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フリーランス「40歳の壁」に立ち向かうリスキリングの旅 〜ダ・ヴィンチ 編集ライター講座編〜

フリーランス40歳の壁
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近ごろ、ニュースでも聞こえてくる言葉「リスキリング=学び直し」。

リインフォース社の調査によると、リスキリングに取り組んだ人の91.9%が成果を実感している一方で、リスキリングに取り組んでいる専業フリーランスは15.7%にとどまりました。成果は出やすいにもかかわらず、リスキリングに躊躇している人が多いことがうかがえます。

フリーランスや副業ワーカーとして生き残っていくためにも、どうやらリスキリングは重要になりそうです。

40歳前後になってくると、これまた聞こえ出す「40歳の壁」の存在も怖くなってきます。40歳の壁とは、「40歳前後になって感じる、仕事や成果に対するモヤモヤとした違和感」のこと。まだまだステップアップを視野に入れなければならないけれど、伸び悩みを感じやすい年齢でもあります。

ちょっと安直な考えかもしれませんが、リスキリングをすれば40歳の壁も越えられるのかも……?

そう考えたアラサー+フリーライターの私。さっそく「編集ライター講座」に通ってみました。

▼通った講座
ダ・ヴィンチ編集ライター講座

北村 有(きたむら ゆう)
北村 有(きたむら ゆう)

ライター/編集者。フリーになって5年目、刻々と迫り来る「40歳の壁」に怯えながら、今日も文章を書いている。

リスキリングとは?

「リスキリング=学び直し」とは、一定のキャリアを積んだビジネスパーソンや、ライフステージや時代の変化によってキャリアをストップさせている方が、スキルや資格の取得、大学進学などをする動きを指します。

本業、副業、または過去の経験と関連のある資格をとりキャリアを高めたり、仕事の幅を広げたりしている方が多いようです。

デザイナー、プログラマー、エンジニア、ライターや編集者、マーケターなどなど、どんな職種でも時代に合わせて知識をアップデートしていかなければなりません。将来を予測できない「VUCA」と言われる時代において、何があってもいいように「学ぶ習慣」をつけておくのは大切かもしれません。

最近だと、岸田首相による「育休・産休中のリスキリング支援」に関する報道もあったことから、リスキリングはより注目を集めています。この支援に対する是非は別として、リスキリング自体は自らのキャリアアップに繋がる有効な手段と言えるはずです。

ダ・ヴィンチ 編集ライター講座の概要

▲出典:ダ・ヴィンチ編集ライター講座

ライター・編集者である私が、リスキリングの第一歩として選んだ講座は「ダ・ヴィンチ 編集ライター講座」です。

あの有名なカルチャー雑誌『ダ・ヴィンチ』の編集部さんから、直々に書籍や雑誌の編集技術、ライティングのテクニックについて教えを請うチャンス

一応、私は2023年の時点でライター歴5年目ですがまだまだ発展途上です。学びたいこと、学ばなければいけないことはたくさんあります。

こちらでは、ダ・ヴィンチ編集ライター講座の概要、学べること、費用などについてご紹介します。

どんな講座? 何が学べる?

ダ・ヴィンチ編集ライター講座は、その名のとおり、雑誌や書籍の編集技術ならびにライターとしてのテクニックや心構えを学べる講座です。ダ・ヴィンチの編集長ならびに編集部員さんが、約3ヶ月間みっちり編集やライティングに関するアレコレを教えてくれます。

いくつかのコースがあり、学べる内容はそれぞれで異なるのですが、おおよそは以下に沿って進められます。

▲出典:ダ・ヴィンチ編集ライター講座

私のように、まったくの未経験でWebからキャリアをスタートさせたライターにとっては学びしかないラインナップです。

また、まったく未経験の方にとっても「編集やライティングってどんなことをするの?」といった基礎から学べるのでおすすめです。

費用や開催地は?

気になる費用は以下のとおりです。

▲出典:ダ・ヴィンチ編集ライター講座

私は「プレミアムコース(リアル)」を受講しました。実務経験があるため、基本的な編集やライティングの技術だけではなく、書籍や雑誌のお仕事に繋がるような+αの学びを得たいと思ったためです。

また、ダ・ヴィンチの編集部員さんたちと1on1でお話できるのも決め手でした。実際に書籍や雑誌編集に携わっている方たちと話す機会って、なかなかないんですよね。

編集ライター養成講座に通ってわかった、おすすめ5ポイント

実際に通ってみた実体験から、この講座をおすすめしたいポイントについて5つご紹介します。

おすすめポイント1. 編集ライター未経験でもOK、むしろ大歓迎

私は現役のライターとして参加しましたが、もちろん未経験の方、まったくの異業種の方でも受講可能です。むしろ、私が参加した第2期では、ほとんどが未経験または異業種の方でした。ライターや編集者の方は、全体の1〜2割ほどだったと思います。

