エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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会社の新人研修で多くの人が学ぶもののひとつに「ビジネスフレームワーク」があります。ビジネスフレームワークとは、ビジネスの現場で用いられる共通の考え方、分析ツール、思考の枠組みのことです。
ビジネスフレームワークを使うことで仕事の能率が高くなり、また他人に説明する際にロジカルで分かりやすく伝えられるメリットがあります。
しかし一言にビジネスフレームワークといっても、その種類は非常に多くあります。
そこで今回は、現場で頻繁に使われる40個のビジネスフレームワークを概観していきましょう!
目次
まずは最も基本的な10個のビジネスフレームワークをご紹介します。新入社員の方は、最低限これら10個のビジネスフレームワークを知っておきましょう!
(出典:http://vekitomo-0.hatenablog.jp/entry/2017/01/09/191245)
PDCAサイクルとは、計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)の4つのステップを表すビジネスフレームワークです。
PDCAサイクルを軸に仕事を回すことで、業務がブラッシュアップされ効率が良くなっていきます。
(出典:http://keiei-manabu.com/strategy/comprehensive-environmentalanalysis.html)
3C分析とは、自社(Company)・顧客(Customer)・競合(Competitor)の3つのCをとったビジネスフレームワークです。
それぞれの関係性を元に情報を整理し、現状の課題や改善点を導き出すのに便利です。
(出典:https://innova-jp.com/3443/)
4P分析とは、商品(Product)・価格(Price)・販促(Promotion)・流通(Place)の4つのPをとったビジネスフレームワークです。
商品の状況を分析し、マーケティング戦略を立てるときに有用です。
(出典:http://pi-project.org/glossary-marketing/4c/)
4C分析とは、顧客価値(Customer value)・顧客コスト(Cost)・利便性(Convenience)・コミュニケーション(Communication)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。4Pが企業視点で考えられたフレームワークであるのに対し、4Pは顧客視点で考えられたフレームワークとなっています。
3Cと混同しないよう気をつけましょう。
(出典:https://www.innovation.co.jp/b2blog/swot/)
SWOT分析とは、内部環境の強み(Strength)・弱み(Weakness)、外部環境の機会(Opportunity)・脅威(Threat)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。「スウォット分析」と読みます。
自社の状況と周りの環境を俯瞰して整理するときに役立ちます。
(出典:https://bizhint.jp/keyword/74352)
MECEとは、「モレなくダブりなく(Mutually Exclusive and Collective Exhaustive)」の略です。「ミーシー」もしくは「ミッシー」と読みます。
その名の通り、モレやダブりといった問題をなくし、精度の高い判断を下す際に使えるビジネスフレームワークです。
(出典:https://www.manetama.jp/report/business-framework-hack-5w1h-order/)
5W1Hとは、いつ(When)・どこで(Where)・誰が(Who)・何を(What)・なぜ(Why)・どうやって(How)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。
英語の疑問詞として有名ですが、MECEを実現するために押さえておかなければならない重要なポイントです。
(出典:http://www.i-i-b.jp/blog/2903/logictree/)
ロジックツリーとは、特定の課題に対して「なぜ」を繰り返し、本質的な問題を洗い出すビジネスフレームワークです。課題の解決策を列挙する際に有用です。
見た目が木の枝分かれのように見えるため、ロジックツリーと呼ばれています。
ランチェスターの法則とは、イギリスのエンジニアであるフレデリック・ランチェスターが考案したビジネスフレームワークです。元々は戦争の現場で用いられていたものです。
商品の性能に差異がない場合、規模の大きい方が市場で優位に立つということを示しています。メジャーな商品では中小企業は大手企業に勝てないため、中小企業は大手が手を出さないニッチ市場で活躍することが求められます。
(出典:https://www.motivation-up.com/motivation/maslow.html)
マズローの5段階欲求とは、人間の欲求を生理的欲求・安全欲求・社会的欲求・自尊欲求・自己実現欲求の5つの階層別に分類したビジネスフレームワークです。
このフレームワークを理解することで、自社の製品がどの欲求を満たすものかを判断することができます。マーケティングの方針を決める際に有用です。
続いて、ややハイレベルな30個のビジネスフレームワークをご紹介します。一歩先を行くデキるビジネスマンを目指す人は、これらのビジネスフレームワークもぜひ押さえておきましょう!
