress上に時系列順に並んだタイムライン風のコンテンツを作成するなら、この『Cool Timeline』というプラグインがおすすめです。テキストに加え、日付や画像も加えられるので、魅力的なタイムラインを構築できます。
色の調節も可能で、ブロックエディタとクラシックエディタのどちらでも動作します。
書類を共有する際に大活躍のPDFファイル。しかし、WordPressにはコンテンツ上にPDFファイルを埋め込んだり、埋め込んだPDFにリンクを飛ばすためのデフォルト機能がありません。
『Embed PDF Viewer』というプラグインを使えば、簡単にPDFを埋め込むことができます。なお、有効なURLさえあれば、自分のWordPress上にファイルがアップロードされていなくても、きちんと動作する点が魅力です。
内部リンクやアフィリエイトリンクなどの重要性はよく知られていますが、それらのリンクを強調するために「リンクのデザイン」をカスタマイズすることも大切です。
リンクの見え方をカスタマイズできるプラグインが『Visual Link Preview』。このプラグインを使えば、リンクに画像や説明文を加えられます。クリック率の向上が見込めるでしょう。
WordPressのエディタ画面にはデフォルトでもいくつかのアイコンなどが表示されますが、アイコンの削除や配置変更、新たなアイコンの設置などができません。しかし、『Advanced Editor Tools』を使えば、エディタ画面のアイコンを自由にカスタマイズできます。
かつての『TinyMCE Advanced』というプラグイン名が表すように、TinyMCEオープンソースのソフトウェアが使われいるのも特徴。クラシックエディタ時代のソフトですが、ブロックエディタのカスタマイズも可能です。
Advanced Editor Tools (旧:TinyMCE Advanced)
WordPressのデフォルト機能でも表は作成できますが、複雑な表を作成したいときは『TablePress』を使うのがおすすめです。
スプレッドシートのようなエディタ画面が用意され、コンテンツの追加/編集がしやすく工夫されています。複数のソースからのデータインポートや表のソート、フィルタリングなどの高度な機能も搭載されています。
WordPressにはデフォルトでコンテンツ上にテキストを表示できる「テキストウィジェット」機能が搭載されていますが、機能をさらに強化したい場合はこのプラグインを使ってみましょう。
このプラグインを使うと、WordPressの「投稿」「固定ページ」といったコンテンツ作成用の機能のほかに、新しいコンテンツ作成用の機能「カスタム投稿タイプ」を追加し、「ウィジェットブロック」を作成/編集できます。
テキストの装飾や画像の追加など、通常の「投稿」画面でできることは、なんでも可能です。編集が終わったら、画面左側の「外観」→「ウィジェット」の画面から、サイト上の配置したい箇所に作成したウィジェットを追加しましょう。
WordPressは動画の埋め込み規格「oEmbed」に対応しており、YouTubeの動画をURLのコピペするだけで、コンテンツに動画を埋め込めます。ただ、『Embed Plus for YouTube』を使えば、動画だけでなくチャンネルやプレイリストへのリンクも埋め込めるようになります。
また、任意のページや投稿への埋め込みも可能です。音量の初期化、iOSの再生設定、HTTPSのサポートなど、便利な機能も利用できます。
記事のディスクリプション(Google検索画面に表示される記事内容の要約)は、クリック率を向上させるためのSEO対策としてよく知られています。このディスクリプションにこだわりたいなら、『Advanced Excerpt』を使ってみましょう。
自動生成されるディスクリプションの長さをコントロールしたり、ディスクリプションからHTMLタグを削除しないよう設定したりと、さまざまな機能を提供してくれます。
WordPressには、HTMLタグなどを投稿画面から編集する「テキストエディタ」がありますが、コードが通常の文字列と同じ黒一色で書かれてしまうため、編集がしづらいという欠点がありました。
そんなWordPress上でのコーディングを便利にしてくれるのが、『HTML Editor Syntax Highlighter』というプラグインです。コードの自動補完、ハイライト表示といった機能が搭載されているため、見慣れた画面でのコーディングが可能になります。
HTML Editor Syntax Highlighter
WordPressは素晴らしいツールですが、リリースから年月が経っているのも事実。デフォルト環境のままだと、作業にストレスを感じることもあるかもしれません。そんなときは、不満を感じている点を無視せず、プラグインを使って作業環境を改善させましょう。
今回ご紹介したプラグインを活用すれば、思い通りの機能が実装でき、デフォルトのWordPressでは難しいコンテンツも制作できるはずです。
(執筆:Eric Karkovack 翻訳:Asuka Nakajima 編集:齊藤颯人 提供元:speckyboy)