エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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最近、SNSやYouTubeなどでも話題になっている副業のひとつが「せどり」です。「簡単に始められる」「収益性が高い」「センスや才能が不要」などの理由により、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、Googleで検索すると「やめたほうがいい」「違法」「転売ヤーと同じ/違う」「クズ」などと不穏なサジェストが続出するのもまた事実です。正直なところ、個人的にはあまりいいイメージがありません。
実際のところ、せどりとは一体どういう職業なのでしょうか。ちゃんと話を聞いてみなければわかりません。そこで今回は、実際にせどりで生計を立てている「プロせどらー」のTaxiさんにお話をうかがい、せどりのリアルについて教えてもらいました。
はたして、せどりは楽に稼げる簡単な仕事なのか。それとも裏には知られざる苦労や努力があるのでしょうか。転売と同じなのか、それとも何か違いがあるのかも気になるところです。
大学時代からせどりを始め、現在はせどりで生計を立てているオールジャンルのプロせどらー。現在は月商が1200万円、月の粗利は150万〜200万円に達するという。
オタク気質なフリーライター。せどりの実態が気になるものの、転売に対していいイメージがないため、少々複雑な感情を抱きながら取材に向かう。
目次
少年B:
さっそくですが、せどりとはいったいどんな仕事なのですか?
Taxi:
せどりとは特売品や掘り出し物を見つけ、それを適正価格で販売する仕事です。せどりをする人のことを「せどらー」「物販」と言ったりしますね。
少年B:
安く商品を仕入れて、適正な価格で売る。その価格差で収益を得ているということですね。どういったところで商品を仕入れているんでしょうか。
Taxi:
僕の場合、店舗は1〜2割程度で、ほとんどはネット通販です。中にはネットだけで完結する人もいます。
Taxi:
僕は楽天市場のスーパーセールをよく狙っています。ああいうプラットフォームではメーカーが直接ショップを出していることも多いので、定価よりも安く買えることが多いんです。セールのタイミングでクーポンも併用すると、場合によっては半額とかで買えることもあります。
少年B:
へぇ~! そういうところで買ってるんですね。意外とわたしたちと変わらないなぁ。
Taxi:
あとは会員制のインターネット卸業者を使うこともありますね。なかには自分でOEM商品を作ってAmazonで売ってる人もいますよ。
少年B:
そこまで行くと完全に業者じゃん……!
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少年B:
せどりという仕事のやりがいはどこにありますか?
Taxi:
単純に数字が増えるのが楽しいです。伸びなくても、何が悪いのか、どうしたら改善できるのかを自分で考えながら、どんどんPDCAを回していく。
ゲーム攻略に近いイメージですね。作戦じゃないけど、自分の考え通りに売上が上がっていくとすごく楽しい。
少年B:
逆に、これまで印象に残った失敗はありますか?
Taxi:
やっぱり見込み通りにいかないことも多々あります。メーカーの在庫がなくなったと思って50万円分ぐらい仕入れた商品が、どこからともなく安く大量に出てきて相場が一気に下がってしまったとか……。そういうときは損切りして、安く売っちゃうこともあります。
少年B:
そういう相場ってどうやって確認するんですか?
Taxi:
相場が見れるツールを使います。たとえばAmazonなら『Keepa』がおすすめですね。
少年B:
ここからが本題なんですが、「せどり」と「転売」って何が違うんでしょうか。「お店で大量に購入して、転売する」という点であまり変わらない印象なんですが。
Taxi:
うーん、いわゆる「転売ヤー」と言われる人たちは、定価で買って、プレミアム価格で売っている人たちですよね。なので、一緒にされるのはちょっとな……というのが正直なところです。
少年B:
なるほど……。とはいえ、境界に関してはすごく曖昧な気もします。たとえばゲームや家電だけでなく、2020年にはマスクの転売が社会問題になりましたよね。せどりでもそういったことは起こりませんか?
Taxi:
マスクに関していえば、自分も取り扱っていました。ただ、それには理由があるんです。
少年B:
ほう……。それはどういった理由ですか?
