【弁護士解説】フリーランスに忍び寄る、取引先からのパワハラ・セクハラ。泣き寝入りせずに仕事を続けるには?
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現在、日本のフリーランスは462万人を超え日本の労働人口の1割弱にのぼると言われています。(内閣官房, 2020, フリーランス実態調査結果)
さらに新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、働き方の柔軟性を求めてフリーランスに転向する人たちも少なくありません。
今後ますますフリーランス人口の増加が予想される中、活躍し続けるプロ人材(※)にはどのような特徴があるのでしょうか。
そこで今回は、17,000名以上のプロ人材登録があり、8,000件以上のプロ人材と企業によるプロジェクトの創出をリードしてきた株式会社サーキュレーションの取締役プロシェアリング本部長・福田悠氏に取材。「つい仕事をお願いしたくなるプロ人材の特徴」について教えていただきました。
(※プロ人材:プロフェッショナル人材。企業や経営陣の右腕として、事業開発や販路拡大、生産性向上など、成長戦略を具現化していく人。本稿ではとくに「高いスキルを持ったフリーランス」を指す)
中央大学理工学部を卒業後、大手総合人材サービス企業へ入社。製造業を中心とした約600社の人材採用を支援。大手法人顧客専属部門を経て、同社初となる社内ベンチャーの立ち上げに携わる。2014年、サーキュレーションの創業に参画。中小企業や製造業大手顧客を担当しながら、地方金融機関とのアライアンス、地方6拠点の設立を主導。オープンイノベーションコンサルタントのプロフェッショナルとしてレガシーマーケットへの変革を志し、プロシェアリング本部を管掌
外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用する「プロシェアリングサービス」を運営しています。17,000名以上のプロ人材から、企業に最適な人材を選出、課題解決プロジェクトチームを組成します。2014年設立以来、導入実績は 約2,870社/8,005プロジェクトを数えます。(2021年4月末時点)http://www.circu.co.jp/
フリーランスは会社の看板でなく個人として長期的に「クレジット(信用)」を積み上げていく事が求められます。
実際のプロジェクトにおいて信用を積み重ねていった結果が評価につながります。「ついお願いしたくなる」という関係性は、お互いの信頼関係を抜きにしては語れません。
ここでは、私がこれまで多くのプロ人材と直接お話してきた中で、企業からの評価が非常に高い人に共通する4つの特徴をご紹介します。
「お客様の期待を超えよう」とするマインドはとても重要で、顧客志向の強い方は企業から重宝されます。
とくに売れっ子のプロ人材になると、同時に複数のプロジェクトに携わる場合も多いでしょう。しかし数社ある中の一社であっても「アドバイスをしてあげる」といったスタンスで臨むのと、「この企業のためにしっかりと成果を出していこう」というスタンスで臨むのとでは、パフォーマンスに大きな違いが生じます。
中堅・中小企業では、社内に潤沢なリソースがないなかでプロジェクトを進めていかなければいけないケースもあります。そのため、ときには「一部でもいいから手を動かして欲しい」「一緒に汗をかいてほしい」と思う経営者は少なくありません。
たとえばプロ人材に指示された業務が初めてでうまくいかなかったり、理解不足で作業が止まってしまったりするときに、「このようにすると上手くいく」とレベルを少し落として柔軟に対応していただける方はとても喜ばれますし、信頼されます。
反対に「私はこの業務範囲しかやりません、できません」と突き放されてしまうと、企業側の不信感に繋がってしまい「この方と長くお付き合いするのは難しいかもしれない」と思われてしまうケースがありますね。
ただし決して「実務をやって欲しい」「契約外のことをあれもこれもやって欲しい」というわけではありません。あくまで契約内容に従って、ミッション遂行に必要な範囲で柔軟に対応することが重要です。そのため事前にプロジェクト要件定義書を作成し、「期間内にゴールに向かってどれくらいの頻度で何をしていくか」「できることとと、できないことは何か」を擦り合わせるのが大切です。
その上でクライアント企業のニーズに対応し、同じ目線で気持ちよくコミュニケーションを取っていただける方は重宝されます。
外部からプロ人材が入るとき、プロジェクトを推進できる社員がいない中堅・中小企業では、プロ人材がその役割を兼務するケースがあります。
自らスケジュールをコントロールして、社内の人たちを巻き込みながらメンバーのスキルレベルに合わせてプロジェクトを推進すること。プロジェクトの目的やゴール、企業の価値観に応じて仕事を進められること。そんなプロジェクトマネジメントスキルのある方は、総じて企業からの満足度・評価が高い傾向にあります。
決して受け身の姿勢ではなく、企業のためを思って進言したり、社内の人たちと上手くコミュニケーションを築いたりできる能動性が高いプロ人材は、多くの企業から求められています。
とくに地方企業では「プロ人材の知見で若手の担当者を育成してほしい」という需要が多いです。
具体的には「1年間で楽天やAmazonのモールを回しながら自社サイトまで立ち上げられるよう担当者を育成してほしい」といった要望ですね。そのため若手社員や担当者の育成もミッションに入れ、担当者のレベルに合わせたアドバイスができるプロ人材は重宝されます。
企業から評価されるプロ人材になるためには、まずは実際のプロジェクトで実績を重ね、信用を積み上げていくことが必要です。
そのためには、お客様の期待を超えようとするマインドを持ち、プロジェクト推進中にはときに柔軟性のある対応を取り、最終的には成果に対して企業からの満足度を高めることが大事です。そういった方は、「ついお願いしたくなる」プロ人材になり、多くのプロジェクトで活躍する循環が生まれるはずです。
(取材&構成:山田優子 提供元:株式会社サーキュレーション)
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