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世界中のクリエイターが自身の作品を公開するSNS、『Behance(ビハンス)』をご存知ですか?
フリーランスのデザイナーはもちろん、イラストレーター、カメラマンなど多くのクリエイターが参加しており、手軽にポートフォリオサイトを作ることができるサービスとして利用されています。
また、他人の作品を見たり自分の作品をアップしたりできるだけでなく、デザイナーの求人情報も閲覧できるため、海外のクライアントワークをやってみたいという方にもオススメです。
今回は、そんなBehanceの基本的な使い方と、ポートフォリオや仕事探しのツールとして賢く利用するためのワンポイントアドバイスをご紹介します。これから新しく使い始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Behanceは、Adobeが運営するクリエイター向けSNS。特にデザイナーがポートフォリオとして使いやすいUIになっています。
自分の作品をアップしたり、気に入った作品に「いいね」を押したりして、世界中のユーザーとコミュニケーションをとれます。ユーザーのほとんどがクリエイターのため、他のSNSに比べて仕事に繋がりやすいというメリットがあります。
また、手軽に自分の作品ポートフォリオを作成できます。自分のプロジェクト(作品)のページにはログイン無しでアクセスできるので、他のSNSなどにURLを共有するだけで簡単に自分をアピール可能。履歴書などにURLを貼り付けておけば、あなたの作品集を簡単にシェアすることができます。
Adobe IDがあればログインできますが、FacebookまたはGoogleアカウントでも登録できます。国籍と生年月日を入力すると、自分の関心のある分野(写真、グラフィックデザインなど)を選択することができ、これを選択するとBehanceのトップ画面にアクセスできます。
▲関心のある分野にて「写真」を選んだときのトップ画面
画面右上の虫眼鏡マークをクリックすると、作品の検索条件を入力できます。プロジェクトごと・人物ごとのフィルター検索や、「自動車デザイン」「彫刻」「ファッション」などといったジャンルでの検索も可能。さらに、「最もコメントが多いもの」「最も新しいもの」などの検索や、国・地域ごとの検索もできます。
「その他のフィルター」を選択すると、「学校」「使用ツール」「カラー」の3つのフィルターで検索できます。ここで「使用ツール」を選ぶと、PhotoshopやIllustratorなどのアプリ別に作品を検索可能!
「その他のフィルター」はスマホからは選択できないため、その場合は「Behanceの検索条件」というフォームに“検索したい条件のキーワード(例えば「Photoshop」など)”を入力すればOKです。
プロジェクトのサムネイルをクリックするとそのデザイナーの作品を見ることができますが、プロジェクト最下部までスクロールすると「いいねボタン」が配置されています。
これをクリックするとことで「いいね」を付けられます。作品を見て心を揺さぶられた時や、その作品を他の人に薦めたい時に押してみてください。
Behanceのプロジェクトページでは、いいねだけではなくコメントも残せます。作者に気持ちを伝えたい時や交流を深めたい時には、ぜひコメントを添えてみてはいかがでしょうか?
つづいて、自分のデザインや作品をポートフォリオとしてBehanceに公開する方法をご紹介します。
まずは画面右上の自分のアカウントをクリックし、「Behanceプロファイル」をクリック。スマホの場合は、左上のハンバーガーメニューを押して「自分」という項目をタップし、Behanceプロファイルを選択します。ここで「ファイルのアップロード」から写真を選択すれば、あなたの作品をBehanceに掲載することができます。
自分の写真をより見つけてもらえるようにするために、写真のカテゴリやクリエイティブ・コモンズの条件などを選択しましょう。
「テキストを追加」をクリックすると、写真の下にテキストを記入できます。「メディアを埋め込む」からは、YouTubeなどの動画を埋め込むことが可能です。その他、Lightroomに同期した写真の読み込みや、Creative Cloudからの写真選びもできます。
Behanceは全世界のデザイナーが利用するSNSです。自分の作品をたくさんの人に見てもらうために、ぜひ英語で作品を紹介してみてください。そうすることで、より多くのいいねや閲覧数を得ることができるでしょう。
デザイナーのマーケティング戦略として、多言語化は欠かせません。
Behanceには、ライブ中継の動画を閲覧できる機能があります。トップクリエイターがどのようなテクニックを使って作品を作っているのかなどを学ぶことができます。
ライブのページ上で「再生」をクリックすると、録画された動画を閲覧可能。スケジュールをクリックすると、ライブ動画がいつオンエアされるかも確認できます(メールで通知を受信することもできます)。
「求人」のタブを選択すると、クリエイター向けの仕事を探すことができます。場所(国、地域)、クリエイティブ分野(UI/UX、Web開発など)、会社名などの条件で検索可能です。
試しに日本の東京(Tokyo)で検索をかけてみたところ、案件が1件もヒットしませんでした。やはりBehanceは世界で勝負したい人向けのサービスのようです。英語が苦手という方は、『Google翻訳』などを使いながら求人に応募してみると良いでしょう。
月額399ドルからの利用料を払えば、求人情報を投稿することもできます。月に1件までの投稿は月額399ドル、無制限に投稿できるプランは月額1,499ドルです。
業務内容などの求人の詳細は、上画像のようにブログのようなUIで入力できます。自分が手がけるプロジェクトで仲間を募集したいとき、依頼したい仕事があるときなどには、Behanceで世界中のクリエイターの力を借りるのも手かもしれません。
英語で求人募集を書くときは、日本語でつくった募集文をそのまま翻訳するだけでは多くのデザイナーが集まらないかもしれません。似た案件の他の求人募集を見てみるなど、書き方を参考にしながら投稿してみてください。
以上、Behanceの基本的な使い方をご紹介しました。自分の作品ポートフォリオを作ることができるだけでなく、世界中のクリエイターの作品を閲覧することができるので、仕事をする上でとても役に立つSNSです。ただ作品群を眺めているだけでも、インスピレーションが湧いてくるのではないでしょうか?
既に第一線で活躍している方も、これからクリエイターとしての第一歩を踏み出す方も、まずはBehanceにアクセスしてみてください。世界のトップクリエイターのポートフォリオに触れることができますよ。
(執筆:安齋慎平)