(出典:http://cyber-synapse.com/dictionary/en-all/aidma.html)
AIDMAとは、注意(Attention)・関心(Interest)・欲求(Desire)・記憶(Memory)・行動(Action)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。「アイドマ」と呼びます。
企業が出した商品や広告に対し、消費者がどのような心理的プロセスを経るか表したものです。プロモーション戦略を考える際に有効なフレームワークです。
(出典:http://www.newsmediaworks.com.au/aidca-pyramid-copy/)
AIDCAとは、注意(Attention)・関心(Interest)・欲求(Desire)・確信(Conviction)・行動(Action)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。AIDMAのM(記憶)がC(確信)に置き換わったものです。「アイドカ」と読みます。
AIDMAの法則と比べ、店頭販売やサンプリングなど、顧客との直接的な関わりのある場面で想定されるプロモーションを策定する際に有用です。
(出典:https://www.investgrowrepeat.com/online-marketing-aida-awareness-interest-desire-action.html)
AIDAとは、注意(AttentionまたはAwareness)・関心(Interest)・欲求(Desire)・行動(Action)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。AIDMAのM(記憶)やAIDCAのC(確信)を除いたものです。「アイダ」と読みます。
AIDMAやAIDCAよりも汎用性が高く、現在はこちらの方が世界で広く使われています。
(出典:http://www.stp-works.com/blog/ppc/397.html)
AISASとは、注意(Attention)・関心(Interest)・検索(Search)・行動(Action)・共有(Share)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。「アイサス」と読みます。
基本の考え方はAIDMA、AIDCA、AIDAなどと同じです。しかし、ネットで商品を購入するEコマースが普及した現代では、検索・行動・共有の流れを含むこちらの方が、より今風なプロモーション戦略モデルといえるでしょう。
(出典:https://www.magolis.com/contents/ec-consulting/5096.html)
DUAL AISASとは、縦軸にAISASの文字を並べ、横軸にISAS(こちらも「アイサス」と読みますね)の文字を並べたビジネスフレームワークです。横軸のISASはそれぞれ共感(Interest)・SNSでのシェア(Share)・第三者の受容(Accept)・第三者によるシェア(Spread)を表しています。
商品を購入した当該人物だけでなく、当該人物のシェアを見た第三者の行動モデルも規定したところがDUAL AISASの面白いところです。
(出典:http://www.dentsu.co.jp/sips/index.html)
SIPSとは、共感(Sympathize)・確認(Identify)・参加(Participate)・共有拡散(Share & Spread)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。DUAL AISASの横軸構造がよりシンプルに表されたものです。
SNSを頻繁に利用する人たちの購買行動を評価する際に便利です。
(出典:https://blog.kairosmarketing.net/marketing-strategy/purchase-funnel-20131016/)
パーチェスファネルとは、商品の認知・発見から購入に至るまでの流れとリード総数を表したビジネスモデルです。
商品購入までの流れを図式化できるため、複雑な購買プロセスを経る商品を俯瞰する際に有益です。
(出典:https://www.weblio.jp/content/パレートの法則)
パレートの法則とは、上位20%のものが全体の80%を占めるということを表したビジネスフレームワークです。
様々な事象に当てはめられる法則です。マーケティングや品質管理、マネジメントを効果的に行う際、頭に入れておくべきフレームワークです
(出典:https://dm2.co.jp/work/bsc/swot/swottows.html)
TOWS分析とは、SWOT分析の4要素を縦横の軸に配置したビジネスフレームワークです。「トゥーズ分析」と読みます。また「クロスSWOT分析」と呼称する場合もあります。
強みの最大化、弱みの補完、脅威への対処、弱み最小化を可視化できます。自社の目指す方向を考える際に役立つフレームワークです。
