エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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2017年10月18日から20日にかけて、恒例の『Adobe MAX 2017』がラスベガスで開催されました。
Adobe MAXとは、Adobe Systemsが開催するクリエイティブカンファレンスで、Adobe製品に関連する新機能などのアップデート情報を共有するイベントです。毎年秋ごろに各国で開催されおり、日本でも11月28日に開催予定です。
今回は日本での開催さきがけて、世界最大規模で行われたラスベガス大会の様子をまとめました。
Adobe Senseiは、昨年の同イベントで発表された、AdobeのAIです。「センセイ」というネーミングがユニークで話題になりました。今年は「センセイ」が、どんな存在となっていくかが垣間見えるような情報が提供されました。
特に注目されたのは、画像のレタッチ・修正能力。Adobe Character Animator CCの自動リップシンク機能や、Adobe Typekitのビジュアルフォント検索などを可能になりました。
人間の創造性をそぐものではなく、デザイナーをアシストしてくれる存在として、AIを活用していく見込みです。
一年前、XDのリリースが大きなニュースとして取り上げられましたが、以来、改良を重ねAdobe XD CC「v 1.0」としてリリースしました。これにより、Macユーザーのみ使用可能であったのがWindowsでも使用可能になりました。
Adobeは、今回のリリースから数多くの新機能の追加を予定していると公表しています。プロトタイプの作成機能においては、ジェスチャーやインタラクションタイプが追加されていく見込みです。
Adobe Premiere Pro CCに、VR編集機能が追加されました。
ヘッドセットを装着したままの動画編集や、360度空間の音声や動画サイトへの書き出し、レンズ補正などのエフェクト、水平方向への回転に対応しました。
ベータ版でリリースされていたProject Felixが改名し、正規リリースとなりました。Adobe Dimension CCでは、3Dのモックアップを制作することが可能です。現在、表現のトレンドが2Dから3Dへと移行しつつあります。Adobe Dimension CCは、今後さらに活用されるでしょう。
Adobe Lightroom CCは、写真編集、整理、保存、共有を可能にしたクラウドベースのアプリケーション。プロ向けの製品としてではなく愛好家向けの製品としてリリースされており、使い方も比較的簡単です。
今回、より統合できなアプリケーションであるAdobe Photoshop Lightroom Classic CCが発表されました。
埋め込みプレビューのワークフローが改善され、大幅に高速化。パフォーマンスを向上させるとともに、Adobeは Adobe Photoshop CCを低頻度、低機能で使用するようなプロのクリエイターをユーザーとして取り込む施策を練っているそうです。
Adobe Stockの提供者は、ポートフォリオをカスタマイズして購入を促進できるようになりました。
カスタマイズできるのはヘッダーや、最大1000のアセット。今度重要なプラットフォームとして伸びていくでしょう。
Adobe Exchange Marketplaceの最新版では、Adobe Exchangeによるサードパーティアプリケーションの統合を行いました。これにより、Jira、Wrike、Pantoneを使用することが簡単になりました。
この他にも、各種Adobe製品は大幅にパフォーマンス向上のアップデートが行われました。新しい機能は新しいアプリケーションへと搭載されています。
日本でAdobe MAXが開催されるのは2017年11月28日。当日入場の場合3,000円の登録料がかかりますが、事前に申し込んだ場合無料で入場できます。ぜひ会場に足を運んでみてください。
(翻訳:Yuri Tanaka)