編集者やライターの仕事の進め方、心構え、基礎的な専門用語についても、資料付きで丁寧に教えてもらえます。

おすすめポイント2. 雑誌・書籍編集について幅広く学べる

ダ・ヴィンチ編集ライター講座は、どちらかというと「Web<書籍や雑誌などの紙媒体」における技術や知識の伝達に重きが置かれています。ダ・ヴィンチさん自体がカルチャー雑誌なので、当たり前のことかもしれません。

たとえば、実際に雑誌の紙面を作りあげていくときにどんな過程をたどっているのか?

企画会議をする

「ラフレイアウト」と呼ばれる紙面構成を作成する

必要な取材をする

文章を書く

画像や写真などの配置、フォントや色味などをデザイナーさんと打ち合わせ

校了&印刷

このプロセスのひとつひとつを、細やかに教えてもらえます。

「雑誌編集ってこういう仕事なんだ!」と一気にイメージがわきました。将来的に、出版社で書籍や雑誌編集を志す学生さんにもおすすめしたいです。少々、受講費はかかるかもしれません。けれど限りなく入社後のミスマッチが減ると思います。

おすすめポイント3. ワークや取材体験も豊富

リアル参加、オンライン参加ともに、座学+ワークや取材体験も豊富。座学で学び得た内容をもとに、(リアル参加の場合は)その場でワークをやってアウトプットできるので、より実務へのイメージがわきます

「この講座を受講してよかった!」と痛感したのは、なんといっても取材体験ができたこと。ダ・ヴィンチさん側で選定したインタビュイー(第2期の場合は編集者さん)に、実際に取材をします。取材のための準備や質問案の作成、取材、書き起こしや原稿作成など、すべて自分で行うのです。

私のように取材経験のある方にとっては、普段のお仕事としてやっている過程を俯瞰し、より良い方法を模索するきっかけにもなります。第2期の場合は合同取材だったので、ほかの方の質問内容を取材の進め方を見て、参考にできるのもメリット

もちろん取材経験のない方にとっても、おおよそのやり方は事前に教えてもらえるので安心です。取材後のフィードバック、原稿への赤入れもしてもらえます。

おすすめポイント4. 受講生同士でコミュニケーションできる

ダ・ヴィンチ編集ライター講座の場合、チャットツール『Discord』を使用して受講生同士のコミュニケーションがとれます。編集部員さんへの質問はもちろん、編集者やライターを目指すにあたって悩みや疑問などを受講生同士でやりとりすることも。

私と同じく現役ライターや編集者の方が何名かいたので、実際の仕事の進め方や案件の取り方、単価交渉についてのアドバイスなども飛び交っていました。

この講座に限らず、同じ受講生同士でコミュニケーションし学びを深め合えるのは独学では得られないメリットかもしれません。

おすすめポイント5. リアル参加、オンライン受講から選べる

私は、おおよそ月に2回ほど会場に足を運ぶ「リアル参加」を選択しました。そのほか、同じ講座内容をオンラインで受けられる「オンライン参加」もあります。

会場は都内にあるため、地方在住の方、仕事の兼ね合いでリアル参加は難しい方などはオンライン参加がおすすめです。印刷された資料はもらえませんが、PDF形式の資料を共有してもらえます。

個人的には、どちらでも問題ない場合は「リアル参加」のほうがおすすめです。ちょっとした質問もしやすいですし、講義内容にも集中できます(オンラインだと、見られてないと思ってついつい離席しちゃうこともありますよね)。

また、ダ・ヴィンチでも活躍されているライターさんがゲストにいらっしゃり、直接お話を聞ける機会も! もしかしたら、名刺交換などができるタイミングも作れるかもしれません。私はその勇気がありませんでしたが……。

雑誌・書籍編集など、ワンランク上のライターを目指す方におすすめ!

未経験からライターを始めた方、Webでの実績しかなく紙媒体にも挑戦したい方など、現役ライターや編集者さんにおすすめの「ダ・ヴィンチ編集ライター講座」。

第3期が開催されるかどうかは不明ですが、告知はダ・ヴィンチ本誌もしくは公式Twitter(@davinci_seminar)でされるはずです。もっとスキルを高めたい現役ライター・編集者の方、将来的にライターや編集者になりたいと考えている方はぜひチェックしましょう。

(執筆:北村有 編集:鈴木里菜)

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