(出典:https://ferret-plus.com/454)
パーセプションマップとは、あるブランドや商品に対し、顧客が認識しているイメージをXY軸で表したものです。「知覚マップ」「ポジショニングマップ」とも呼ばれます。
市場における自社商品のポジションを把握する際に有効です。
(出典:https://globis.jp/article/1586)
アンゾフのマトリクスとは、アメリカの経営学者であるイゴール・アンゾフが考案したマトリクス図です。「成長ベクトル」「事業拡大マトリクス」とも呼ばれます。
既存商品の市場浸透・市場開拓と、新商品の製品開発・多角化を4つの象限に分類したビジネスフレームワークです。
(出典:https://www.sbbit.jp/article/cont1/29171)
PEST分析とは、政治(Political)・経済(Economical)・社会(Social)・技術(Technological)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。
企業に影響を与えるマクロな環境を分析する助けとなります。
(出典:http://www.new-company.jp/kaisha-marketing/plc.html)
PLCとは、Product Life Cycleの頭文字をとったビジネスフレームワークです。
商品が生まれてから消えて行くまでのサイクルを表したフレームワークです。導入期・成長期・成熟期・衰退期の4段階に分けられます。
(出典:http://diamond.jp/articles/-/12309?page=2)
マイケル・ポーターの競争戦略とは、アメリカの経営学者であるマイケル・ポーターが提唱したビジネスフレームワークです。後述のファイブフォースやバチューチェーンも彼が提唱したです。
コストリーダシップ戦略、差別化戦略、集中戦略の3つの基本戦略からなります。
(出典:http://www.i-i-b.jp/blog/3007/5f-marketing/)
ファイブフォースとは、業界の収益性を決める5つの競争要因から、業界の構造分析を行うことができるビジネスフレームワークです。競合他社の関係・供給企業の交渉力・買い手の交渉力・新規参入の脅威・代替品の脅威の5つの力関係から分析します
当該事業の将来性の予測や、新規参入の検討をする際に役立ちます。
(出典:https://bizhint.jp/keyword/126003)
バリューチェーンとは、商品企画から顧客への販売までの過程を、個々の工程の集合ではなく価値の連鎖(Value Chain)として捉えるビジネスフレームワークです。直訳で「価値連鎖」と呼ぶこともあります。
モノ作りの過程を俯瞰して眺める際に役立つフレームワークです。
(出典:https://www.gixo.jp/blog/2336/)
デコンストラクションとは、ボストン・コンサルティング・グループが提唱しているビジネスフレームワークです。バリューチェーンを従来とは異なる視点で捉え直し、分解・脱構築する際に有用です。
デコンストラクションには、レイヤーマスター、オーケストレーター、マーケットメーカー、パーソナルエージェントの4つの考え方が挙げられます。
(出典:http://www.nsspirit-cashf.com/logical/value_portfolio.html)
バリューポートフォリオとは、経営者視点で事業再構築を策定する際に用いられるビジネスフレームワークです。
企業ビジョンとの整合性とROI(投資した資本に対して得られる利益)の2軸を元に、課題事業・本命事業・見切り事業・機会事業を分類することができます。
(出典:http://www.nsspirit-cashf.com/manage/vspro.html)
VSPROモデルとは、コンサルティング会社のアーサー・D・リトルが開発したビジネスフレームワークです。マネジメントの構成要素であるビジョン(Vision)・戦略(Strategy)・プロセス(Process)・リソース(Resource)・組織(Organization)の頭文字がとられています。
理想のマネジメントシステムと、現状のマネジメント上の問題を比較する際に有効です。
(出典:http://www.nsspirit-cashf.com/logical/7s.html)
7Sとは、世界的コンサルティングファームであるマッキンゼーが提唱しているビジネスフレームワークです。
組織の要素を、戦略(Strategy)・組織(Structure)・システム(System)・価値観(Shared Value)・スキル(Skill)・人材(Staff)・スタイル(Style)の7つのSで表したものです。組織のマネジメントを考える際、それぞれの要素の関係性を明らかにする際に重宝します。
目的はVSPROモデルと類似していますが、7Sはより細かい要素を追求している点で差別化されています。
(出典:http://blog.livedoor.jp/onemillionlike/archives/1019173726.html)
