エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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「アプリを作って公開するまでは良かったものの、さっぱりダウンロード数に変化がない……。」
あなたはそんな悩みを抱えてはいませんか?
今やアプリストアにリリースされているアプリは数百万種。これだけ大量のアプリがある中で、新しいアプリに注目してもらうのは簡単ではありません。ダウンロード数が増えないのも仕方ないことです。
とはいえ打つ手がないわけではありません。アプリのダウンロード数を増やしたならば、まずはASO(アプリストア最適化)を試してみましょう。
今回はASOの概要と、実際の対策方法をご紹介します。
ASOとは「App Store Optimization」の略で、日本語ではアプリストア最適化という意味です。
ASOの目的には、大きく以下の2つがあります。
アプリ制作者の中には「アプリの内容さえ良ければダウンロードは増えるだろう」と考えている方がいるかもしれません。
しかし冒頭でも説明した通り、今やリリースされているアプリは数百万種。見つけてもらうだけでも難しい上、仮に見つけてもらったとしても「このアプリは役に立ちそうだ」と思ってもらえなければダウンロードにはつながりません。中身だけで勝負を仕掛けるのは現実的ではないのです。
アプリのダウンロードを促すためにLPを作成したり、SNSアカウント等での広報したりするのも効果的ですが、最も重要なのはASO。なぜならユーザーが新しいアプリを探すとき、最も使われるのがアプリストアだからです。
株式会社マクロミルが2018年に行った調査によると、新しいアプリの情報検索として多く使われている方法は以下のとおりです。
この結果からも分かる通り、アプリストアはアプリを探そうとするユーザーに大きな影響力を持っています。
どんな対策でも、効果の大きいところから始めるのは当然ですよね。そのためまずはASOから取り組むことをおすすめします。
アプリストアでの検索順位にはさまざまな要素が影響します。具体的な仕組みについては公表されていないため、確実に上位表示させる方法はないのが現実です。
とはいえ手がかりがまったくないわけではありません。これまでの経験則により、ASOには主に以下の要素が重視されているものと考えられています。
アプリを検索するユーザーには、必ず目的があります。
例えば「食事管理」というキーワードで検索するユーザーの目的は、あくまで食事管理に関連するアプリを探すこと。当然ながらショッピングアプリやゲームアプリはほとんど表示されず、食事管理に関係のあるアプリが上位に表示されます。
これまで1度もダウンロードされたことのないアプリと、100万回ダウンロードされたアプリ。ユーザーが満足する可能性が高いアプリは当然後者ですよね。
ダウンロード数が多いということは、それだけたくさんの人に注目されているアプリということ。そのためダウンロード数もASOで重視されるポイントとなります。
「とりあえずダウンロードしてみたものの、使い勝手が悪く最初の1回しか起動しなかった。」そんな経験はあなたにもあるはず。
一方で、暇さえあれば起動しているというアプリもあるでしょう。ユーザーに貢献していると判断されるのは利用率が高いアプリだと考えられます。
ここまで紹介してきたものの中では、最も客観的に評価がしやすいポイントでしょう。
高評価のレビューが多ければユーザーの満足度が高いとみなされるため、ASOに有利な結果をもたらします。
それではどうすればASO対策ができるのでしょうか?
以下にアプリ制作者ができるASO対策をご紹介します。
アプリストアにはすでにたくさんのアプリがあります。あなたが作ったアプリに似た機能を持つものも、すでにいくつか存在しているはず。それらのアプリが、あなたのライバルとなる競合アプリです。
競合アプリがすでにある程度の人気を集めている場合、ASO対策なしで追い抜くことは非常に難しいです。アプリ名や説明文にはどのようなキーワードが使われているのか、なぜ高評価のレビューがついているかなどを観察し、ASOの理解を深めましょう。
また実際に競合アプリをダウンロードしてみるのも効果的な調査。「使いにくい部分はないか?」「足りない機能はないか?」など、ユーザーが感じるであろう不満を読み取り、自分のアプリに反映していきます。
どうしても太刀打ちできそうにない場合はターゲットとなるユーザー層を変えるなど、切り口を変えていくと良いでしょう。
アプリストアでは、ユーザーの入力したキーワードをもとにアプリの検索順位が決まります。
先ほども例に挙げましたが、ユーザーが「食事管理」というキーワードを入力した場合、ユーザーは食事管理ができるアプリを求めているといえますよね。
しかし、これだけでは少し踏み込みが浅いです。「なぜ食事管理をしたいのか」という点まで踏み込んで考えてみましょう。
食事管理をしたい理由はいくつかあると思いますが、ここではダイエットをしたい人をターゲットにするものと仮定してみます。となるとキーワードには「ダイエット」や「カロリー計算」も有効だと考えられますよね。
このようにターゲットとなるユーザーが関心を持つであろうキーワードを盛り込んでいきます。
また、アプリ名にはユニークかつアプリの内容がすぐに分かる名前を付けましょう。
単にキーワードを盛り込むだけでは他のアプリとの差別化ができず、関心を引くこともできません。一番狙いたいキーワードをひとつだけ取り入れ、アプリの機能を一語で表したものにすると良いでしょう。
一方で、説明文には複数のキーワードを盛り込みます。とはいえ有効そうなキーワードをただ詰め込めば良いわけではありません。ユーザーが説明文を読んで、どんなアプリか分かる文章、違和感を覚えない文章に仕上げてください。
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アプリアイコンはいわば「アプリの顔」。検索したユーザーが最初に目にするものであり、ダウンロードしたユーザーは何度もそのアイコンを目にすることになります。
人との付き合いでも第一印象が大事であるのと同じで、アプリを選んでもらうためにもファーストインプレッションは非常に重要です。機能に関連性があり、かつオリジナリティのあるデザインを意識してください。
また、アプリストアではアプリの使用感を視覚的に伝えるためスクリーンショットを掲載することが可能です。スクリーンショットにはアプリの大まかな使用感が伝わるものを採用しましょう。パッと見てなんとなくのイメージが伝わらなければすぐにアプリページから離脱されてしまい、ダウンロード率は上がりません。
可能ならば動画を載せ、アプリの使い方や魅力を分かりやすく説明するのも効果的です。
ここまで紹介してきた施策を実践することはもちろんですが、それはアプリがユーザーにとって役に立つものであることが大前提です。UXを意識し、直感的な操作で使いやすくするなど、ユーザーの期待を上回るクオリティのアプリを目指しましょう。
ユーザーの声はアプリのレビュー(評価)となり、ASOに影響します。先述したとおり、アプリをダウンロードする基準としてアプリ評価を見ている人は少なくないのです。
もし悪いレビューがついても諦めてはいけません。レビューに対して丁寧に返信したり、ユーザーの不満を改善すべく修正を続けたりすることで、評価を変更してくれることもあります。一方で時間を置くとユーザーはアプリをアンインストールしてしまうため、できるだけ速やかな対応を心がけると良いでしょう。
ASOの検索順位はアルゴリズムが公表されていないため、完璧な対策を行うことは不可能です。
とはいえアプリストア運営の気持ちを汲めば、ユーザーファーストを意識したものであることは間違いありません。
「自分がユーザーなら、どんなアプリだったらダウンロードしようと思うか?」「どんなキーワードが入っていれば自分に役立つと感じるか?」など、ユーザーの視点に立って考えることがASO対策の本質なのです。