Taxi:
コロナウイルス感染症が日本でまん延する前、観光で来た中国人が爆買いをして、中国に送っていたんです。まだ武漢市で騒ぎになっていたころですね。それを見て、「これはマスクの需要が高まる可能性があるな」と思って、仕込んでおいたんですね。
少年B:
そして高額でマスクを……?
Taxi:
とんでもない! 普段からするとありえない価格の動きをしたので、怖くなって早めに売っちゃいましたよ。だから、儲けという意味ではそんなに大きくないんです。あのときはその後もさらに価格が上がって、最終的には1箱700〜800円のマスクが1万円とかになっていましたから。
Taxi:
ひとつ言っておきたいのは、需給を先読みして買った我々せどらーと、ニュースを見て転売に走った人たちの思考回路は違うということです。ああいった高値を付けるのは、後追いで爆買いしたいわゆる「転売ヤー」の方々ですよね。ぶっちゃけ、こちらからすると迷惑なんですよ。
少年B:
うーん……。と言っても、せどらーだって高く売れるんなら高く売っちゃうんじゃないですか? だって、そのほうが儲かりますよね。
Taxi:
そうもいかないんですよ。法外な値段で売ろうとすると、まずお客さんからクレームが来ます。僕はAmazonを使っているんですが、ほかにも楽天とか、そういったプラットフォームではお客さんからのクレームが一定数来ると、アカウント自体が閉鎖されてしまうんですよね。
マスクの価格が高騰したあと、メルカリでもマスクの販売が禁止になったり、マスクの販売者が垢BAN(アカウント停止)されたり……といった話題があったと思います。高額転売って、そういうリスクがあるんですよ。
少年B:
プラットフォーム側に目をつけられてしまうというか……。
Taxi:
別に、「一時的に儲けたい、永久凍結されて今後二度とアカウントが作れなくなっても構わない」と思ってる人たちはそれでもいいんでしょうけど、僕らは目立ちたくないんですよ。そのアカウントを使ってこつこつ商売をしているんですから。
だから、危険を冒して高値で売るというギャンブルをする理由はまったくないんです。一生メルカリやAmazonを使えなくなったらバカらしいんで。
少年B:
なるほど……。せどらーは自分の身を守るためでもあるとはいえ、高額転売や、人から文句を言われるようなことはしづらい、ということですね。
少年B:
とはいえ、マスクの高額転売は社会的にも大きな問題になりました。ああいうニュースについてはせどらーの立場からはどう思いますか?
Taxi:
僕も転売ヤーがまったく悪びれずに「何が悪いんですか」みたいなことを言っていたニュースを見たので、「そりゃ世間からのイメージは悪くなるよなあ……」とは思っていました。
自分のことを正当化するつもりはないんですけど、やっぱりある程度の節度は守ろうぜというか、お客さんの反感を買ってまで高値で売るのはどうなの?って気持ちですね。
少年B:
なるほど、あくまでも「お客さんあっての仕事」って認識なんですね。
少年B:
では続いて、せどりのキャリア形成について伺いたいです。Taxiさんはどうしてせどりを始めたんでしょうか。
Taxi:
僕は元々大学が理系だったので、研究があってバイトのシフトが組みにくかったんです。そこで、なんとかお金を稼ぎたいなというところがスタートですね。
ちょうどメルカリのサービスが始まったころで、いわゆる「相場」がわかってない人も多かったので、異常に安いものがよく出ていたんですよね。それを仕入れて、ヤフオクで適正価格で売っていたのが始まりです。あとは、ジャンク品をメンテナンスして、直して売ることもよくやっていました。
少年B:
そういった技術はどこで学んだんですか?
Taxi:
YouTubeに上がっていた「ジャンク品を直す動画」を見て学びました。もともと本を読むのが得意じゃなかったし、そういうのって映像を見たほうがわかりやすいじゃないですか
少年B:
そういう機械いじりが好きだったとか……?