コアコンピタンス分析とは、経営学者であるゲイリー・ハメルとC・K・プラハラードが発表したビジネスフレームワークです。コアコンピタンスとは、最も優位性のある経営資源のことです。
競合他社が真似できない、核となる自社能力を分析する際に有用です。模倣可能性、移動可能性、代替可能性、希少性、耐久性などを点数化し評価します。
(出典:https://ferret-plus.com/6401)
VRIO分析とは、経済価値(Value)・希少性(Rarity)・模倣困難性(Inmitability)・組織(Organization)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。
企業が持つ経営資源について、市場での競争優位性を把握するのに有効です。また、コア・コンピタンスの理解にも役立ちます。
(分析:https://service.plan-b.co.jp/blog/marketing/1122/)
STP分析とは、市場細分化(Segmentation)・目的市場の決定(Targeting)・自社の立ち位置の明確化(Positioning)の頭文字をとったビジネスフレームワークです。
どこの、誰に、どのような価値を提供するか考える際に有用なフレームワークです。自社のビジネススタイルを把握した上で考えると、STP分析がスムーズに行えます。
(出典:http://keiei-manabu.com/strategy/product-portfoliomanagement.html)
PPMとは、Product Portfolio Managementの頭文字をとったビジネスフレームワークです。
市場成長性とマーケットシェアの2軸を元に、事業を花形(Star)・金の成る木(Cash Cow)・問題児(Question Mark)・負け犬(Dog)の4つに分類することができます。
(出典:http://d.hatena.ne.jp/clickclique/20120905/1346860490)
ビジネススクリーンとは、9象限のマトリクスを使って事業を9つのタイプに分類するビジネスフレームワークです。
業界魅力度と競争ポジションの2軸を基準に、事業を積極的投資・選択的投資・現状維持・挑戦的投資・革新策検討・再建策検討・進出好機待・減量合理化・合理的撤退の9つに分類できます。
(出典:http://www.miraiarch.jp/column/strategy/advantage.html)
アドバンテージマトリクスとは、競争上の戦略変数と優位性構築の可能性の2軸のマトリクスを元に、事業を分散型事業・特化型事業・手詰まり型事業・規模型事業の4つに分類したビジネスフレームワークです。
自社が属する業界がどのような事業タイプのものなのかを判断する際に便利です。
(出典:https://kigyotv.jp/news/canvas/)
ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスモデルの要因を9つに分類し、それぞれ互いにどのように関わっているのかを表に示したビジネスフレームワークです。
キーパートナー(KP)、キーアクティビティ(KA)、キーリソース(KR)、提供価値(VP)、顧客との関係(CR)、チャネル(CH)、顧客セグメント(CS)、コスト構造(CS)、収益の流れ(RS)の9つに分類されます。
(出典:http://www.nsspirit-cashf.com/logical/service_profit.html)
サービスプロットチェーンとは、ハーバードビジネススクールのJ.S.ヘスケットとW.E.サッサーJr.らによって示されたビジネスフレームワークです。
従業員満足、顧客満足、業績の循環構造が示されています。従業員の満足度を高めることで顧客満足度も高くなり、それが業績につながり、従業員に還元されるという考え方です。とりわけサービス産業では、このフレームワークが重要な意味を持つとされています。
(出典:http://www.itl-net.com/product/qpr/qpr1/)
バランストスコアカードとは、ハーバードビジネススクールのロバート・S・キャプランとビジネス理論家のデビッド・P・ノートンによって発表されたビジネスフレームワークです。
企業の持つバリューが、企業のビジョンや戦略にどのように影響し、業績に現れているのかを可視化する際に有用です。
(出典:https://www.slideshare.net/changutabisuki/ss-13129995)
事業経済性分析とは、規模の経済性・範囲の経済性を元に、最も利益を上げられる方法を検討するためのビジネスフレームワークです。
コスト構造を俯瞰し、より良いリソース配分を策定する際に役立ちます。
いかがでしたか?
ビジネスフレームワークは思考の整理に有効で、仕事の効率化に役立ちます
有益なビジネスフレームワークをキャッチアップし、デキるビジネスマンを目指しましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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