テクノロジーは日々進化しています。エンジニアとして、開発にまつわるトレンドを押さえておきましょう。

毎週のように新しいアップデートや開発がリリースされていて、本当のトレンドが何かを見分けるのは難しいかもしれませんね。

この記事では、2017年を総括した10個のトレンドを紹介し、どの分野の開発にフォーカスするべきなのかを考えてみました。

トレンド1. 人工知能を使ったWebサイトとアプリ開発

GoogleやWikipediaが、人工知能で動くプログラムの実用化に成功しています。

人間が通常行う仕事を、人の手を必要とせずこなすことができます。テクノロジーの発展により、さらに広い分野での実用が可能になります。さらに、より多くの開発者も関わり始めています。

これからますます使われるようになるのは間違いありません。

AI web design
出展 : thegrid.io

既に存在するサービスで成功を納めているのが、”The Grid”という、人工知能がWebサイトをデザインしてくれるサービスです。

サイトのコンテンツを打ち込むだけで、”Molly”という人工知能が、カッコイイWebサイトを自動でデザインしてくれます。

トレンド2. Javascriptの発展

どのプログラミング言語を習うべきかという議論は、インターネット上で長い間繰り広げられています。ここでは、現在注目を浴びている言語を取り上げたいと思います。

Javascriptはフルスタックデベロッパーから一番人気がある言語です。フルスタックデベロッパーとは、様々な知識を駆使して、基本的に一人でなんでもこなせるエンジニアのこと。

Javascript dev
出展 : Stack Overflow

Javascriptは近年のアップデートを経て、使いやすさが向上しています。今から学びたいという人は、インターネット上でクラスを取ることもおすすめです。

Typescriptにも注目

2016年から、Typescriptが急激な人気を獲得しています。静的型という、最初から数値が指定してあるコードを、Javascriptにコンパイルすることができます。

つまり、存在するJavascriptコードにJSライブラリを取り込みTypescriptを使うことで、どの環境にも対応するJavascriptを制作することができます。とても便利な機能ですね。

トレンド3.Internet of Things

日常生活にある家電製品やさまざまなものにインターネットを繋げることをIoT(モノのインターネット)と言います。

テクノロジーが発展するにつれ、インターネットを通してより多くのものを操作したいという需要が高まってきました。

外出中でも家のヒーターをつけることができたり、部屋の照明を決まった時間に点灯したり、帰宅するタイミングでケトルのお湯が沸き終わるようにするなど、日常の生活を便利にすることができます。

FacebookのMark Zuckerberg氏は、AI(人工知能)を使って自宅の機能を管理することに成功しました。

Jarvis server
出展 : Mark Zuckerberg

Zuckerberg氏は、自宅内のさまざまなデバイスをコントロールできる人工知能ボットを作り出しました。たとえば、監視カメラ、トースター、照明、玄関、エアコンなどを、メッセンジャーのアプリやボイスアプリを使ってコントロールすることができます。

この様子を実際に本人が説明する動画があります。

 

トレンド4.静的サイトジェネレーター

データベースを必要とせず、セキュリティーなども充実していてシンプルなジェネレーターが人気です。

Static website gen
出展 : jekyllrb.com

CDNやAPIが一般的になりつつある中、”Hugo”や”Jekyll”などのジェネレーターがそのトレンド入りしていくことでしょう。

トレンド5. チャットボットと会話型UIの役割

チャットボットは、ユーザーエクスペリンスをよりパーソナライズする目的で使われます。2016年から2017年にかけては、メッセージプラットフォームの発展に伴い会話型UIにとって大きな発展の年になりました。Web開発者によってボットが活用されている例を紹介したいと思います。

会話型UIのWebサイト

会話型インターフェイスを採用するWebサイトが増えつつあります。会話型インターフェイスでデザインされた最初のWebサイトが発表され、ユーザーからはとても人気がでているようです。

c approach website
出展 : azumbrunnen.me

このWebサイトは、会話を進めるスタイルでコンテンツが表示されます。

カスタマーサポート用の会話ボット

多くの会社では、ボットをカスタマーサポートに活用しようとする動きがあります。

従来のEメール方式のコミュニケーションには時間がかかりますが、Webサイト内でチャットができるボットを設置することで、その場で答えを得ることができ、より質の高いカスタマーサポートが可能になります。

オンラインでの売り上げも上がることでしょう。

chat bot
出展 : Ebay

ボットがこなせることはたくさんあります。テクノロジーがより発展することで、さらに多くのタスクがボットによって行われることでしょう。

トレンド6. Ruby on Rails

Ruby on Rails 5 が2016年の6月にリリースされ、2017年にはさらに多く使われました。

2005年から大きな進展がないように思われたRubyですが、”Turbolinks 5″や”ActionCable”などの数多くある機能が、企業に目をつけられるようになりました。

“Turbolinks 5″では、一ページ分のアプリケーションをスタックから作ることができます。クライエント側でJavascriptのフレームワークが必要ありません。

パフォーマンス性の高い拡張機能と柔軟さのおかげで、Web開発者は細かいフレームワークの設定などを気にする必要がなく、Webサイトの見た目によりフォーカスして作業することができるようになります。

トレンド7. モーションユーザーインターフェイス

Usersnapが、2016年に行ったアンケートでは多くの読者が、モーションUIの重要性を感じているとわかりました。また、アンケートにより読者の方々もそれに賛成したことが伺えます。

Motion UI
出展 : pinroll

新しいバージョンのモーションUIでは、フレキシブルなCSSパターンとJavascriptライブラリーを使うことで、よりシームレスで動きのあるWebサイトを作ることができるようになりました。

動きを多くすることで、まるでWebサイトが生きているかのように反応させることが可能になります。

これからの発展にますます期待が持てます。

トレンド8.次世代の Angular JS

同じく2016年にリリースされ、新しいJavascriptのフレームワークにアップデートされたのがGoogleによる”Angular JS”です。

定期的にアップデートや機能の追加がされる予定で、特に、半年に一度大きなアップデートがあることが保証されています。

主に、アプリ開発者に使われていて、動画、アニメーションや他の静的なドキュメントにも対応しています。最先端のテクノロジーを使って作業をしたいと思っている開発者に向いています。 

トレンド9. 明るいカラーの使用

他のWebサイトとの区別化をはかる動きとして、ミニマリズムやブルータリズムが2016年から始まっています。

これに対する一つの答えとして、Webサイト上で明るいカラーを使ってデザインすることがトレンドとなりました。色彩感覚が大事なので向き不向きはありますが、Webサイトの印象をだいぶ変えることができます。

ポイントは、全体の色のバランスを崩すことなくシンプルなデザインで色を取り入れることです。

トレンド10. 遅延読み込み

英語で「Lazy Loading」というように、Webサイト内の画像を一度に全てロードするのではなく、ユーザーがある一定のところまでスクロールしてからロードする方法です。

メリットとしては、最初にWebページをロードする時間が短縮されます。そして、余計なメモリを使わないので動作が軽くなることが期待されます。

Lazy Loading
出展 : Photoshopvip

最後に

これらのトレンドは、ユーザーエクスペリエンスとユーザーインターフェイスをより良くする目的で編み出されたものです。モバイル機器のみならず、家電でさえも最新のテクノロジーでより便利にすることが可能です。

エンジニアとして、シームレスな動きでユーザーフレンドリー、そして実用的なWebサイトを作ることができるように心がけましょう。

(翻訳:Juri Ando)

SHARE

RELATED

  • お問い合わせ
  • お問い合わせ
  • お問い合わせ