エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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Webサイトを訪れた人のコンバージョン率を上げるための、有効な方法として挙げられるのがA/Bテストです。
最適なWebページを表示することによって、より効果的な集客の方法を見極めることができるからです。今回は、A/Bテストをするときのポイントに焦点をあてていきましょう。
Janna Hagan / Janna Hagan
A/Bテストは、デザインやレイアウトなどが異なる2つのWebページを比較し、どちらがより効果的かを実験する手法です。スプリットテストとも呼ばれています。
最終的な目的は、サイトの売り上げに繋げること。仮説を立て、サイトを訪れた人の行動を分析し、最適なデザインなどを見つけ出します。
あまり知られてはいないものの、Web解析やユーサビリティと同様に重要な役割を果たしています。
Aaron White
それでは、実際にどのような工程が行われるのかを見ていきましょう。
A/Bテストの方法は、製作者がどのような目標を達成したいか、ということにかかっています。たとえば集客や、サイト登録者を増やしたいなど。
同時に、A/Bテストを使うことによってコンバージョン率が上がらない理由についても分析できます。
登録フォームが適切なデザインかどうか、Webサイトを見てサービスを利用したいと思わせることができているのかどうか、そういったことを実験していきます。
大切なのは、一度すでにテストされた要素はページの更新時に違うものに変えておくこと。もしCTAボタンなどWebページの一部だけの効果を実験したいのであれば、さまざまなバージョンのボタンを事前に用意しておく必要があります。
そうすることによって、ページを更新した時に異なるボタンをランダムで表示し、効果を比較することができます。
それに対してページ全体のデザイン等の比較(下の画像のようにまったく違ったテーマ)をする場合は、新しいページを作ってアップロードしなくてはなりません。
Kenil Bhavsar / Monitor (v2)
ランディングページについても同様です。
たとえばひとつのページのURLがexample.com/landing.htmlなら、違うページのexample.com/landing2.htmlには違うバージョンのコンテンツを置いておく必要があります。
上の画像のように、A/Bテストで変更すべきものをまとめてみました。
画像を変えるとWebページ全体の雰囲気が変わります。ネット上にあるありきたりな画像ではなく、オリジナルなものが良いでしょう。
ユーザーからの信頼度合いを指すソーシャルプルーフが得られるように、ベストな状態が見つかるまで検証をするべきです。
値下げやセールスプロモーション、無料トライアルなどへの反応など、ユーザーの行動を分析した膨大な量のデータは、間違いなくサイトの改善に役立つでしょう。
効果的なA/Bテストの回数を重ね、検証データが集まることによって、製品の質を高めることができたり、自社に必要なマーケティング戦略を知ったりすることが可能です。
内容が同じでもプロモーション方法によってまったく違う結果になることもありますから、何度もWebページの見せ方を変え、改善を重ねていきましょう。何よりユーザーフレンドリーなWebページを目指せば、収益にも繋がります。
Aaron White
A/Bテストの所要時間は、Webページの内容量によって変わります。状況によって異なりますが、数日間から1週間程度です。
この時大切なのは、いくつもの比較を同時にせずひとつに集中すること。どの要素が原因で変化したのかがわからなくなるからです。
もし検証の時間が足りなかったら、期間をのばすことも考えた方が良いかもしれません。なぜなら、サイト訪問者が十分でないと、偏った結果が出る可能性もあるからです。
しかし、長すぎても可変的な状況の中で平等なフィードバックを得ることは難しいでしょう。A/Bテストは自社にとって十分な結果が出るまでやり直しするべきです。根気が必要ですね。
(翻訳:Klara)