Taxi:
いや、完全に「せどりを始めるために」見てた感じですね。ホントにお金がなかったので、まとまった時間がないぶん、何とかして頭を使って稼がなきゃって思いでした。
たとえば、ハードオフのジャンクコーナーでプリンターを500円とか1,000円で買ってくる。それを直せば7,000〜8,000円で売れるので、送料や梱包費用、手数料を抜いても3,000~4,000円は儲かるんです。
少年B:
4時間で直して売れれば時給1,000円ってことになりますもんね。
Taxi:
慣れればもっと早くなると思いますよ。状態を見て、直るか直らないかの判断もつくようになってくるし、「これならいくらぐらいになりそうだな」という計算もできるようになりますから。
少年B:
せどりは副業としても人気が出ています。初心者がせどりを始めるときに気をつけるべきことについて教えてください。
Taxi:
まずはお金の流れを覚えることですよね。出品、梱包、発送、までの流れをわかったうえで、売れてからどれぐらいでお金が入ってくるのかを知らなきゃいけない。
よくあるパターンとして、いきなり始めたはいいけど、売上金が入ってくる前に支払いのタイミングがきて、黒字倒産する人もいます。だから、まずは家にあるものをメルカリやヤフオクで売ることから始めてみるのがいいかなと思います。
少年B:
実際に体験してみるところから。
Taxi:
じゃないと、キャッシュフローのことはわからないんで。他の仕事もそうですけど、何もわからない状況からフルコミットで始めるのって、リスクが大きすぎるし怖いじゃないですか。
少年B:
それは確かに……。
少年B:
Taxiさんはオールジャンルせどりを自称していますが、せどり初心者におすすめのジャンルはありますか?
Taxi:
うーん、とくにコレっていうのはないんですけど、自分の興味のあるジャンルから始めるといいと思います。たとえばバンドをやってる人なら楽器に詳しいでしょうし、クルマが好きならカー用品とか。
少年B:
Taxiさんのように、ジャンク品の修理販売から入るというのも一つの手でしょうか。
Taxi:
うーん、いいんですけど、いまはジャンク品に関しては詳しい人が増えてきたので、直しやすいジャンク品が市場からなくなってきている印象があります。自分も3年ほど前にジャンク品の取り扱いはやめましたね。ライバルが多いので。
少年B:
ここ数年で収入がかなり上がったそうなのですが、ジャンク品を取り扱わなくなったことも関係しているんですか?
Taxi:
そうですね。ジャンク品だと、どうしても利益の上限が見えてしまう部分があるんですよ。探して、修理して、売る。いい商品があったとしても一点ものになっちゃうし、探して修理する手間も必要ですよね。
元手が少ない状態ならそれでもいいんですけど、ある程度動かせるお金があるなら、同じものを大量に安く仕入れて売ったほうが効率がいいじゃないですか。不良在庫にならずに定めた期間内で(たとえば3か月とかで)100個売れるものがあるなら、100個買えばいい。
少年B:
なんというか、もう普通に小売業者みたいな感じですね……。
少年B:
続いて、せどりで稼ぐためのコツを教えてください。
Taxi:
せどりで稼ぐには3つのポイントがあるんですが、それらがうまく回るように商材を組み合わせましょう。
Taxi:
ひとつめのポイントは商品単価です。単価が低すぎると売上が伸びていかない。
少年B:
たくさん売っても利益が上がらないときついですね。高単価の商品を売るべきだと。
Taxi:
ただ、高単価の商品でも、他のポイントに引っかかることがあるので、注意が必要です。
Taxi:
ふたつめのポイントは回転の速さです。
少年B:
回転の速さ?
Taxi:
ものを仕入れてから売れるまでの時間ですね。「売れやすさ」といってもいいかもしれません。
たとえばあるノートパソコンを、1台2万円で10個仕入れたとしましょう(合計20万円)。そして仕入れ代金の支払いまでのタイミングに、5個が3万円の値段で売れました(合計15万円)。そのうち残りも売れて黒字になるかもしれませんが、支払いのタイミングでは20万円 − 15万円 = 5万円の赤字ですよね。
少年B:
あー、そうすると資金がショートしちゃうんですね。黒字倒産だ。
Taxi:
でも、単価が高くて売れるなら、こういう商品を扱っていてもいいんですよ。他の商品の売上でカバーできれば。でも逆にいえば、そういう商品を売るためにも回転の早い商品は必ず用意しておくべきですね。
Taxi:
最後はスペースです。家の広さは限られているし、かさばらないという点も重要です。
少年B:
家が狭くても倉庫を借りればいいのでは?
Taxi:
そしたら倉庫代が余計にかかりますよね。もちろん、扱う金額や商品の規模が大きくなればそれでもいいですが、最初からお金をかけてスペースを確保するのはおすすめしません。
商品単体での収支は黒字でも、商材購入時の送料や、お店で買うならクルマのガソリン代、発送時の梱包材や送料、倉庫代を含めると赤字になることもあります。そういった部分まで損益計算をしておきたいですよね。
少年B:
なるべく余計なお金はかけないに越したことないんですね……!
少年B:
そういったポイントをすべて満たした商品にはどんなものがありますか?
Taxi:
たとえばスマートフォンなんかは場所も取らないし、単価も高くて、人気の機種であればすぐに売れるので、いい商品ですよね。人気機種がどんどん変わっていくので、トレンドの流れを読む必要はありますが。
副業で始めたいのであれば、そこまで売上を大きくする必要もないと思うので、「高回転が期待でき、スペースを取らない低価格商材」なんかがいいかもしれません。たとえば日用品とかですかね。
少年B:
そもそもの話ですが、商品を安く手に入れる方法はあるんですか?
Taxi:
まずはタイミングを読むことですね。たとえば、商品がリニューアルをしたら、メーカーは新しいものを売りたいし、小売業者も古い商品は売り切って、新商品に切り替えたい。そういったときに、投げ売りみたいな価格で出ることがあるんですね。
でも、人気の商品ならリニューアル前のもののほうが慣れてるからいいという人もいます。そこで、安く仕入れた従来商品を定価で売る。タイミングが重なると大きな価格差が出ます。
少年B:
なるほど……。
Taxi:
あとは、家が広いのであれば、数ヶ月保管するつもりで買うのも手です。一般的に、小売業は2月と8月に売上が減ると言われてるんですが、お店側からすると一定の売上は立てたい。だから、セールをするんですよね。そのタイミングで買っておく。
たとえば、冬に夏物、夏に冬物を買うと、3ヶ月〜半年待てばほぼ確実に値段が上がります。
少年B:
うーん、なんか企業と消費者の心理を読んで、いかに有利に立ち回るかといった心理ゲームみたいですね……。でも、小売店からだと大量には買い付けられないんじゃないですか?
Taxi:
うーん、そうでもないんですよ。ドラッグストアなんかだと、ある商品が特定のお店だけで安くなっているパターンがあるんですが、お店にないぶんは在庫を取り寄せることも可能なので。
少年B:
本屋さんで本を取り寄せるみたいに。
Taxi:
そうです。メーカーに在庫があれば取り寄せはできるので。それを仕入れて、インターネットや他のお店と同じ価格で売れば、それだけ利幅が取れますよね。
少年B:
なるほど……。
Taxi:
こういう手法って正直、気持ちの面で「多くの人が買えないじゃないか」ってネガティブなイメージを持たれる部分はあると思うんですよ。
少年B:
ぶっちゃけ、いままさにそう思っていました。
Taxi:
でも店舗からすると、それだけまとまった売上が立つってことでもありますよね。社内的に数字を確保したい気持ちもあるでしょうし。
お店によっては顔を覚えられて、「こういうのが安く入ってくるんですけど、いりますか?」って連絡がお店側から来る場合もあります。
少年B:
うーん、お店の成績にもなるってことなのか……!
Taxi:
家電量販店みたいに、転売対策で個数制限をするのもお店の自由だと思います。僕らはお店のルールの範囲で仕入れて売っているので。だから「お店のスタンスを見極める」のも大切かもしれません。
少年B:
では、せどりという仕事の向き不向きについてお聞きしたいと思います。
Taxi:
せどりに向いているのは、泥臭いことができる人ですね。
せどりって、結果が出るまで時間かかるんです。予算もクレジットカードの枠内でやるしかない。枠が50万なら50万でやるしかないし、翌月には支払いが待っています。
泥臭いことをコツコツ続けられる人は向いていると思います。
少年B:
なるほど……。
Taxi:
あとは論理的思考ができる人ですね。季節商材やメーカーのモデル変更などの需給を考えて取引ができるとか、自分の中で仮説を立てて考えられる人。
それと、ちょっとミスってもクヨクヨしないのも大切です。
少年B:
逆に向いていない人はどんな人でしょう。
Taxi:
飽きっぽい人や、トレンドに乗っかるだけの人ですね。そういう人はたとえばマスクの件もそうですし、単発的に稼ぐことはできてもせどりという仕事を継続するのは難しいです。
そういう人たちは不用意な高額転売をして、垢BANもされやすいので。
少年B:
垢BANについては先ほども言ってましたよね。
Taxi:
メルカリやAmazonが垢BANされて今後使えなくなったら当然困るんですけど、ヤフオクなんかはアカウント情報がソフトバンクグループ全部で繋がってますからね。
そういったリスクを考えずに、単純な目の前の利益だけで考える人は向いてないと思います。
少年B:
せどりの仕事について色々お聞きしてきましたが、ずばり副業としてせどりはおすすめできますか?
Taxi:
コツコツ貯金してきた人だったら、その資金を使ってせどりを始めるのはありだと思います。銀行に預けるぐらいなら、自分で資金を回していったほうが割もいいし、知識も身につくので。
一方で、「お金はないけどやってみたいです!」はキツいかな。せどりはある程度まとまった仕入れ資金が必要になるので。そういう人は仕事の派生とか、自分の持ってるスキルでなにか別の副業をやったほうがいいですね。
少年B:
キャッシュフローが大事なビジネスモデルだから、最初からある程度の資金がないと難しいんですね。失敗ができないというか。
Taxi:
そうですね。でも、ある程度の資金があれば、副業で月5万くらいならぜんぜん難しくないと思いますよ。
少年B:
せどりを始めるときに、注意すべき点はありますか?
Taxi:
まず、古物商許可証は取っといたほうがいいと思います。
少年B:
法的にもまずいですもんね。
Taxi:
ただじつは、古物商許可証は絶対に必要というわけではないんです。せどりでも、商材によっては古物に該当しないものもあります。
正直、古物商の資格を持ってなくて捕まった人ってのはあまり聞いたことないんですが、そもそも簡単に取れるものなので、持っておいたほうがいいと思いますね。商材の自由度が広がるので。
少年B:
あるに越したことはないって感じなんですね。
Taxi:
それから、確定申告は絶対やっておきましょう。あとでバレで追徴課税されたなんて話はよく聞きます。これはせどりだけじゃないと思いますけど。
少年B:
大切なことですよね。
Taxi:
白色でもいいので、ちゃんと済ませておきましょう!
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Taxi:
あとはキャッシュフローをちゃんと考えることかなぁ。さっきも言いましたが、仕入れ額や入金日、カードの支払日などに気をつけることです。
少年B:
何度も言うってことは、それだけ失敗する人が多いんですね。
Taxi:
よく調べずに始めた人ほど、ここにひっかかるパターンが多いんですよ。黒字倒産をしちゃう人もけっこういるので、資金がショートしないように気をつけてください!
Taxi:
あ、あともうひとつありました。商材屋には気をつけろ!です。SNSに商材屋が増えたんですよ。「せどりのやり方教えます」的な。
少年B:
そういう人、SNSでたまに見かけますね……! 「3ヶ月で副業収入30万円確実!せどり完全攻略マニュアルをいまだけ1万円で販売します!」みたいな。
Taxi:
どんな仕事でもそうだと思うんですけど、お金がないのに大金を払って学ぼうとするのは……やめたほうがいいですよね。
少年B:
それは本当にそう。
せどりと転売の違いを一言でまとめると「持続可能な働き方かどうか」ではないかと思いました。
流行りに乗っかって、話題の商品を高額に転売する転売ヤー。稼ぎも大きいかもしれませんが、場合によっては将来に渡ってアカウントが凍結される危険性もあります。
一方、せどりは一つひとつの商品の利益は大きくありません。株式のポートフォリオのように、時流を読みながら、さまざまな商品を組み合わせて商売をしています。アカウントの凍結を防ぐためという理由もあるにせよ、お客さんからのクレームが来ないよう、ある程度配慮をしているようにも感じました。
副業としても近年人気が高まっているせどり。よく調べずにいきなりチャレンジして大失敗……という事例も多いようなので、気になる人はしっかりと情報を集めて、持続可能な働き方をしていただければ幸いです。
(執筆:少年B 編集:宮﨑駿)
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